Nature


はじめに





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犬はジステンパーウィルスのような野生動物に重大な影響を及ぼす病原体を持っていることがあり、万一それが野生動物の間で感染拡大すると、大量死に至ったり、希少野生動物の場合は絶滅に至る可能性が、獣医学者から指摘されています。従って犬連れ登山には重大な問題があるわけです。

●犬はジステンパーワクチンを打っているから感染源にはなり得ない、というのはよくある勘違いです。ワクチンを一度接種したからといっても抗体価は変動するので発症を防ぐことはできても、感染を完全に防ぐことはできません。またジステンパーウィルスは、唾液などから飛沫接触感染もするので、糞を処理すれば感染を防げるわけでもありません。

●人間はよくて犬はなぜダメなんだ? という疑問もよく聞きます。確かに人間もいろいろな問題(オーバーユース等)があるのは事実です。しかし生態系に影響があるかないかで、立ち入りの可否が決まるわけではなくて、重要なのは、その影響がどういう性質のもので、どれくらいの影響が予想されるのか、という視点です。その視点から考えた場合に人間よりも犬の方がはるかに高いリスクが予想されるので山への連れ込みは遠慮してもらおうということです。
人間の場合、最も重大な影響が懸念されるジステンパーウィルスには感染しないので、人間が媒介して希少野生動物を絶滅の危険にさらすことは、今のところありません。

●実に困ったことですが、科学音痴のニセモノに共通するのは、「環境に影響がある=立ち入り・持ち込み禁止」と「環境に影響がない=立ち入り・持ち込みOK」という、どちらか一方の答えしか頭にない
二分法バカが多いということです。こういう定性と定量の違いすらも理解していない人間が、よくも環境問題を論評できるもんです。まったくもって噴飯物です。

●またジステンパーウィルスは、高山帯の希少野生動物だけに感染するわけではなくて、都市近郊にも棲むタヌキやイタチなどにも感染します。
つまり高山帯だけ犬連れを避ければ問題ないわけではなく、野生動物の生息域と重なる山間部の地域において犬の飼い方が今まで通りでいいかどうか、検証の必要すらあるという話なんです。過去には犬からジステンパーウィルスが感染拡大して、タヌキが大量死したと強く疑われる事例もすでに国内で報告されています。この例では遺伝学的な調査も行われて、犬から広がった可能性が高いとされています。

●犬にはワクチンを接種できても野生動物を一頭一頭捕獲して接種することが不可能なのはいうまでもありません。しかも、もし野生動物に感染すれば、彼らは山の中を動き回ってウィルスを撒き散らし、同種他種のほかの野生動物と縄張り争いなどで接触して感染を広げる可能性もあります。人間が管理している家畜と違い、野生動物の場合は異変を察知しにくく、察知できたとしてもできることは限られます。
万一、感染が広がれば、もはや人間の力で停めることはほぼ不可能です。また感染症というのは、数十年間何も起こらないかもしれないが、もしかしたら明日、何かが起こる可能性もないとはいえません。いざ感染が広がると爆発するように拡大する可能性もあります。
万一の事態を迎えたとき、アウトドアに犬を連れ出そうという宣伝をしてきた方々や犬連れ登山者全員は、必ずその結果責任をとらなければなりません。みなさんも彼らを特定できる個人情報を今のうちに記録しておきましょう。匿名の個人サイトでもわかる範囲で記録しておくことを勧めます。

●さらにいえば、犬連れ登山禁止看板がない山があったとしても、それは地元行政が調査検討した上で問題ないと判断して看板を設置していないのではなく、
行政の担当者もまだ何が問題なのかよく理解していない場合も多いのが実態なんです。つまり単に未調査・未検討なグレーゾーンということでしかない。グレーゾーンということは将来的に黒の結果で終わる可能性もあるということです。犬連れ登山禁止看板がなければ問題ないという判断をして犬を連れ込むのは問題があることになります。

●マタギの犬、ハンターの猟犬、山小屋が飼っている犬、山岳救助犬みたいな犬もいるじゃないか。だったら犬連れ登山も問題ない…と思う人も確実にいるでしょう。しかし、それが正しく聞こえるのは
典型的な文系発想ですね。山の動植物名をちょろっと覚えたとか、現地情報に詳しい程度のことでいっぱしを気取っているカスも実に多いわけですが、いくら「自分は自然や山に詳しい」と気取っていても、所詮は科学の基礎すらもよくわかっていないニセモノということがモロバレです。これらの犬も好ましくはないし、いずれ規制される可能性はありますが、これらの犬がいるからといって犬連れ登山の犬も許される理由には一切なりません。詳しくはこちらの記事参照。

●犬連れ登山の問題点について直接検証する能力がないカスのみなさんは、当然のことながら行政やメディアなどの反応でもって判断しようとします(彼らにはそれしか方法がない)。そして反応が鈍いのを見て「大して問題ないのではないか」と安心するわけですが、彼らが反応を伺っている方々も、ほぼ全員、微生物の知識どころか、科学リテラシーすらもなく、実は彼ら同様によくわかっていないだけなんです。
この問題は獣医学者や獣医師に広く認識されている知見によるものではなく、普段から野生動物に接して、その感染実態を知っている獣医学者や獣医師が中心となって懸念していることなんです。従って野生動物に接する機会がない専門家はこの問題の全体像を詳しく知りません。このことは重要な点です。

従って以上のことから考えれば、いくら犬連れ登山者が「自分はマナーを守っている」と宣言しようが、ペット連れ込み禁止になってない山だけを選んでいようが、要は感染症のリスクについて、よく理解もせずに山で犬連れ登山を見て真似する人も全員、マナーを守るとは限らないし、本来は犬を連れ込むべきではない未調査・未検討の山にも犬を連れて行くかもしれないことを考えれば、その実態がどうであろうとも犬連れ登山者というのは全員、野生動物のリスクを上げるだけの


「有害なバカ」


と断じるよりほかにないですね。このような有害なバカに自然環境のすばらしさを享受する資格は一切ありません。


●もし、本当に犬連れ登山に問題があるのなら、ヤマケイなどのアウトドア系メディアが、もっと取り上げているはずだ…と考える人もいるでしょう。しかし彼らが積極的に取り上げないのは、問題がないからじゃないんです。


ヤマケイは、自然環境よりも小銭稼ぎを優先する科学リテラシーすらもない無能ド文系メディア。「山と自然のトップブランド」を標榜する資格は一切なし

「山と自然のトップブランド」を標榜しているメディアが、ヘタすりゃ希少野生動物が絶滅するかもしれない犬連れ登山を理解しようとするだけで、もう完全にアウトです。しかも、そんな有害行為を宣伝する大バカ者・シェルパ斉藤 (斎藤政喜)の本を出して、この男の宣伝に荷担するなんてあり得ない〜!! 



ヤマケイは、犬連れ登山を理解しようとすることは希少植物の盗掘を理解しようとすることよりもはるかにヒドイ話ということすらも理解できない「ド文系メディア」。まさに「文系さんの盲目ぶり、ここに極まれり」ですわ。

ヤマケイの編集長や編集者といっても、ほとんどの一般登山者と同様に直接、中身を検証する能力はまったくないので(ド文系なのだから当たり前)、科学リテラシーすらもない、自分のカラッポな頭の中のイメージだけで判断するか、世の中の空気や流れを伺うことくらいしかできないわけです。でも、その空気を作っている大半の方々もヤマケイさんと同様のド文系さんなんです。しかも嗅覚も直感も鈍いとくりゃ、救いようがないですね。

実際、ヤマケイは過去に2〜3度取り上げてはいますが、いずれの記事も文系メディアがわかったような顔してテキトーに取り上げれば、かえって害でしかないことを証明するレベルでした。特に2009年1月号の記事なんか最悪で、微生物の知識ゼロの人物が書いていることがすぐにわかるお粗末で有害な内容でした。

あの記事を読んだ犬連れ登山者は、きっとこう思うでしょう。「やっぱり犬連れに問題はなかった。じゃあ、どこの山だって問題ないし、禁止されているところだって無視して犬連れで登っちゃおう」と。行政もあの記事の問題点に気づくような能力はありません。中には犬連れ禁止にしていた山の禁止措置解除をしたかもしれません。

私がせっかく2005年に著書のコラムで警鐘を鳴らしたのに、ヤマケイはそれを見事にひっくりかえしてくれちゃったわけです。でも、その記事は科学リテラシーもないスッカラカン編集部が、テキトーに専門家を選び、細菌とウィルスの区別すらもつかない無能ライターにテキトーに書かせた極めてお粗末な代物でした。でも一般読者にそのレベルの低さを見抜けるわけがありません。だってヤマケイ以上にスッカラカンなんですから。ヤマケイの記事には大きな間違いがあることを私はすぐに本項で指摘しましたが、私の指摘を読んでヤマケイの間違いを知った人はわずかです。ほとんどの人はヤマケイがそういうのだから正しいと思った可能性の方が高いでしょう。


ヤマケイさんはさすがに文系集団です。あんな記事を垂れ流しておいて平気なんですから。私から見れば「ヤマケイは相当に頭がおかしい」としか思えませんね。

もし、どこかの山で野生動物の大量死が発生すれば、その責任の一端は山と渓谷社にもあります。みなさんも、そのことをよく覚えておきましょう。



ヤマケイが、まとな記事で犬連れ登山を批判したくないのは、次の理由があると思われます。

@
出版社ってのは文学部出身者が一番多いんですが、彼らに細菌やウィルス知識がカラッポなのは当たり前で、実はややこしい科学の問題になるとお手上げ(ヤマケイにも限界がある)だからでしょうね。つまり一般登山者同様にやっぱりよくわかっていないだけ。Aヤマケイ自身も過去にアウトドアへ犬を連れ出そうという宣伝に荷担しているので、問題として取り上げれば自らの失態を認めることにつながる上に、最近では犬連れ登山を散々宣伝してきた大バカ者・シェルパ斉藤 (斎藤政喜)の本を出して金儲けをしたいので犬連れ登山を問題として取り上げたくない…などの裏事情があるからとしか思えません。つまりAのことからは…

ヤマケイさんの価値観としては、希少野生動物が絶滅する事態よりも自社のメンツや金儲けの方が重要ということのようです。

私は実際にヤマケイに電話し反応を確かめたのですが、ヤマケイは犬の病原体が野生動物に感染するということがどういうことなのか、まるで理解されていないようでした。それどころか反論らしい反論もなく、随分、呑気だなと呆れる発言もありました。加えて「ライターの資質の問題だ」とか、「専門に勉強した人のようにはいかない」といった言い訳が続きました。しかし前者は、それと同時に資質のないライターに仕事を発注した編集部の資質の問題でもあります。後者については、メディアがそれを言い訳にしたら終わりですよ。「専門に勉強した人のようにはいかないので、小誌の記事には、ひょっとすると重大な間違いがあるかもしれません」というのなら、メディアとしての価値はないも同然。

ヤマケイのメディアとしての姿勢に、私は大いに疑問に感じました。この電話で、ヤマケイのレベルが、大体わかりました。まさか、あんなものだとは思ってもみませんでした。正直、驚きました。


●ほかのアウトドア系メディアも似たり寄ったり。犬連れ登山を問題として取り上げないのは、擁護できる情報をもっているからではなくて、そもそも意味を理解していないし、実はいろいろな裏事情があって理解したくないからに過ぎません。希少野生動物が絶滅するかもしれない問題をスルーするどころか、それを懸念して、いろいろ行動している人たちの足を堂々と引っ張りに来るヤマケイが、自ら胸を張って「山と自然のトップブランド」って偉そうによくもいえるよな、というのが私の本音です。私の中では2012年にヤマケイというブランドは完全に終わっています。はっきりいってバカレベルです。こんなアホな出版社にデカイ面されたくないですね。


みなさん、こんなアホメディアを山と自然のトップブランドと思うのはやめましょう。ヤマケイは完全に「オワコン」です。かつてファンだった私としては実に残念なことですが、ヤマケイにそれほどの中身はありません。


2012年秋にあった「iPS細胞移植手術誤報問題」は、日本のメディアが、いかに科学に疎いかを世間に広く知らしめたわけですが、要はあれと同じようなことなんですよ。ヤマケイのような科学リテラシーもないメディアに対して、あたかも何かの権威であるかのようにその反応を伺うこと自体、馬鹿げていますね。いづれヤマケイの実態をさらに詳しく記事にします。


●アウトドアに犬を連れ出そうという宣伝をしてきた方々(野田知佑、シェルパ斉藤ほか)にしろ、それに与するメディア関係者などにしろ、彼らはほぼ全員、微生物とはなんら関係しない大学の出身者ばかりです。つまり細菌とウィルスの区別もつかないどころか、科学の基礎知識すらも十分に勉強したことがないにも関わらず、アウトドアに詳しいとか山岳情報に詳しいというだけで、自分たちもこの問題に関して、なぜかいっぱしの判断ができると思い込んでいる失笑レベル。知識がないので犬が保有する病原体のリスクを、せいぜいこんなものだろうと勝手に位置づけ(当然、自分たちに都合よく低めに)、その基準でもって大して問題ないだろうと判断している(笑)。そんな人間に犬の保有する病原体が環境へ及ぼす影響について正確な判断なんかできるわけがない。いかに救いがたいバカか、わかりますよね。

つまり彼らは、せいぜい自分たちに都合のいい情報や自分が漠然と抱いたイメージだけを元にして意見を主張することしかできないし、真っ正面から反論することもできないので、彼らに残された道は、敢えて犬連れ記事を出して悦に入ることくらい。しかし、それは同時に「野生動物がどうなろうと知ったことじゃない」と言ってるにも等しいわけですが、それさえもよくわかっていない。犬に問題がないといいたいのなら、しっかり根拠を揃えて反論すべきですが、彼らにそれができるわけがない。実に哀れで幼稚な方々です。やってることも人間としてゴミ同然です。

なるべく客観的な判断をしようと一応は努力するメディア関係者でさえ、自分では真っ正面から検証したり分析したりすることもできないので、まわりの反応を参考にしようとする。そして反応が鈍いのを見て、「大して問題ないのではないか」と勘違いしちゃうわけですが、自分たちが反応を伺っているのは、自分たちと同レベルの文系メディアばかりということにも気づいていない。まあ、本当のことをいって大変申し訳ないが、彼らは科学とは、どういうものかさえも理解していない。知らないから自分たちの立ち位置を客観的に認識できないし、ああいうバカレベルの判断を平気でしちゃう。彼らの知識は三流だが、メンツだけは一流なので余計に鬱陶しい。

●私は本サイトを開設した当時から、日本アウトドア犬協会などを名指しで批判していますが、彼らから一度も反論されたことがないですね。日本アウトドア犬協会は、イヌキン看板を立てた市町村役場に、あれほどしつこく質問攻めを繰り返していたのに、自分たちをボロクソに書いている私に、なぜか一度も反論メールを送りつけてきません。なぜ反論しないのでしょうか。何も知らないド素人集団が反論なんかできるわけがないのは、わざわざいうまでもないことです。

そもそもメールでアプローチできるようになっているにも関わらず、日本アウトドア犬協会に限らず、犬連れ登山を擁護したいゴミのみなさんからも、答えに窮する質問をされたことが一度もありません。すでに8年も批判を続けているにも関わらず…です。バカ丸出しの質問メールは何度かもらいましたが、それを見て私がいえるのは

犬連れ登山を擁護したい方々は全員共通して「ものすごいバカ」…という事実がはっきりしただけです。

犬連れ登山に関する意見メールで、「おっ、この人はなかなかやるな」という感想を持ったことが過去に一度だけありますが、それは犬連れ登山反対の立場の方からのものでした。従って議論の論点は犬連れ登山の可否ではなく、もう一段上の議論でした。かなりよく調べておられて、私は初めて感心しましたが、同じように感心するレベルの犬連れ登山擁護派からの反論や意見は、これまでタダの一度も寄せられていませんね。

●でも、さらにその根底にあるのは、科学を理解しているかどうか以前の問題として、日本人は論理に弱くて、イメージで判断していることが実に多いということです。本来、論理に弱い人に訴えても、何がどう問題なのかよくわからないでしょうね。それがわかるくらいなら苦労はありません。ヤマケイの犬連れ登山者を理解しようとする理屈を希少植物の盗掘に当てはめれば「珍しい植物を自宅で育てたい気持ちもわかる。法的に規制されていない山から絶滅しないように注意して採取すればOK」というのと似たようなもんです(むしろ万一の時は、野生動物が絶滅する可能性もある犬連れ登山の方が、盗掘よりもリスクが高いと考えることもできます)。文学部ヤマケイさん、これと犬連れ登山の擁護論と、どこがどう違うのかぜひ説明してください。犬という自分にとっていいイメージのものには、何の根拠もないのに自動的に3歩下がるって感じです(笑)。しかも、それで公平な判断をしたとでも思っているわけですから、もう、ため息しか出ません。これこそ普段からイメージでしか物事を考えていない証拠ですよ。

●専門家から否定意見が上がっても、それでもとにかく「まだ結論が出たわけではない」という結論にしてしまうネットなどでの意見にも呆れ果てました。これって、ちょっと思い込みも度を過ぎて、もはや「異常」のレベルでしょう。論理回路もなく、イメージ思考が骨の髄にまで染みこんでいるとしか思えません。特定の食品添加物に発がん性の疑いがある、という報告を聞いて「まだはっきりしていないから食べても大丈夫」って思うんでしょうか? なんなんでしょうね、このバカっぷりは。

犬連れ登山が問題ないように感じてしまう(「考える」ではないってことがポイントです)困ったちゃんは、生物学はもちろん、科学教育もろくに受けたことがないにも関わらず、登山やアウトドアをやってて現地情報や山の動植物名をちょろっと覚えたくらいのことで、自分もいっぱしの知識を有していると勘違いしている自信過剰な人が多いようです。そんなもんで、どうして完全素人が自信たっぷりに発言できるんでしょう?

 科学の問題を一般常識で考えようとしているところからして、もうすでに「イエローカード」なんですけど、なぜイエローカードなのか理解されているはずもないですよね〜。ご自分の半生をもう一度よく振り返った方がいいんじゃないですか? 「あれ〜オレって勝手にわかっている気になってたけど、どこかで科学や生物学の勉強したっけ〜?? う〜ん、そういえば高校の生物授業以外ではまったくしてなかったなー」。でしょうねぇ〜。鉄道ファンの多くが、鉄道の知識は自分こそ一番だと思い込んでいるのと同じですね。

犬連れ登山のようにアウトドアに犬を連れ出すことがあたかも素晴らしいことでもあるかのように大宣伝を繰り返してきたシェルパ斉藤や野田知佑、ビーパル編集部は、そういう意味では完全な素人です。

 野田は早稲田大学出身かもしれませんが、文学部卒で、生態系や感染症について専門家よりも詳しい知識を持ってるはずもなく、正しい判断ができるはずもありません。大学卒業後に勉強しているわけでもないのは、発言を読めばすぐにわかります。それを自分の的外れな信念と単なるイメージ、それに実は薄っぺらな知識だけで、「日本の犬規制は、すべて犬嫌いによるものだ」と断言する、もはや宗教の域に達している変な人ですよ(しかも作家という割には想像力もない)。シェルパ斉藤 (斎藤政喜)に至っては、生態系の意味すらも理解しておらず、「自分はまわりから仰ぎ見られるようになった」と自ら書いてのけるパーな人です(ご自分で書くくらいですから、きっとご立派なんでしょうww)。

 ご両人とも実は何も理解していないにも関わらず、いろいろチヤホヤされていくうちに自分もいつの間にかそれなりの専門家のように思い込んでしまったということでしょう。自分を素人だと認識している初心者よりも、よほどこういう人物の方がやっかいだと思いませんか。
 要はただのタレント商法なんですけど、野田は、もはや宗教臭さすら漂うゴミ雑誌・ビーパルから「賢人、賢人」とまるでどこかの宗教団体が教祖を持ち上げるが如くチヤホヤされて、ご本人もその気になっています。生まれてこの方、微生物による環境への影響について頭をかすめたこともない文学部卒の作家が自信満々に「日本の犬規制は、すべて犬嫌いによるものだ」とは、また何を勘違いしてるんでしょうかねぇ〜。こんな意見は浅学のほどがバレただけの噴飯物としかいえません。

野田知佑によると、白神山地や屋久島などの世界自然遺産のコアエリアで、環境省がペット連れ込み禁止にしているのも「犬嫌いによるもの」ということらしいです(大爆笑)。こんな超絶低レベル発言を自信満々にする有害ド文系作家のどこが「賢人」なんでしょうか? 有害ゴミ雑誌のビーパルさんよ


 まず間違いなくこの作家は細菌とウィルスの違いすらも理解していないはずです。反論できるのは、「自分には獣医師の知り合いもいて…」みたいなことをいうのがせいぜいでしょうが、そんな反論自体、すでに素人丸出し。素人さんには理解できないでしょうけど、真っ正面から反論できないところで、すでにアウトなんですよ。そんなものは反論のうちに入りません。そもそも科学リテラシーの欠けらもない作家やライターに真っ正面から反論できるはずもありません。

シェルパ斉藤 (斎藤政喜)と野田知佑、ゴミ雑誌ビーパルとは、わかりやすくいうと「長年に渡り、野生動物と犬の双方を危険にさらす行為でもって金儲けをした」ということにしかなりません。

 彼らに悪意はなかったでしょうが、無知でした。まわりからチヤホヤされて、世界中の川をカヌーで下ったとか、世界中のトレイルを歩いたというだけで、本来は科学の基礎知識すらもない人物に判断できるはずもない環境への影響について自分でも判断できると勘違いして専門家気取り。そんな彼らを使って商売をし、せいぜい希少植物の盗掘や踏み荒らしくらいのことで威勢のいいことをいって正義漢ぶっている程度の、どこまでも鈍いビーパルやヤマケイなどの無能アウトドアメディアだけでなく、彼らの実態に気づく能力がゼロなのはいうまでもない一般アウトドア愛好者たちも一緒になって彼らを持ち上げて、彼らの有害活動と生活を支えています。これをマヌケといわずして何というのでしょうか。まさに「バカここに極まれり」です。

 でも、近年の口蹄疫や鳥インフルエンザなどの報道を通して、ようやく「あれ?」とピンときた人もいらっしゃるんじゃないですか。テレビなどでも「ワクチンは発症を防ぐことはできても感染を防ぐことはできない」という専門家の発言もありましたから、日本アウトドア犬協会の主張がデタラメだったことも証明されました。でも残念なことに、そういう報道があっても、まだピンときていないアホゥもきっとたくさんいらっしゃることでしょう。理解が足らない場合は説明して何とかなりますが、頭が悪い場合はもう対策のしようがありません





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■犬連れ登山反対派のみなさん必見です。私が知る犬連れ登山問題に関わる、呆れ果てる実態をすべて暴露します。

日本の山岳界にはびこる有害ゴミの実態を徹底実名公開


 
犬連れ登山問題を取り巻く状況がよくわかる

有害人物に関するQ&A NEW


 
■私がBE-PALをゴミ雑誌と批判する理由

記事1 専門家に犬連れ登山の問題点を記事にしてもらった翌月、なぜか突然、仕事のオファーをしてきたBE-PAL


 
■犬連れ登山の何が問題なのか、よくわからない人は…

(例)こんな記事があります
  Q犬から野生動物に病気が感染した事例はあるの?
  Q日本アウトドア犬協会の質問攻めってどうなの?
  Q日本アウトドア犬協会・河本勝昭事務局長ってどうなの?
  Q愛犬が山で変な病気に感染したけど、誰の責任?
  Q東京都が高尾山の犬連れ登山禁止看板を撤去したって聞いたけど
  Q山岳パトロール犬がいいのなら犬連れ登山もいいのでは
  Q『山と渓谷』誌が犬連れ登山を記事にしていたけど


犬連れ登山問題の 疑問に答えるQ&A

 
■実際に山で犬連れ登山者を見かけた時のために…


2021年1月 記事2点追加

 
■以前書いていた記事です…

(例)こんな記事があります
  皆さん、犬連れ登山者ってどういう人かご存じですか
   BE-PAL2007年11月号・野田知佑のピンボケ意見
  相変わらずショボい犬連れ登山者の意見
  BE-PALの犬連れ登山関連記事について編集部に電話して聞いてみました



犬連れ登山問題 その他の記事

 
■コラム 

Column1 犬連れ登山問題をみんなで考えようと呼びかけるのは正しいか

Column2 犬連れ登山者と一般登山者の判断傾向を確証バイアス、集団極性化、右脳的思考という3つの用語で説明する

Column3 口蹄疫問題を見れば、日本アウトドア犬協会の大ウソが実によくわかる

Column4 犬連れ登山は本州もエキノコックス感染エリアにする危険性がある NEW



■犬連れ登山者からのメール大公開!!

その1 京都大学大学院修了の54才会社経営者Tさんのご意見 NEW




 


犬を連れて歩く登山者/静岡県・天城山にて

犬連れ登山を考える