山で見かけた変わったもの1
~小規模発電所~ 熊本県小国町
撮影年月日:2014年11月5日
山や登山口で見かけた変わったものを取り上げる連載を始めたい。これまでも山で見かけてビックリしたり、謎に感じたりしたものを紹介する「何だ!? コレ」を続けて来たが、そこまでじゃないけど、「へぇ~。そんなものがあるのか」程度に、ちょっとだけ目を止めたものって結構ある。それを折々にピックアップする。
まず第一回目は小規模発電所。発電所というと、大きな水圧鉄管が山へとのびる水力発電所をよく見かけるが、もっと小規模なタイプの発電所のこと。近年、出会う機会が少しずつ増えてきた感がある。
例えば熊本県小国町では、地熱を利用して発電する「小国まつや発電所」があった。場所は涌蓋山の西麓、はげの湯温泉。登山口から少し下ったところにあり、解説板によると温泉の源泉から噴出する余剰蒸気を熱源として媒体を加熱し、それによってタービンを回して発電するしくみになっているらしい。発電出力は60kw。
こうした建設コストが比較的かからない小規模発電所で地域の電力需要を少しでも賄おうという取り組みなのだろう。例えば木質バイオマス発電では、小規模の方が燃料の集荷範囲が狭くてすむ等のメリットがあるそうだ。また小規模水力発電所を作って地区の電気を賄い、さらに余剰分を電力会社に販売して年に300万円も利益を生んでいるような成功例もあるらしい。
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はげの湯温泉の地熱を利用して発電する小国まつや発電所。

その解説板。「ここ涌蓋山周辺は、日本有数の地熱地帯でもあり、豊かな自然エネルギーを有効活用し、地球に優しく、持続可能な地熱発電事業に取り組んでいます」とある。

滋賀県大津市。比良山系の登山口にあった比良マイクロ水力発電小屋。同様の発電小屋が複数、谷沿いに連なり、合計101.92kwhの発電出力があるという。撮影は2011年。

鹿児島県屋久島・白谷雲水峡入口に建つ白谷雲水峡ミニ水力発電機棟。撮影は2014年。
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