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ピンク色の絨毯のように大きな群落を作ることも
エゾノツガザクラ
ツツジ科
Phyllodoce caerulea
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  北海道と東北地方の高山に生えるツツジ科ツガザクラ属の常緑矮小低木。雪渓沿いの斜面に生え、大雪山では大きな群落を作る。似たなかまのうち、白い花を付けるのは主にアオノツガザクラ(正確には黄色がかった白色)だが、本種の白花品・シロバナエゾノツガザクラがあるほか、アオノツガザクラとの雑種ともされるコエゾツガザクラ(var. yezoensis )やオオツガザクラなどもあるので注意が必要だ。本種の花冠は、やや長めで紅紫色をしており、花冠から花柱がわずかに出るなどの違いがある。コエゾツガザクラの花冠は丸く、花柱は花冠から出ずに外からは見えない。

 写真は、8月初旬の大雪山で見かけた見事な群落。まるでピンク色の絨毯を敷いたかのように覆っていた。しばらくカメラを構えて連写したのはいうまでもない。

関連情報→本サイト植物記「オオツガザクラ



この写真ではわかりにくいが、壺状の花冠から花柱が少し出ている。大雪山にて。


大雪山の斜面を見事に覆うエゾノツガザクラの大群落。奥の白い花はチングルマ。



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一種一種、植物を取り上げて、その植物にまつわる話題を写真とともに紹介します。

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