<<前のページ | 次のページ>>

樹氷 広島県庄原市・比婆山連峰

撮影年月日:2016年3月15日

 樹氷は、主に冷えた木の枝に過冷却水滴が吹き付けられ凍結して生まれるが、やがて先太りした尾鰭(おびれ)状になる。一晩で20cm以上も成長することがあるという。空気を含むために白く、時に雪片も巻き込んで木々はホワイトツリーと化す。なお、似たものに霧氷があるが、Wikipediaには「霧氷は樹氷、粗氷、樹霜の3つの総称」とある。

 私の過去の経験では、11月下旬に蝶ヶ岳登山口の三股に行った時に遭遇した樹氷の森が最も素晴らしかった。ほかにも帝釈山や北八ヶ岳、比婆山連峰などでも見ているが、やはり青空を背景としたコントラストを楽しめる快晴の時こそ、樹氷一番の魅力といえるのではないか。

関連情報→本サイト山岳記「エビのしっぽ



3月の比婆山連峰・烏帽子山で遭遇した樹氷。青空を背景に見事だった。



同じく烏帽子山の樹氷。幹にも樹氷が付着している。



長野県安曇野市(撮影時は堀金村)。北アルプス・蝶ヶ岳登山口の三股で偶然に出会った樹氷の森。実に素晴らしい光景で、登山するのも忘れてしばらくカメラのシャッターを切り続けた。



同じく三股の樹氷。絵になる光景ばかりだった。



北八ヶ岳は晩秋や厳冬期、春にも登っているが、これも12月初旬。北八ヶ岳・中山山頂付近で撮影したもの。あたり一面の木々は樹氷に覆われ真っ白だった。



福島県と栃木県の県境に位置する帝釈山山頂から見た樹氷。尾根の一角だけが樹氷で白く化粧されていた。撮影は1990年10月下旬。



比婆山連峰・烏帽子山の樹氷を拡大してみた。枝の一方向に樹氷がきれいにのびていることがわかる。写真右側から風が吹き付けて樹氷を発達させている。



三股で拡大撮影した樹氷。枝に過冷却水滴が付着すると微細な氷が凝集して針状あるいは尾びれ状の塊となり、樹氷を発達させる。



過冷却水が吹き付ければ、枝でなくても樹氷が発達する。樹氷は何も木の着氷だけを指すのではないが、この場合は岩の表面ではなく、岩上の枯れた草に樹氷が生じていた。これも三股で撮影。



帝釈山山頂の樹氷。




 CONTENTS 
 
   
 

Nature
山岳記