山の郵便局 埼玉県秩父市
撮影年月日:2009年11月4日
取材のため埼玉県秩父市の山間部を走っていた時に偶然目にしてカメラを向けたのが、トップ写真の秩父鉱山簡易郵便局。車のガラス越しに撮影したので、反射光が写っていて、あまりいい写真ではないが、今時、これほどまでにノスタルジックな風情を残した郵便局も珍しいと思った。グーグルマップで検索すると、すぐに出てきた(位置リンク)が、残念ながらその後、廃業したらしい。奥秩父の、かなり山奥の地区だけに鉱山関係者が利用するだけの郵便局であったに違いない。
秩父鉱山簡易郵便局は、それでも「山の郵便局」というよりも「山間部の郵便局」だが、正真正銘の「山の郵便局」も存在する。そのひとつが北アルプス・乗鞍岳。標高2702mの畳平にある乗鞍山頂簡易郵便局(位置リンク)だ。エコーラインやスカイラインが開通し、観光客が増える夏山シーズン(2024年度は7月10日~8月20日だったが、過去には6月10日~10月10日だったこともある)だけの季節営業する郵便局で、ここでしか買えない登頂記念風景印を押した切手・ハガキセットも販売されていた(2005年当時。一番下の写真)。同様の郵便局は、ほかにも富士山頂郵便局、立山山頂簡易郵便局、白馬山頂簡易郵便局、白山山頂郵便局があり、標高で比較すると、富士山本宮浅間神社奥宮の社務所に併設される富士山頂簡易郵便局が最も高い場所にある郵便局といえそうだ。
乗鞍山頂簡易郵便局は、かつて売店の一万尺建物内にあり、掲載した写真はその時のものだが、その後一万尺がなくなり、現在は隣の銀嶺荘内に移転している。そのため写真の窓口は今は見られない。
|
|

秩父鉱山簡易郵便局。撮影は2009年。現場に続くアクセスを考えると「こんな場所に郵便局があるとは!!」と驚くほどの山奥である。かつては、ここで貯金もできたし、ゆうパックも送れたし、年賀ハガキも販売されていたわけだね。廃業したのは残念。

乗鞍岳・畳平。かつて売店の一万尺内にあった乗鞍山頂簡易郵便局。撮影は2008年。

同簡易郵便局で買った登頂記念風景印の切手とハガキセット。撮影は2005年。
NEW

立山山頂簡易郵便局で販売されていた立山連峰越えの通行証明書と登山証明書。撮影は2005年。
|