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よ〜く探さないと気づかない
コシノコバイモ

ユリ科
Fritillaria japonica 
var. koidzumiana
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 名前は、「越の小貝母」で、「越後のコバイモ」の意味。新潟県をはじめ、北陸地方や福島県、静岡県にも分布するユリ科バイモ属の多年草。3〜4月、山地の林内で、自らの葉に少し隠れるようにひっそりと目立たない花を吊り下げるので、注意しないと見落とす可能性が高い。花被片には紫色の斑紋が入り、縁には突起が多い。
 かつてはコバイモでまとめられていたが、30年ほど前から細かく分けられるようになった。本種のほかに山梨県や東京都に分布するカイコバイモ、愛知県や岐阜県などに分布するミノコバイモ、四国に分布するトサコバイモなどがある。

関連情報→本サイト植物記「イズモコバイモ」「ホソバナコバイモ」「ミノコバイモ



新潟県新潟市・五ヶ峠に咲くコシノコバイモ



  
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