Nature
山岳記
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危なっかしい岩 奥秩父・廻目平など

撮影年月日:2008年10月19日など

 昨年秋、取材で奥秩父の廻目平へ。紅葉シーズンの休日ということもあって、キャンプ場は大賑わい。朝日を浴びる駐車場に車を置き、写真を撮っていて、ふと近くの稜線上におもしろい岩があることに気がついた。それが左下の写真。岩の上にそれよりもひとまわり大きな岩が載っており、付近に登山道があるかどうか不明だが、なんとも危なっかしい。大地震でも発生すれば、ゴロンと落ちそうだな〜。一方、右下の写真は乗鞍岳で見かけた岩で、円柱形の1個の岩のようだが、拡大すると完全に分断しているように見える割れ目が入っていて、やはり何かのはずみでゴロンとなりそうである。
 本サイト「山岳奇譚・山にある不思議な岩」で紹介した岩手県遠野市の「続岩」や群馬県東村(現・みどり市)の「相輪塔」も、やはり危なっかしい岩である。また三重-滋賀県にまたがる御在所岳(だったと思う)には、もっと危なっかしい岩もあるらしい。それは、岩の上に載っている岩が倒れかけて、隣の岩に斜めによりかかっているというもので、結構有名らしい。


廻目平から見える「危なっかしい岩」(左)。乗鞍岳の「危なっかしい岩」(右)

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屋久島・宮之浦岳で見かけた「危なっかしい岩」。岩塔の上にさらに岩が乗っている。


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