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花序はコンパクトな散房状で、上萼片は円錐状。また茎葉は中裂する



和賀山塊に由来する
ワガトリカブト

キンポウゲ科
Aconitum okuyamae 
var. wagaense
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 和賀山塊・羽後朝日岳山頂付近の風衝草原で見い出され、1999年にウゼントリカブトの陽地型新変種として発表された。『和賀山塊の自然』(和賀山塊自然学術調査会)によると、ウゼントリカブトと比べて上萼片の形は同じだが、本種は茎が直立し、花数が少なく、花序がコンパクトであり、茎葉の質が厚いという違いがあるとのことだ。その後、蔵王連峰の不忘山でも見つかり、広い範囲に生育する可能性も指摘されている。
 写真は、2003年9月初旬にその不忘山で撮影したワガトリカブトである。

関連情報→本サイト植物記「トリカブトのなかま

  
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