花は、後に距まであってスミレによく似ているが、スミレのように5個の花弁から構成されているわけではなく、ひとつの花冠が切れ込んでいるだけである。長野県小諸市・黒斑山。
長野県長野市・戸隠山。
水がしたたる岩壁に点々と生えるムシトリスミレ。長野県長野市・戸隠山。
ムシトリスミレは、草むらの中に生えることも多い。長野県山ノ内町・裏岩菅山。
横から見た花。後には細長い距が突き出す。北海道夕張市・夕張岳。
花冠内側の下部には白い腺毛が生える。まるで半透明のビーズ6〜7個を連ねたような形をしているのがわかる。長野県山ノ内町・裏岩菅山。
葉の表面から分泌される粘液によって捕らわれた虫。長野県長野市・戸隠山。
葉の表面のアップ。白い点々が粘液を分泌している腺毛。ところで葉の縁がめくれ上がっているのは、粘液で十分に捕まえられなかった虫が逃げにくいようにとか、あるいは養分を吸収中の虫の死体が、雨で流れ落ちないようにという意味でもあるのだろうか。北アルプス・八方尾根。
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