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実家の庭に時々現れる
ニホンアマガエル

Hyla japonica
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 ニホンアマガエルは、アマガエル科アマガエル属のカエルで、日本全土で広く見られる普通種。実家の庭にも昔からよく姿を現し、子供の頃、近くの草むらでまだ小さい成体を何度か見つけ、その度に「あ〜、かわいい」と手に取ったり、さんざんいじりまわしたものである。
 飼う気はなかったので、夕方になって仕方なく元の草むらに解放してやると、皮膚表面が乾き、子供の目で見ても疲労困憊しているのがわかるほどになっていて、「かわいそうなことをした」と反省し、以後は見つけてもいじらなくなった。

 その後、実家周辺の環境はそんなに開発が進んでいないこともあるのか、近年も実家の庭で、子供の頃に随分ご迷惑をおかけしてしまったニホンアマガエルの子孫かもしれない個体と時々、遭遇する。

 近くに池があるので、そこからぴょんぴょんと飛んで来ているだろうと思っていた。しかし、ネットで調べてみると、Wikipediaには「カエルは水辺に住むものと思われがちだが、ニホンアマガエルは樹上での生活に適応していて、水辺の植物の上や森林などに生息する」と書かれていた。あー、そうなんだ。だから池から少し距離があって、周辺にも庭の中にも木々が生い茂っている実家の庭にいても不思議はないんだな。

 知らなかったが、ニホンアマガエルの皮膚には、細菌などから守るために弱い毒が分泌されており、手で触るだけなら問題ないが、その手で目や口を擦ったりすると激しい痛みを感じ、目に入っ場合は失明することもあるそうだ。いじりまわした時に目を擦らなかったので何もなかったが、実は危うかったようだ。

関連情報→本サイト動物記「青いニホンアマガエル」「モリアオガエル


 


実家の菜園、サトイモの葉っぱの上に貼り付くニホンアマガエル。



上の写真と同個体。カエルとしては珍しくもない普通種だが、なんともいえない愛らしさがある。



小雨降る日、実家の菜園のメイヤー(レモンの品種)の葉上にいた別個体。上の個体と違って体表の模様に違いがある。実家周辺の狭いエリアに生息するニホンアマガエルにも何系統かあるんだろうな。






 
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山で出会った動物について話題や体験談を紹介します。ここでは昆虫類や両生類なども含めて動物全般を広く扱います。

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