File No.021
車用折りたたみテーブル 改良編

 車にテーブルがあれば何かと便利だ。メーカーのオプションにないテーブルを自作したいと思っている人が多いのだろう。本項「作る!」で、実は最もアクセスが多いのが、「File No.013 車用折りたたみテーブル」。このページをアップしてから、もうかなり経過しているが、実は、その直後に実際のテーブルには部分改良を加えていた。どこをどこ変えたのか、参考までにご報告しておこう。

 実際に使ってみて、やがて問題が生じたのが、実はラダーストラップ。うまく固定できたのは最初のうちだけで、じきに自然に緩むようになってしまった。そこで固定方法をストラップバックルに変更した。ラダーストラップとの違いは、ツメの上げ下げでストラップの固定−開放ができること。つまり、ストラップを引いて、このストラップバックルのツメを下げれば、がっちりと確実に固定できるのだ。これに変更してから、こうした問題はまったく発生しなくなった。ストラップバックルについては、本サイト「仕事・取材グッズ」お勧めの一品欄にも紹介があるので、ご参照のほど。
 次に「車用折りたたみテーブル」ページでも触れた固定用の折りたたみ脚は、不要なので取り外した。これで足もとがすっきり。
 さらにオマケにつけたのが、枠の左側に写っているゴム付きフック。スーパーやコンビニで買い物をしたあと、レジ袋を車のフロアや助手席などにそのまま置いておくと、ブレーキをかけたときに中のものが転がり出したりして不便に感じることが多かった。そこで、普通のレジ袋の高さより若干高めの位置にくるようなフックを考えたのだ。ゴムなのでレジ袋の大きさの違いにも対応しやすいし、これでレジ袋をやや上から引っ張るようにしてフックにかけておけば、中身が転がり出すこともない。このゴム付きフックは、100円ショップで売っていた荷物固定用のゴムバンドで、ちょっどよい長さに切断するだけで、あとはフックもついているので、そのまま使える。
 これって我ながらグッドアイデアだと思っていたら、何年か前の朝日新聞の「休眠特許」欄で同様のアイデアが紹介され、すでに特許を取られていることを知った。ただ、基本的なアイデアは同じだか、新聞に載っていたフックのしくみは少し異なるようだった。私としては、ゴムの方が簡単な上に丈夫で、しかも伸び縮みする点も便利だと思うが、テーブルのない車の場合は、ゴムの取り付け方に工夫が必要かもしれない。このフックは、買い物の度に使用しているが、これを使うようになってから中身が転がり出すこともなくなり、大変便利になった。

関連情報→本項「作る!」車用折りたたみテーブル 折りたたみ拡張天板

  


見た目はほとんどわからないが、助手席とテーブルの枠を固定する方法をラダーストラップからストラップバックルに変更した。左側に写っているゴム付きフックが、レジ袋用に新たに取り付けたものだ。

 
テーブルを出したところも、改めて撮影しときました。前回掲載の写真よりも、こっちの方がわかりやすいかも(左)。レジ袋フックの使用例。こうやってレジ袋の取っ手にフックをかけておけば、中身が飛び出すこともないってわけ。テーブルを作った人は、ぜひこれも付けとくといいですよ(右)。
 
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