Nature

一種一種、植物を取り上げて、その植物にまつわる話題を写真とともに紹介します。

なお営利目的はもちろん、個人的な利用も含めて、本ページ写真の無断使用はご遠慮下さい。

  
 CONTENTS 
 
   
 
植物記
<<前のページ 次のページ>>
淡紫色の花が愛らしい
ヤマルリソウ

ムラサキ科
Omphalodes japonica
…………………………………………………………………………………………………

 ヤマルリソウは山瑠璃草と書き、まさにルリ色の小さな花を咲かせる。ムラサキ科ルリソウ属の多年草で、本州の福島県以南、四国、九州に分布し、春の山野で時折見かけるかわいらしい野草だ。花は径1センチほどで、初めは淡紅色だが、のちにルリ色に変わる。花の中心には、花冠裂片の基部に白い鱗片が並ぶ。
 なお、山で見かけるなかまとしては、ほかにエゾムラサキなども知られる。ヤマルリソウと同様にルリ色の花が美しく、初夏の上高地には多い。また園芸用に栽培されるワスレナグサもよく似ている。こちらはヨーロッパ原産だが、観賞用に輸入され、今では野生化しているものも見かける。

関連情報→本サイト植物記「エゾムラサキ」「ルリソウ

 
広島県東城町(現・庄原市)の山で見かけたヤマルリソウの花序(左)。花期の草姿。神奈川県厚木市(右)


花のアップ。東京都八王子市