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葉の縁などに毛が多いので「毛蝦夷黄菫」
ケエゾキスミレ
スミレ科
Viola brevistipulata subsp. hidakana var. yezoana
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  大雪山系や夕張山地、日高山脈に生えるスミレ科スミレ属の多年草で、オオバキスミレに近く、分類上はエゾキスミレの変種にあたるが、山渓ハンディ図鑑増補改訂『日本のスミレ』によると、本種が超塩基性岩の影響で変型したものがエゾキスミレとの記述がある。
 花はオオバキスミレとほとんど同じだが、葉の縁や葉脈上に毛が多く、3枚の茎葉を輪生状につけるのが特徴だ。高さ10〜20センチ。花期は6〜7月。
 以下の写真は、7月中旬に夕張岳で見かけて撮影したケエゾキスミレ。付近にはよく似たフギレキスミレも生えていた。

関連情報→本サイト植物記「キスミレ・キバナノコマノツメのなかま



夕張岳に咲くケエゾキスミレ。見慣れたオオバキスミレと間違いそうだ。葉の縁に生える毛に注目。



  
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