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実家のソメイヨシノでドラミング
コゲラ

Dendrocopos kizuki nippon
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 コゲラはキツツキ科アカゲラ属の野鳥。まだら模様の羽色が特徴で、日本産キツツキの中では一番小さい。

 コゲラといえば30年ほど前、当時、実家の庭にあったポプラに巣穴を掘り、営巣したことがある(本サイト動物記「庭の木に巣をかけた鳥たち1」参照)。それ以後も稀に飛来していたが、一瞬のことでカメラを構えることはできなかった。

 ところが、昨日の朝、いきなり3羽が飛来し、菜園やカリンの木を移動しながら、しばらく滞在。中でもソメイヨシノの木が大きいせいか、気に入ってくれたみたいで、かなり長時間に渡って枝から枝へ移り、あるいは幹にとまってドラミングするのを繰り返した。そのため撮影が可能となった。コゲラはつがいや家族で行動を共にするらしいので、うちにやってきたのもそうなのだろう。

 コゲラのほかに、エゾコゲラやシコクコゲラ、キュウシュウコゲラなどの亜種が知られるらしいが、Wikipediaによると「本州・四国・九州の亜種どうしは連続して変化しており、境界は不明瞭または未確認」とある。広島県のコゲラはどの亜種に該当するのかよくわからないが、広島大学デジタル自然史博物館のサイトによると、宮島に棲息するのはコゲラのようだ。とりあえず、それに従って本項でもコゲラとした。

 

実家のソメイヨシノにとまるコゲラ(上・中・下とも)。








 
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