Nature
山岳記
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ピラミッド型の山 秋田県鹿角市・黒又山

撮影年月日:2008年6月8日

 山麓から望むとピラミッドみたいに見えることから、人の手が加わったとされる山は各地にある。中でも最も古くからいわれていたのが、広島県庄原市の葦嶽山で、確かに中腹には加工されたとしか思えない岩があるので、何らかの遺跡なのだろう(本サイト「山岳奇譚・山にある不思議な岩」参照)。ほかに秋田県鹿角市の黒又山もそういわれ、地中に階段状の地形が確認されているという。
 本当のところはどうなのか、まだまだわからないにしても、確かに美しいピラミッド型の山というのは全国にいくつか実在する。中でも極めつけが宮城県仙台市の函倉山といわれ、地形図の等高線を見ても確かに明瞭な四角錐状をしている。



畑が広がる山麓から望む黒又山。クロマンタとも呼ばれ、アイヌ語説もあるそうだ



富山県立山町の尖山もそのひとつ。ピラミッド型というには、やや弱いが、見事な「とんがり」ぶりである



仙台市青葉区、国道48号と457号の交差点南側にそびえる函倉山。地形図に山名は書かれていないが、この四角錐に近い山体は見事としかいいようがない。これほどの地形が自然にできるものなのだろうか。ちなみにグーグルマップの航空写真を見ても、その四角錐ぶりがよくわかる→こちら
山頂の位置=[38°16′52″][140°41′17″]




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