屋久島・奥岳の登山道を彩る
ハナヤマツルリンドウ（ハゴロモツルリンドウ）
リンドウ科
Tripterospermum distylum
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屋久島中央部にそびえる奥岳（宮之浦岳や永田岳など標高1800ｍ以上の山々の総称）に生える屋久島の固有種。花期は９～11月で、この時期、宮之浦岳の登山道をたどれば、頻繁にその姿に出会う。
北海道～九州に分布するツルリンドウに比べて花が大きくて見栄えがある。そのため、きれいな株を見つけると、ついついカメラを向けてしまう。
ツルリンドウの果実は液果だが、本種は蒴果となるのが大きな相違点。また名前は「花山蔓竜胆」で、1985年に花山林道で見つかったことから。「羽衣蔓竜胆」という別名もある。
先月下旬（2006年9月）、宮之浦岳へ登ったのだが、主に見たかったのが本種とヤクシマリンドウ。本種は予想以上に多かったので拍子抜け。でも後者の方は、やはり見つけることはできなかった。そもそも正午まで雲が多く、景観写真を撮ることに気をとられ、あまり熱心に探さなかったというのも大きいのだが。仮に見つけられても花期としてはやや遅かったかもしれない。まぁいいや。いつかまたチャレンジしよう。
関連情報→本サイト植物記「ツルリンドウ」
屋久島・宮之浦岳、ヤクザサの中に咲くハナヤマツルリンドウ。
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