山のハシゴ 北アルプス・焼岳
撮影年月日:2005年9月15日
山では、登山者が通行しやすいようにハシゴが設置されていることがある。ただ、この手の通行補助設備で最も多いのは階段で、これに鎖やロープが続く印象である。登山道の階段については、また別途取り上げるつもりだが、ハシゴは階段や鎖場と比べれば圧倒的に少ない。やはり、その性質上、ある程度の段差があって急な場所に設置され、当然のことながら、置いてあるだけではなく、ワイヤーやその他の部材でしっかりと岩などに固定してある。
例えば北アルプスの焼岳には、上高地〜新中尾峠間に1ヶ所、かなり長いハシゴがあり、特に下山コースとした場合。ハシゴの上から見下ろすと、高度感があって結構怖い。トップ写真はそのハシゴを2005年に撮影したもので、アルミ製の市販ハシゴ3基を連結してワイヤーで固定してあった。現在はまた状況が変わっている可能性も高いが、さらに以前にはもっとしっかりしたものが設置されていたこともある。その下に掲載した写真が、1994年に撮影した同じ場所のハシゴ。この頃は鉄製のハシゴで、複数のL字鋼材で岩に固定された強固なつくりだった。これほどのハシゴでも厳しい自然環境にさらされて劣化したのだろう。その後、アルミ製ハシゴに交換したと思われる。
関連情報→本サイト山岳記「鎖場」
|
|

上高地〜新中尾峠間にある高さ7〜8メートルはありそうなハシゴ。私は過去の焼岳登山ではすべて下山コースとして通過しているので、ここは降りたことしかないが、長いアルミ製ハシゴが3基連結してあり、通過時は毎回、緊張した記憶がある。

1994年に撮影した同じ場所の状況。この時は、手すりまで付いた、しっかり固定された鉄製ハシゴだった。

同じハシゴ。ちょっとブレているけど、鉄工所に特注したであろうハシゴであることがわかると思う。こんなハシゴでも劣化しちゃうだね。

早池峰山山頂手前にあるハシゴ。2連になっているのは登り用と下り用だろうか。撮影は1995年。

庚申山で遭遇した狭い岩の隙間に設置されたハシゴ。鉄製だが、上の早池峰山のハシゴと同じで、各踏み桟には関節があって、可動するタイプだった。実はこの手前には階段があり、さらに手前には桟道が接続してあり、険しい岩場続きの庚申山らしいコースだった。撮影は2012年。
|