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雪田草原を鮮やかに染める
ハクサンコザクラ

サクラソウ科

Primula cuneifolia
 
var. hakusanensis
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 飯豊連峰や谷川連峰、北アルプス北部、白山などに咲くサクラソウ科サクラソウ属の多年草。雪田草原や湿地帯などに生え、6月下旬〜7月下旬に鮮やかな紅紫色の花を付ける。葉には9〜25個の鋸歯がある。名前はもちろん「白山」に因む。
 高山性のサクラソウのなかまでは、一番見かける機会が多い。もちろん私の場合だが、首都圏の登山者なら同じだろう。ハクサンコザクラの見られる山としては、会津駒ヶ岳、火打山、白山などがあり、一昨年(2009年)訪れた平標山〜仙ノ倉山間の稜線には多かった。

関連情報→本サイト植物記「エゾコザクラ」「ミチノクコザクラ



火打山・天狗の庭に咲くハクサンコザクラ。この年はこれくらいだったが、当たり年にはびっしりと覆うこともあるようだ




ハクサンコザクラ。(左)。花のアップ(下)。どちらも新潟県・平標山〜仙ノ倉山間の稜線で



  
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