山で見かけた変わったもの4
~貸し出しヘルメット~ 大分県別府市・由布岳
撮影年月日:2014年11月29日
日本二百名山にも数えられる由布岳の正面登山口に行った際に珍しい貸し出し品があった。登山口における、ありがちな貸し出し品といえば、やはり「杖」だろう(参照「貸し出し杖」)。ところが本項・山岳記でも過去に「熊除け鈴貸し出し箱」を取り上げたように、ちょっと変わった貸し出し品も存在する。この登山口にあったのは、貸し出しヘルメット。6個が写真のように掛けてあり、登山者が借りて利用できるようになっていた。
この日は、晴れの土曜日(現地到着時は曇った)で、登山者の車で駐車場は8割くらい埋まっていたが、6個すべて揃っていたので借りている人はいなかったようだ。ただ、揃っていること自体、誰も持ち帰っていないことの証明でもあり、日本らしいと思った。諸外国であれば、いくら高価ではないヘルメットでも、すぐに盗まれるだろう。近年、日本人のモラルも劣化している印象ではあるが、こうした地元の気遣いが、これからも問題なく成立する社会であってほしいものである。
|
|

ヘルメットには手書きで「大分県」とあったので、県が用意したものだろうか。もしかすると落石等で登山者が頭部を怪我する事故が発生したことを受けての対策かもしれない。
|