Nature
2025年7月28日(月)
今日の一枚(34)

 ゴーヤに巣を作っていたナガコガネグモの幼体。自らを目立たなくするためか、中心はまるで綿のように重ねられていた。おもしろいのは、二重三重に取り囲むジグザグの太い糸で、これを白帯とか隠れ帯と呼ぶらしい。細い糸だけでも十分な気がするが、わざわざ追加するということは、これも何か意味があるのかな。

 ところで周辺の糸が細い一本線なのに対して、白帯の糸は複数の糸を束ねて作られているように見える。つまり、糸を一本だけにしたり束ねたりと自在に操れるのだろうか、と予想してネットで調べてみたところ、クモの腹部末端には糸を出す突起がひとつではなく複数あるらしい。なので糸を束のように吐き出すことも可能のようだ。しかも白帯が、ほぼ左右対称でバランスがとれていることにも感心する。



2025年7月23日(水)
ヒグマ
 北海道福島町で新聞配達員の男性がヒグマに襲われて亡くなられたとの報道は衝撃だった。福島町といえば、2021年と2023年にもヒグマによる犠牲者が出ている。今回は住宅街で発生しており、いくら警察と猟友会が24時間体勢でパトロールするといっても、町民のみなさんの日常生活に大いに支障が出るだろうことは想像に難くない。自宅の庭でさえ安全とはいい切れないだろうし、「新聞配達も命がけ」なんて、恐ろしすぎる。その後、襲った問題個体は駆除されたとはいえ、懸念が完全に払拭されたわけではない。

 何より驚くのは、今回の犠牲になった方はクマ除けの鈴をつけていたという点。それなのに襲われたということは、要はヒグマにとって、もはや人間は恐れる存在ではなく、捕食対象になりつつあるということではないか。もちろんすべての個体がそうではないにしても、この変化は大いに懸念する。春にヒグマの捕獲をやめて保護に舵を切ったことも大きいのではないか。そんな状況で、ヒグマの世代交代が進めば、人間を怖い存在と思わない個体が増えても不思議ではない。道はヒグマ対策事業に補助金を出すなどの対策を進めてはいるが、この状況は相当にマズイでしょ。開拓の頃の話じゃないんだから。道民の命を守ることは当たり前だが、「北海道=ヒグマ=危険な地域」というイメージが定着すれば、道の観光経済にも影を落としかねない。

 今後、クマの保護活動をしている日本森熊協会への風当たりは強くなるだろうねぇ。この団体の会長は、ツキノワグマ生息数がゼロに近い愛媛県出身で、協会自体も兵庫県にあり、東日本におけるクマ被害の実相をほとんど理解していないのではないか。

 18日に問題個体1頭を駆除したところ、今回も役場に批判電話がたくさんかかってきたそうだが、いちいち対応する必要はないと思う。即ガチャ切りでいい。このような頭がおかしい人たちのために役場職員の貴重な勤務時間(=税金)を使う必要はない。徹底的に無視でいい。確かにツキノワグマもヒグマも絶滅させてはならないが、かといって実際に野生のクマと対峙さぜるを得ない地域の住民に被害が及んでいいはずがない。彼らの主張は、殺さずに奥山へ放獣しろということだろうが、人間の食べ物の味を一度覚え、しかも人を恐れない問題個体は、間違いなく再び市街地に戻って来るので、奥山放獣は問題解決にならない。

 ただ、こういう被害報道に接して「クマがいなくても困らないでしょう。いっそのこと絶滅させてしまえばいい」みたいな暴論をいい始める人がいるのも、これはここで大いに困ったもので、生態系というのは、食物連鎖も含めて、すべての生物が複雑に関わりながら成立している系であるため、動物が1種類でも絶滅すれば、別の問題が生まれてくるものだ。しかも、それはどのような問題か、あらかじめ予想するのも難しい。歯車のひとつが失われれば時計は動かなくなるように、特に生態系ピラミッドの上位に位置する動物の場合は、影響も広範囲に及ぶ。クマは怖いからいなくなればいい。そんな単純な発想で解決できることではないし、生態系というものをまったく理解していない愚かな人間の傲慢極まりない発想というしかない。

 ところで15日に閲覧した、今回のヒグマ被害を取り上げたネット記事には次の一文から始まっていたのだが、この記事を書いた人は、この文のどこがおかしいかすらもわからないらしい。動物の知識に疎いのだろうけど、それにしてもメディアもネットも相当にヤバくないか? 



近年、日本各地で住宅地付近に出没する野生のヒグマによる人身被害が相次ぐ中、新聞配達中の50代男性がヒグマに襲われ死亡する事件が発生し、衝撃が走っている。


 こんなレベルの記事が普通に配信されている事実も驚きというしかない。


2025年7月16日(水)
ペルチェ素子
 アマゾンなどのネット通販が充実して、電気・電子関連の部品や部材等々の、近所の家電量販店やホームセンターでは買えないものも容易に買えるようになったのは大きい。昔はわざわざ秋葉原に行かないと買えなかったようなものでさえ、全国どこにいても入手できる。

 最近、暑さ対策用の冷却グッズでよく使われているペルチェ素子。アマゾンで検索すると、結構安価だったので注文してみた。どうせチャイナ製だろうが、近年はチャイナ製とバカにできなくなっている。なぜ、今、ペルチェ素子かというと、酷暑対策で冷蔵庫とまではいわないが、発泡スチロールボックスと組み合わせることで、低温を維持できる簡易冷却食品保管ボックスを自作できたら便利だろうと思ったからだ。

 低温といっても冷蔵庫レベルの5℃以下まで冷却できる能力は必要ない。せいぜい15~10℃で十分。例えば、お米。この暑さでは常温保存もあまり好ましくない。うちでは、発泡スチロールボックスに入れて冷房をよく使う部屋で保管しているが、さらに温度を下げることができれば、お米の温度劣化を避けられる。米価格が上がっている時だけに、なるべく良好な状態で保管したい。そこでペルチェ素子に着目したわけだ。

 ただ、実際に素子に電流を流してみて、改めてネットで調べて、ようやく知らなかったことが多々判明した。ずっとペルチェ素子って、電流を流すと勝手にキンキンに冷えてくれるものだとばかり思っていたのだが、そんなに都合のいいものではなかった。ネットには、「みなさん、ペルチェ素子に期待し過ぎです」と書いてる方もいたくらい。

 結局、ペルチェ素子は素子の一面から熱を奪って反対側の面から発熱させるだけなのだ。つまり熱を移動させることしかできない。確かに熱を奪う側は冷えてくることも間違いではないが、いかにその熱を放熱するかという点が重要になってくるし、しかもそれがそう簡単じゃないということがわかった。熱対策しないで素子に電流を流し続けると、すぐに発熱側の熱が伝わって、冷却側も熱くなってくる。さらにほっとくと、素子自体が熱で壊れてしまう。それを知らなかったので、最初にテストした1個は壊れてしまった。安いので大した問題ではないのだが。

 そこで放熱用の部材をこれまたアマゾンで買って、いろいろやってみたが、素子1個ではせいぜい13℃に冷やすのがやっと。しかも13℃をキープするのも容易じゃない。パソコンに搭載されているような冷却ファンを取り付けるとか、もっと対策しないと難しい。

 発泡スチロールボックスにペルチェ素子を取り付ければ、簡単に冷却ボックスができると思ったのは甘かった。アマゾンにはペルチェ素子冷却ユニットもまあまあの値段で販売されているので、それを買う方法もあることはあるけどね。

 ちなみにうちには冷蔵庫と冷凍庫が、なぜか6台(1台は普段未使用)もある。「どうしてそういう台数になっちゃうの?」と呆れられそうだが、秦野に住んでいた時は、普通の冷蔵庫のほかに車載用冷蔵庫も持っていたので、秦野から実家に戻っただけで冷蔵庫が2台増えるわけで、その他なんやかんやで6台になってしまったわけだね。なので、これ以上増えてもな、ということも無きにしもあらず、である。でもせっかくペルチェ素子を買ったので、もう少し研究してみるか。



ペルチェ素子1個(白い正方形部分)をアルミ製ヒートシンクに貼り付け、さらに水を浸したステンレストレーに入れて、冷房の部屋で12ボルト、2.35アンペアで電流を流してみると、13℃まで下がったが、それも一時的。すぐに写真のように温度が反転。使用環境の条件は、もっと厳しい。そもそも水冷自体が利便性がいいとはいえないし、これとて限度がある。ペルチェ素子を使いこなすのは、なかなか難しい。


2025年7月11日(金)
今日の一枚(33)

 中国地方の梅雨が開けた日。カリンの木にノコギリクワガタがいたので、ブナに止まらせて撮影させてもらった。クワガタムシの来訪は久しぶり。


2025年7月2日(水)
7月5日に大災難が起こる?
 漫画家・たつき諒さんの予知夢によると2025年7月に本当の大災難が日本とフィリピン間の海洋上で発生するらしい。そのため香港や台湾では日本旅行を取りやめる人が増えて、香港の航空会社が減便する事態にまでなっている。しかし、少なくとも大災難の発生日時を7月5日の午前4時18分とする情報は完全に間違いのようである。たつきさんは、今月に大災難が起きる内容の予知夢を見たのが2021年7月5日だったといっているだけで、今月5日に大災難が起こるとは一言もいっていないのだ。なので5日の朝を何事もなく迎えられたからといって、予知夢が外れたとはいえない。7月5日大災難説は、ネット情報がいかにテキトーであるかの証明にしかなっていない。

 気象庁長官まで「科学的根拠はない」とのコメントを出すほど社会的影響が広がっている背景には、たつきさんがすでに東日本大震災の予知夢を的中させているからだろう。確かに気象庁長官としては、そういうしかないわけだが、たつきさんは科学的な手法で予知しているわけではないのだから、「科学的根拠がない=予知夢は嘘」とまではいえない。

 当たり前だが、人類は因果関係が複雑に絡み合って動いていく運命という過程の裏側に、本当は何があるのか、まだ解明していない。ひょっとすると運命とは、あらかじめ決められた台本通りに粛々と進んでいるだけであり、その未来の台本をなんらかの先天的能力によって知り得る人が、極めて少数ながらもこの世には存在し、その一人がたつきさんという可能性もなくはないと私は思う。かといって今回の予知夢が必ず当たると信じているわけでもないけどね。8月1日午前0時になって何もなければ、予知夢が外れたことになるし、5日ではないが、別の日に何かが本当に起きるかもしれない。さて現実はどちらでしょうかね? それはたつきさんご本人も含めて、世界中の誰にもわからない。まさに神のみぞ知る、である。


2025年6月27日(金)
今日の一枚(32)

 防虫ネットハウスの中にいた緑色のクモ。マクロストロボで真正面から撮影してみると、実に異様な風貌。こんなクモに捕食される昆虫もお気の毒というしかない。肉眼ではわからなかったが、頭部や脚は白い微細な毛で覆われていた。しかも脚には点々と刺のようなものも生えている。自分の身体やほかの脚に刺さったりしないのかな。ネットで調べると、サツマノミダマシという種類だと判明。体長は7ミリほど。


2025年6月14日(土)
音楽CDの劣化
 新しいパソコンになって、先代パソコンに入っていた音楽ファイルは、そのままコピーしたのだが、なぜか再生ソフトに表示されない曲があった。あとでいろいろわかったのは、最近、ネットで購入した曲のようにMP3ファイルではなく、かつてCD から取り込んだ曲がMP4ファイルになっていたり、保管場所のフォルダが違っていたり、今さらながら複数の理由が判明した。しかしどうしても見つけられないCDの曲があり、仕方なく再度CDから取り込んだのだが、再生させると、雑音が入る。おかしい。そこでまたCDから取り込もうとしたところ、今度はエラーになって取り込むことすらできなかった。

 おそらくCD自体が劣化しているのだろう。それよりもさらに古いCDは問題なく再生できるのに、この違いは一体なんなんだろう。保管場所は同一なので、保管環境の違いではないことは明白。再生頻度か、それとも製造工程のなんらかの違いか。そんなに古いCDではないのに使えなくなっちゃうとはね。こうした記録媒体は永遠じゃないことくらいは認識していたが、もう劣化して使えなくなりつつあるほど時間が経過してしまったということか。人間の方も年をとっていくのも当たり前だね(笑)。

 今回、使えなくなったCDアルバムの曲ファイルは、過去のバックアップを探したところ、あっさり見つかったので復活に成功した。やっぱ、バックアップは重要だよ。



2025年6月7日(土)
今日の一枚(31)

 これ何の実かわかりますかね。ベリー類はベリー類でもジューンベリーでした。うちではブルーベリーが毎年キロ単位で採れるが、ジューンベリーは木が1本しかないので、せいぜい数百グラム程度。今年はそれでも過去最大の290グラムとれた。母が早速、ジャムにしていた。当然のとこながらヒヨドリに狙われるので、実が熟す前に木全体にネットをかけてブロックする。なので被害はゼロ。


2025年5月31日(土)
今日の一枚(30)

 家の裏で見かけたハチのなかま。調子が悪かったのか、あまり動かなかったので、マクロストロボで撮影させてもらった。通常、昆虫をマクロストロボで接写しても無反応なのだが、このハチはストロボを光らせるたびにビクッと反応していた。調子が悪い時に驚かせてゴメンね。

 全身は黒いのに顔だけ白いハチって珍しいと思うので、名前はネットで調べれば、すぐにわかると踏んでいたのだが、それらしいハチってどこにも載っていなかった。あれ!? そもそもハチというところからして違いましたっけ? いや~。どう見てもハチのなかまでしょ。



2025年5月25日(日)
冬虫夏草
 先日、母の付き添いで近所の病院に行った際、待合室で隣に座っていた御年95才の男性から聞いた話である。男性は被爆者で50才の時に白血病を発症。医師から余命8ヶ月の宣告を受けたという。そこで中国の3000m級山岳地に生える冬虫夏草の漢方薬を取り寄せて、毎日飲み続けたところ、2年で完治したそうだ。その費用は月に16万円だったとか。計算すると2年間で384万円。それで命が助かったのなら安いかもしれないが、もし自分が同じ立場になった時にどう判断するだろうかと考えると、非常に難しい選択になると思った。

 男性は、自身が体験された事実を淡々と語っておられただけで、誇張もウソもないと思う。ただ、白血病が治ったのが本当に冬虫夏草によるものかそうではないのか。漢方薬服用以外に病院でも治療を続けていたのかいなかったのか等、ほかの情報が何もない中、判断するのは困難だし、仮に情報があっても医師ではないので余計に無理な話である。

 いや、冬虫夏草の薬効も漢方も疑っているわけではなく、おそらく西洋医学がまだ知らない成分や治療法が、東洋医学の中だけで利用され、医学界全体に共有されていないことはまだまだたくさんあるだろうと想像する。ただ、国内でもいろいろな治療法が存在し、中には藁をも掴みたい患者の足元を見ただけの悪質なものもあって、この手の判断は相当な注意を要する。男性の冬虫夏草漢方薬服用の判断は正しかった可能性もあるが、こればかりは何ともいえない。冬虫夏草漢方薬で白血病が治った、と証言する人がいたからといって、白血病患者全員に服用を勧められるものでもない。

 とはいえ男性は完治されているわけだから、少なくとも「結果論としては大変よかった」とはいえる。余命宣告といっても、医師は可能性の話をしているだけだから、常に例外はあり得る。それにしても世の中には、そんなこともあるのかと、頭の隅に置いておきたいような体験談だった。


2025年5月18日(日)
粘菌?
 うちの勝手口前の地面には、近年、粘菌らしきものが時々発生するようになった。先日もそれらしきものが生長してきたが、最初に見かけてから5日ほどで黒く変色してしまった。以前出たのは今回のものとは別種と思われる白い粘菌で、粘菌らしい樹状の網目になって地面上に広がったが、やがて消失した。同じことがかなり間を置いて二度あった。また伐採して放置していたクロマツの幹にムラサキホコリという粘菌が出たのも昨年のことだった。昔は敷地内でこんなものを見た記憶がまったくないのに、どうして次々に、しかも複数種の粘菌が出現するようになったのだろうか?



5月7日 17時23分


5月8日 7時28分


5月9日 7時37分


5月10日 10時35分


2025年4月27日(日)
スマホが行方不明に
 一昨日、スマホが行方不明になり、探しまくったが、それでも見つからない。買い物から帰宅して、ふとスマホが見当たらないことに気づいた。あれ!? どこに置いたっけ? 玄関か、いや仕事部屋かな。あちこち見て回るがないのだ。車に置き忘れたか。行ってみたが、車内のどこにもない。スマホの電源を直近ではオフにしていないので、母のスマホから電話してみると呼び出し音が鳴っているが、近くからは聞こえてこない。ということは買い物した際にどこかに置き忘れたのだろうか、と店に電話してみるが、スマホの忘れ物は今のところないとのこと。

 確かスマホの位置情報を調べる方法があったような。検索してみるとグーグルアカウントから「スマートフォンを探す」で、スマホの位置を地図に表示できるようだった。早速、地図表示させると、あれれ??? うちにあることになっている。パソコンから操作して音を鳴らしてみると、あろうことか室内から軽快な音がしてきた。えー。どこだろう? 音のする方に目をやると、本棚の少し高い位置に置きっぱなしになっていた。あー、そういえば帰宅後に置いた記憶があるようなないような。母のスマホから電話した時は1階からしたので、2階の仕事部屋にあったスマホの呼び出し音は聞こえなかっただけだった。いや~。我ながらボケてるな~。でも見つかってよかった。スマホの紛失って、一時的であっても結構なストレスだよ。生体認証やPINコードでブロックされているので悪用されることはないけどね。

 
2025年4月23日(水)
新しいパソコン
 先月末日の日記に書いた新しいBTOパソコンは、その後10日ほどで届いた。早速、先代PCで使っていた各種アプリをインストールしたのだが、なぜか再起動させると自動修復になって「修復できませんでした」で終わってしまう事象を繰り返した。2度目の時からは、途中、復元ポイントを作りながら作業したが、そのポイントでの復元に失敗したりもした。サポートセンターに何度も問い合わせて、さすがに「初期不良ではないか」と思うようになった。3回目か、4回目あたりの電話で、その後の状況を説明すると「SSDなどに問題がある可能性が高い」とのことで、修理に出すことになった。せっかく来たばかりの新品PCをまた梱包して搬出。とはいえダンボールや梱包材がそのままだったので至って簡単だった。

 しかし、それにしても信用していたメーカーなのに「初期不良なんて」と驚いたのだが、その後、修理担当者から電話があり、SSDも調べたが問題はなかったとのこと。おそらく悪意のあるプログラムによる影響とかではなく、Windows11未対応のアプリをインストールしたことが原因ではないかとのこと。アプリによってはOSが壊れることもあるという。Win10の先代PCも同メーカーの同ブランドだったこともあり、先代が使えたのだから今回も問題ないだろうと安易に考えてしまって、あまり詳しく確認しないままに多数インストールした中のどれかに問題アプリがあったのだろう。ただ、原因がどのアプリかはわからない。

 あまり使わないアプリは無理にインストールせず、Win11の対応、未対応をすべて調べて、未対応ながらも使えないと困るアプリは、修理から戻ってきた初期状態でインストールして使ってみて問題が起こるかどうか検証した。この段階であれば、仮に同じ事象が発生しても、初期状態に戻せばいいので無駄が少なくてすむ。結果、どうしても入れておきたい3本の未対応アプリは問題なく使えた。それを確認してから、残りはすべてWin11対応アプリをインストールした。

 実はおかしくなった先代PCはその後、なぜか復活した。ただ、やはりちょっとおかしいところがあり、やはりメインで使うには不安が残る。そこで下取りをキャンセルして(下取りの値引き分1100円を振り込むことでキャンセル可だった)、そのままサブ機として使い続けることにした。2台のPCを切り替えられる機器をアマゾンで購入して、先代 PCにしか入っていないアプリを使いたければ切り替えて作業ができるようにして、ようやく普通にPCが使えるようになった。

 しばらく更新を休んでいたのは、そういう事情等、複数要因が重なったためでした。PCもアプリもどんどん便利になっていく一方で複雑化して、古いアプリが使えなくなったり、特定拡張子のファイルが開けなくなったり、便利なのか不便なのかわからないが、とりあえず今回はメーカーであるマウスコンピュータの対応がよかったので助かった。


2025年4月8日(火)
洗面所工事で壁に穴を開ける
 先月、1階洗面台の蛇口コックがいきなりバカになってしまって、回しても締まらなくなった。コック内部のネジ切り部分が金属疲労で破損したのだろう。洗面台の下から覗き込んで、コックの取り付け方法を確認したが、取り外しは難しそうだった。取り外しができないということは、コックだけ交換するのも無理ということになる。ならば洗面台ごと新調するしかあるまい。アマゾンでTOTO製の適当なものを見つけて注文。

 古い洗面台を取り外し、新しい洗面台を取り付けるついでに洗面所の、汚れが目立ってきた壁紙も張り替えることにした。その作業をするには、洗面台交換時が一番都合がいい。

 一昨日、まずは水道の関連作業をした。細かい経緯は省略するが、ある理由から壁板に大きな穴を開ける必要が生じた。基本的に工作は得意とはいえ、家の壁に穴を開けるのはさすがに初めてだ。だが、思ったよりもあっさり開けることに成功。また続けて買ったばかりの洗面台の裏板にも四角い穴を開けた。昨日、どちらの穴も別の板で塞いで、作業完了。

 今回買った新しい洗面台は古い洗面台よりも水受け部分は広いが、台自体の幅は狭い。そのため左側に空きができる。その寸法にピッタリのキャスター付きの棚も同時に製作している。取っ手で棚を引き出したり収めたりできるようにしようと思う。

 普通は業者に依頼すると思うけど、ボクちんは、洗面台の取り付けや水道工事まで自分でやっちゃう。この手の工事や工作で失敗したことは今のところないけど、プロじゃないので、いつか自分でやりだしたものの収拾がつかなくなる事態になることがあるかもね。



洗面所壁面に開けた大きな穴。周囲の元々の壁紙も剥がした


穴を塞ぐための板材を切り出す


その板材を使って穴を塞いだところ。左手の緑色テープで貼ってあるのは鏡台にのびる電源コードを分岐させる端子台。元々はもっと大雑把な状態だったので、今回、端子台でしっかり結線させた。右側は完全に隠れる部分なので、壁紙省略


新しい洗面台裏板に開けた穴も板材で塞いで、見た目はきれいになった。壁紙張り替えも済み、洗面所自体も見違えるようになった


2025年4月3日(木)
パスポート
 月曜日は広島市の旅券センターへ行って、パスポートの申請をしてきた。といっても優雅な海外バカンスへ出かけようとしているわけではない。しかも申請したのは母の分。ボクちんも母もパスポートは持っているけど、とっくの昔に期限は切れている。そのとっくに期限切れの母のパスポートを更新するために申請をしてきたというわけ。新しいパスポートを受け取る際には16300円の収入印紙を買う必要もある。

 たぶん、この記事を読んだ100人中99人くらいは「渡航する予定もないのにどうしてパスポートを更新する必要があるのよ。わけがわからん」と疑問に思うはずだ。ですよね。ボクちんもまさか母のパスポートを更新しなければならない状況が発生するとは夢にも思わなかった。

 ちなみに旅券センター窓口の担当者が「出国予定はいつですか」と聞いてきたので、「渡航する予定はありません。これこれこういう理由で今回、申請に来ました」というと、納得されていた。同様の事例は多くはないが、少しはあるのだろう。

 人生は常に予想外のことばかり起こる。これは事実。なぜ予想外のことばかり起こるのかというと、世の中の事象というのは実に多岐に渡り、ひとりの人間が想像できる範囲をはるかに超えているから。タダそれだけのこと。なので「人生は常に予想外のことばかり起こるもの」という予想をしておこう。そうすればどんなことが起こっても、一応は想定の範囲に入ることになるってもんよ。な、ボクちんはいつも為になることをいうだろ(笑)。

 渡航するわけでもないのにパスポートが必要になる状況って具体的に何があるか、おそらく図星の指摘ができる人ってほとんどいないと思う。ひとりの人間の知識も想像力も実は限界があることの証明だね。残念ながら。もちろん、ボクちんも例外ではないわけだけどね。


2025年3月31日(月)
いきなりパソコントラブル
 金曜日の夜。パソコンで音楽をかけていると、雑音が入るようになった。こんなことは今までに一度もない。本体裏側に挿してあるスピーカープラグの接触が悪いのかと、何度か抜き差ししてみたのだが改善せず。ひょっとするとCドライブの空き容量を増やしたり再起動させたりすると解決するかもしれないので、やってみたのだが、最初だけ雑音が消えるが、やっぱり同じ結果になってしまう。ずっと高負荷をかけっぱなしだったので、その日はパソコンをシャットダウンして寝たのだが、翌朝、起動させてみると、様子がおかしい。何度やっても立ち上がらなくなり、CPU温度計等が表示される初めて見る管理画面が出てきて、事態の深刻さにようやく気付いた。

 これはマズいな。まさかいきなり壊れるとは思ってもみなかった。たまたまタイミングが開いて、バックアップしていないファイルもそこそこあった。なによりパスワード等のアカウント管理ソフトはしばらくバックアップしていないことに、少し時間が経ってから気づいた。これが失われると、またイチイチ新規登録しなければならないかも、と想像すると気が重くなった。

 とりあえずはセーフモードを試してみよう。おそるおそるやってみると、あ~っ出たっ!! セーフモードでいつもと同じじゃないけどデスクトップ画面が出て、なんとかなりそうな雰囲気。とにかく必要ファイルをすべて安全なHDDにコピー開始。と同時に新しいパソコンをネットで注文した。今のと同じメーカーのほぼ同スペック製品にした。

 Cドライブ以外のHDDはすべて外して、新しいパソコンに取り付ければそのまま使える。こちらのデータはコピーさせる必要がないので、とりあえず対策完了である。この作業中は、一昨年、アマゾンで買った格安ノートパソコンが大活躍。これがなかったら、かなり困ったのは間違いない。

 2016年に購入してから9年間なので、まあまあか。でももう少しもつかと思っていた。一日対策に追われて疲れちゃった。


2025年3月23日(日)
アクセスカウンター更新方法変更
 もう数年前からChrome等のブラウザではカウンターが表示されず、一部のブラウザでしか表示されないことは承知していたが、おそらくSSL未設定のせいだろうと予想し、ドメイン変更の必要もあることから、その対応をするのも腰が重かった。いろいろ検討したが、結局、昨日からSSL設定はせずにアクセスログの結果をそのまま2日遅れで表示させる方法にした。

 レンタルサーバー各社によっても違うのかもしれないが、契約している社では独自ドメインにするとアクセス解析ができない。代わりに例えばグーグルのアナリティクスを導入するしかないが、全ページにグーグルが指定するプログラムを入れないといけないので、たぶん1500ページ以上もある本サイトでは、それもそう簡単ではない。トレナビのサイトを作った時は最初から独自ドメインにしてSSL設定もしたのだが、アクセスログ自動解析サービスの利便性を得られないことに、あとで気づいた。

 そんなこともあって上記の方法で対応することにした。これなら、どんなブラウザでも常に表示されるし、やはりSSLの関係で実際のPV数との誤差が結構大きい、現状のアクセスカウンターのままなのもあまり好ましくない。このあたりがベターなところだろう。なので今後は、いくら更新ボタンを押してもカウンターが動くことはありません。


2025年3月15日(土)
ヒトはトキソプラズマに行動を手繰られていた!?
 昨日、閲覧したプレジデントオンラインの記事↓

脳に"寄生虫"が棲むヒトが「3人に1人」いる…感染者は起業家になる割合が高いと言われる意外すぎる背景

 寄生虫のトキソプラズマは約3人に1人の割合でヒトの脳内に入り込み、休眠状態のまま存在し続け、そのせいで感染者は大胆になったり活発になったりするらしい。トキソプラズマは以前、本サイトでもちょっと触れたことがあり、ボクちんもネコを終宿主とするトキソプラズマがヒトに経口感染することがあり、多くはシストの状態で悪さはしない、くらいのことまでは認識していた。しかし、神経系にまで影響を与え、行動まで操作しているんだね。まあ、寄生虫ではこうしたことはよくあって、例えばハリガネムシが宿主のカマキリムシの行動を手繰っているとか、似たようなことはほかの寄生虫でも指摘されているので驚きはないが、トキソプラズマがヒトの行動にも影響しているとなると、いろいろ想像を膨らませてしまう。

 トキソプラズマ感染によって大胆になり、起業するとか、いい方向に影響が出ればいいけど、逆の可能性だってありそうだ。この記事の最後でも政治家の感染について書かれているが、例えばウクライナに侵攻したプーチンの判断にトキソプラズマは関係しているのかいないのかとか、金正恩のミサイル発射の判断はどうなのかとか、あるいは過去にあった世の中を震撼させるほどの犯罪者はどうなのかとかね。ひょっとすると過去の戦争でも政治家や軍人の脳内トキソプラズマによって、判断が大胆になって戦争開始の決断に至っていたかもしれないよ。世界中のヒトの脳内トキソプラズマを薬で排除すると、経済は停滞する代わりに犯罪と戦争は減ったりしてね。

 Wikipediaにも「トキソプラズマの慢性感染によりヒトの行動や人格にも変化が出るとする研究報告もあり、男性は反社会的に女性は社交的になる、男性はリスクを恐れなくなる・集中力が散漫となる・規則を破る・独断的・反社会的・猜疑的・嫉妬深い・女性に好ましくない、女性は社交的・ふしだら・男性に媚びをうる、などの傾向が見られる。近年の研究によっててんかん、アルツハイマー病、パーキンソン病、統合失調症、双極性障害、パーソナリティ障害、間欠性爆発性障害など多くの精神疾患や人格の変化、がんとの間に関連があることが徐々に明らかになってきた」とある。

 近年のネコ人気も、ひょっとするとトキソプラズマ感染と関係があったりして。トキソプラズマにとってみれば、宿主のネコが増える方が都合がいいので、ネコやネコの臭いが好きになるように操作しているのかもしれない。愛猫家のトキソプラズマ感染率をぜひ調べてみてほしい。ついでにヒトのトキソプラズマ感染にどれほどネコが関与しているのかも知りたい。たぶん、ほぼ100%じゃないか。もしトキソプラズマ感染により犯罪や戦争につながっているとしたら、ネコが増えるのも好ましくないことにならないか。でも仮にそうだったとしても、これを一般に広く理解してもらってネコを減らすのは不可能だと思うんだよね。そもそもほとんどの人は本質的なことではなく、あくまで感情で動いているだけなので、そんな事実よりも自分がネコに癒されたいことの方を優先すると思われる。その結果。永遠に地球から犯罪も戦争もなくならないわけだね。ネコ好きといってもネコ好きだけで終わらない可能性もあるってことよ。あくまで仮定の話ではあるが、もしそうであれば相当にヤバイでしょ。これも。


2025年2月22日(土)
共同通信のお粗末な記事
 近年、メディアが何かの権威であるかのように見なすのは、間違いなんだろうとつくづく思うようになった。かといってネット情報が必ずしも正しいわけでもないが、ネット上では、時としてメディア関係者よりもはるかに詳しい人が情報発信していることもあり、メディア情報の間違いが容易にわかるようになってきた。ネットは時に社会混乱の一因にもなるが、その一方でよく探せば真実が見つかるかもしれない「場」が提供されているともいえる。かつて国民は、大ウソだらけだった大本営発表情報と、それに追随するだけの新聞やニュース映画以外の情報ルートを持たなかったので容易にウソ情報に騙されたわけだが、ネットという新たな情報源を得たことで、情報の権威だと、ずっと信じていたものが、実は意外とショボかったことに気づき始めた。

 こうした状況に対してメディア関係者がこんな主張をしていた。「ネット情報は裏を取らないが、我々はきちんと裏を取って報道している。そこがネットとメディアの一番の違いだ」と。だからこそテレビや新聞などの既存メディアはネットと違って信頼性がある…といいたいのだろう。だが、100%とはいわないが、ロクに裏を取らずに情報発信していることも多いのではないか。正しくは「メディアは裏を取って報道することもある」くらいであり、しかも裏を取らない報道では、結構お粗末な間違いが割とある、というのが私の印象だ。

 もっといえば科学関連の内容では、裏を取るには何をどうすればいいのかさえもわからない、というのが、ほとんどの文系記者の明らかな実態だろう。だからこそ松本サリン事件では、無実の人が犯人扱いされたし、福島原発事故では放射線被害を誇張して報道してきたわけだ。よく考えれば不思議でも何でもない。いくらプロの記者であろうとも、そもそも高校生の時に理科4教科が不得意なので文系に進んだのでは? それなのに自分が不得意な分野のことで、「今はプロだから、きっと正しい記事を書けるはず」と思う方が完全にどうかしてる。

 話は変わるが、昨日、読んだ現代ビジネスの記事↓

共同通信が富士山の標高を間違って報じた…誤報の原因となった富士山の「意外な謎」

 詳しくはリンク先の記事を読んで頂くとして、要はこの記事を書いた共同通信記者は、山頂に設置されることがある三角点や基準点は必ずしもその山の最高地点に設置されているとは限らない、ということをまったく認識していなかったとしか思えない。これって、ある程度の登山歴があれば、みんな知っている「山の初心者あるある勘違い」なのだ。えーっ、山に関する記事を書こうとしている共同通信の記者ともあろう者が、そんなことも知らなかったの??? と驚くような話しなのだ。しかも驚くのはそれだけではない。記事で触れられているように共同通信は全国の地方紙にも記事を配信し、地方紙側も記事内容に疑問を感じることもなく、ほぼ同じ見出しの記事をそのまま翌日朝刊に掲載したというのだから、これはかなり深刻な事態といっていい。つまり記事を書いた共同通信の記者だけでなく、配信を受けた地方紙側も誰も山頂と三角点や基準点の関係を理解していなかったことになり、こんなところにもフジテレビ問題だけに留まらない、日本メディアの凋落ぶりの一端が表れているのではないか。

 ちなみに共同通信は昨年夏にも完全な誤報をして謝罪している。生稲議員が靖国参拝したとする誤報だ。佐渡金山や韓国にまで影響が及んだ誤報だったわけだが(韓国側は否定しているが)、この誤報の原因も結構お粗末だった。共同通信記者は、なんと時事通信記者の「靖国に生稲議員が来た」というSNS内容だけ見て記事にしたというのだから呆れ果てる。ところが、時事通信はあとで人違いだったことに気づいたか、あるいは裏を取った結果、間違いだったことがわかったからか、結局報じなかった。ところが共同通信はそんな情報源だけで記事にしたせいで誤報になってしまった。これがプロの記者のすることだからね。もはや驚愕しかない。本当に裏をとるのがプロだというのなら、この記事にしても裏をとらなきゃいけないし、富士山標高の記事にしても裏をとらなきゃね。富士山標高については、国土地理院に確認すれば、記者自身の勘違いがすぐに明らかになったはずだ。電話すれば、たったの5分だよ。しかも国土地理院には問い合わせを受け付けてくれる電話番号が、ちゃんとすでに用意されているよ。私でさえ、国土地理院に電話で何度か確認したことがあるのに、共同通信記者はそれさえもしていなかったとは、もはや絶句するしかない。

 人間である以上、記者に限らず、一般人も専門家もみんな勘違いもするし、うっかり間違うこともある。これはいくらプロでも仕方ない。大切なのはそのあとだ。するべきことをしないせいで国民から信用されなくなっているというのに、メディア関係者はまだ理解していないのではないか。生稲議員の件では、訂正して謝罪した共同通信だが、この記事に関しては、どうだろうか。謝罪までする必要はないと思うが、ちゃんと訂正できるかどうか。まあ、たぶんしないと思うけどね。でも、そういう細かいことが積み重なって、メディアは信用されなくなったことを認識すべきである。


2025年2月10日(月)
謎の足跡
 一昨日は広島市内でも5センチほどの積雪があり、朝いちで家のまわりを歩いた時のことだ。ブナの木の根元に何かの動物の足跡があり、それが家の裏を通って玄関側へ回り、敷地外へと抜けていた。足跡の向きからそのように想像された。可能性としてはノラネコが一番高そうではある。しかし、そもそも「どこから入ってきたのだろう?」と思って、ブナの根元周囲や裏口アプローチ等を見てまわったのだが、あたりに足跡は一切なかった。つまり足跡はブナの根元から始まっていたのだ。う~む。これは謎である。ネットワークカメラの録画画像を確認したが、それらしいものは写っていなかった。まるでデボンジャーの悪魔を彷彿とさせるではないか。

 デボンジャーの悪魔とは、次のような怪事件だった。1855年2月。イングランドのデボンジャーで雪が積もったある日の朝。長さ10センチほどのU字型をした足跡が20センチ間隔で雪上に点々と残されているのが発見された。その足跡は実に奇妙だった。ほとんどの動物では左右の足跡がどうしてもつくので2列になるが、この足跡は一直線に続き、高い塀も越え、2階屋根の上にも付いていた。しかも60キロ先まで続いていたという。

 うちにあった足跡は2列だったので動物に間違いないが、ネコのそれよりも大きく、しかもブナの根元から歩き始めるには、空を飛んでくるしかない。それが可能なのはムササビか、モモンガくらいだが、足跡の形も大きさも合致しないように思うんだよね。ははーん。うちの裏山にはムササビやモモンガに近いリス科の新種動物が生息しているに違いない!!! …ということに、とりあえずはしときますかね(笑)。


2025年1月27日(月)
フジテレビ
 それにしてもCM中止でスゴイことになってるなぁ。日本のテレビ史上、前代未聞の事態だろうな。しかも、あんな閉鎖的な保身見え見えの会見を平気でやっちゃうような人物が社長をしているというのにも驚くが、バラエティ出身なら、そんなもんか。

 この件に関するネット記事を読むにつけ、不思議に感じたり違和感を覚えたりすることばかり。被害に遭った女性って、元フジテレビのアナウンサーでしょ。ネット記事では被害者を芸能関係者とする記事もあったが、テレビ局のアナウンサーは芸能関係者だということを生まれて初めて知ったよ。被害者が特定されないようにするための配慮だろうけど、そうかと思えば、ご本人からして「9000万円ももらっていない」などと公然と情報発信。なにより日本中が騒然とする、このタイミングでフォトエッセイを発売する、というのは、すごい違和感しか感じない。「Me too」といわれても説得力は半減するし、仮に偶然だったとしても、少なくとも変な誤解を生むと思う。

 メディア業界で仕事をしてきたボクちんも、テレビ局には大して縁がないので、中居正広が引退しようが、フジテレビが潰れようが、興味もないが、本サイト経由で、NHKも含めた各局のテレビ番組制作会社からメールをもらうことが割とある。「これこれこういうことを調べているが、知りませんか」みたいな内容が多い。数年前には、テレビドラマの制作をしている方からメールをもらった。本サイト「作る!」で紹介した工作物をドラマで使いたいとのことで、「同じものを作るには、どうすればいいか」などの質問を受け、「できればお会いしたい」といわれた。その時は広島滞在中だったのでご要望には添えず、代わりの方法をご提案したのだが、それにしてもニッチなところでいろいろな需要があるもんだな、と意外だった。

 おそらくフジデレビは、経営陣の刷新という形で、なんとか存続を計ろうとするだろうね。どっちみちメディアにとっては、いろいろな意味で舵取りが難しい時代になってきたと思うし、ますます真価が問われるんじゃないか。


2025年1月6日(月)
クモイコザクラ+新年の挨拶
 サクラソウ科・クモイコザクラの自生地をいくつか知っており、実はそのひとつ南アルプス某山へ撮影に行こうかと計画していた時期もある。ただ登山口から6時間もかかり、過去にそこを通ったことは二度あるが、どちらも花期シーズン外でクモイコザクラを見てはいない。ただ咲いていれば、結構な数で群生しているらしい。また別の某山の、あまり登山者が通らないであろうルート上にも知る人ぞ知る自生地があることも知ってはいた。

 先日。30年前に友人と登った某山のポジフィルムをスキャンしてデータ化する作業をした際に、かなり久しぶりにその時の写真をじっくり確認したのだが、そのうちの数カットを見て驚いた。写っていたのは途中の滝。その岩壁にピンク色の花が無数に咲いているではないか。すぐに「あ、これクモイコザクラだ」とわかった。

 当時、多用していたのはISO50という低感度のベルビア。なので肝心の数カットすべてがピンボケ・ブレブレだったが、それでも場所からして間違いないだろう。その時の自分の頭にクモイコザクラという名前が浮かんだのかどうかさえ、もはや記憶の彼方。たぶん種類まではわからないまま、花が咲いているのに気づいてシャッターを押した可能性も高そうだが、それさえも完全に忘れていた。まさか自分が撮った写真で、知らないクモイコザクラの自生地が判明するとはね。岩壁だけに盗掘されることもなく、おそらく今も種を継続しているだろう。そこはやはり南アルプスエリアに属する山だが、私が知るほかの自生地よりもはるかに行きやすい場所である。

 ところで今年、頂いた年賀状を見ると、大学時代の友人が「私は結構ガタきとる」と書いていたり、別の方は「もう高齢なので来年から年賀状は失礼します」と記されていた。私も出す年賀状は減っているし、特にハガキの値上げもあって、ますますこの傾向は続くだろうね。メールで新年の挨拶をしていた人もいるけど、メールを送ると、先方も返信しなければならないわけで、あまり意味のない新年の挨拶はやめることにしました。気持ち的には送りたいところですが、そんなわけで遠慮します。


2025年1月1日(水)
量子もつれ
 年末28日のNHKスペシャル「量子もつれ アインシュタイン最後の謎」は、NHKらしい質の高い番組だった。あのアインシュタインも「オカルト」と断じていた量子もつれと呼ばれる現象が科学的に証明されるに至った過程を丁寧にわかりやすく説明していた。

 本項でも過去に何度か触れたことがあるが、量子もつれとは、一度シンクロした量子どうしは、たとえ宇宙の果てと果てに引き離されても、瞬時にまったく同じふるまいをする不思議な現象のこと。それを科学的に証明するには、宇宙規模の実験をする必要があるはずだが、「そんなスケールが壮大な実験をどうやってするの?」と思ってしまう。

 ところが、それをやってのけた科学者がいたのだ。説明を聞いて「あ~なるほど。すごいこと思いついたな」と、その発想に感心するしかなかった。当時は科学界でもオカルト扱いされていた量子もつれ。しかし、それをオカルトと安易に決めつけずに着目し、のちに科学界の流れを変えさせたのだから、実に素晴らしい功績といえるだろう。ただ、今のところ、量子もつれの存在が証明されただけで、どのようなしくみで現象が起こっているのか、解明には至っていない。もし解明できれば、これもノーベル賞級の成果といえるのではないか。

 似たようなことって、実は科学史の中では何度も繰り返されてきた。科学者でさえ「まさか」と思うところに真実が隠れていたことって結構ある。つまり、いくら専門分野を極めた科学者とはいえ、ほかの科学者と横並びの発想をしていたのでは、横並びの成果しか出せない。そこから突出するには、ほかの科学者にはないものが必要になってくる。そういう突出したものを持っている人だけが、科学史に残る偉大な成果を生み出しているのだろう。

 科学の世界だけに関わらず、結局、重要なのは多くの人が気づいていない視点を持てるかどうか。常により多くの他者の意見に合わせることこそ無難な選択だという価値観の持ち主は、世の流れを変えるゲームチャンジャーには絶対になれない。日本にもいっぱいいるよね~。そういう価値観オンリーで生きてる人って。ただ、ひとつ断っておくと、単なる逆張りなら猿でもできるということだ。

 それはともかく。そういえば元日でしたね。どーでもいいけど、遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます!


2024年12月27日(金)
トビラフォンって知ってます?
 みなさんもきっと迷惑電話に迷惑してますよね。商品の売り込みとかならまだしも、オレオレ詐欺や振り込め詐欺のような騙し目的の有害電話もあり得る。固定電話が鳴ると、知人や友人等からの電話の可能性もあるので、一応、番号表示を見に行き、0120とか、0800とか、あるいは知らない携帯番号とかだと、無視することに決めている。そのほとんどは聞いても無駄、もしくは有害な可能性の方が高い。そんな無駄電話の着信が続くと、電話が鳴るたびに電話機のところに行くだけでも実に無駄な労力である。

 うちでは、もうかなり前にオレオレ詐欺対策として登録番号以外は基本とらない方針にした。その方針でも問題はほぼない。ただ時々、着信履歴を確認してネット検索。それである程度のことはわかる。迷惑電話の場合はほかの人も検索しているので、検索して番号が出てくるが、そうでない場合は出てこない。となると迷惑電話ではなく、それ以外の用件の可能性が生じることになる。

 例えば過去にはこんなことがあった。0120なので無視したところ、自動車保険の代理店が契約更新確認のためにかけていたとか、広島市の市外局番082の知らない番号が、面識はない近所に住む人が町内会の用でかけていたこともあった。そういうこともあることはあるが、数は少ない。圧倒的にとらなくて正解な無駄電話である。必要に応じて登録すれば、以後は無視せずに対応できる。

 ちょっと前からトビラフォンを導入(アマゾンで簡単に注文できる。インターネット回線モデル電話回線モデルの違いに注意)。契約者からの申請や警察・自治体からの提供なども含めて、契約者全体で迷惑電話番号をネットを介して自動的に共有でき、迷惑電話がかかってきても電話が鳴らなくなるので煩わしさが大幅に解消する。最初に購入する10センチ四方くらいの機器に赤い警告表示と番号が出るだけ。あとでサイト上で着信履歴リストを確認できる。任意の番号の許可、あるいは拒否を設定しておくことも可能。しかも設置は簡単。要は電話機と電話線の間にこの機器をつなぎ、あとはLANケーブルを接続するだけ。うちは光電話だが、まったく問題なく機能しており、その効果は絶大。今のところ迷惑電話は完全ブロック。煩わしい無駄電話の番号表示を確認しに行く必要がなくなった。2年目からはフィルタサービス利用料が年ごとにかかるが、そんなに高額ではない。

 特に夜間に電話がかかってくると、ドキッとするが、先日は夜の8時にかかってきた迷惑電話をブロック。あとでサイトを見て、かかっていたことを知ったくらい。詐欺電話の完全ブロックは無理かもしれないが、被害に遭う前にできる数少ない有効な対策のひとつといえよう。


2024年12月20日(金)
佐竹秋田県知事の発言は素晴らしい
 クマ駆除に関して「もし私に電話が来たら『おまえのところにクマを送るから、住所を送れ』と言います」と発言した佐竹秋田県知事。さすがに殿様の末裔ともなれば、実に肝が座っている。まあ「じゃこ天は貧乏くさい」も、ある意味、殿様視点だったのかもしれないが、結果、じゃこ天が注目されよく売れてパッピーで終わったわけだし(うちも、それがきっかけで愛媛のじゃこ天をスーパーで買った。おいしかったよ~)、特に今回の発言は素晴らしいね。それくらいのことをトップがいわないとダメ。なんでもかんでも波風を立てないようにという日本人らしい姿勢をずっとやっていても埒が明かない。ダメなものはダメとはっきりいうことも必要だよ。

 こういうことに対してイチイチ批判する人は、全員、クマの実態を知らない大都市生活者(特に西日本)だろう。クマはかわいい動物だと決めてかかっているが、12月7日の日記に書いた通り、多くの人は自分の知識がない内容について働かせる想像力に乏しいことがよくあって、これも同じだね。しかも、世の中には「自分は絶対に正しい」という100%間違いの妄想からいつまでたっても脱せないメタ認知能力に乏しい人も割といる。「自分は絶対に正しい」と思い込んでいる人が30分も1時間も長電話をして自説を押し付ける。実に大迷惑な話だ。

 「クマがかわいそう」という人は、もし自分がクマに襲われても、クマが怪我したらかわいそうなので反撃もせず、喜んでクマの攻撃を受け入れるのだろう(笑)。クマの攻撃はちょっと怪我するくらいだと思ってませんか? 大怪我を負う可能性や、もっといえば食べられてしまう可能性だってありますよ。それでも反撃しないとなると、あなたは確実に脳の病気です。

 そういう最悪の事態を避けるための駆除はやむを得ない。


2024年12月19日(木)
安倍明恵さん、トランプ次期大統領夫妻と会食
 亡くなった安倍さんが活躍されていた頃は、旦那の足を引っ張る困った人…みたいなイメージで見ていたけど、なかなかの行動力+存在感発揮だね。会食は明恵さんの希望で実現したらしいが、次期アメリカ大統領が、そんな希望を受け入れてくれる人って、日本国内にも世界にもそうそういない。

 この件に関して、テレビ朝日の玉川徹氏が、番組内で否定的なことを発言されたらしい。それに対する野口健氏の反論は、実に完璧な正論だったね。これは1000%正しい。

 玉川氏はほかのことでは鋭いことも仰っているけど、今回の発言はお粗末。なんでも批判すればいいってもんじゃない。


2024年12月13日(金)
ネコを探しています
 昨日のこと。見知らぬ男性がうちにやってきて、そういってネコの写真と連絡先が書かれたチラシを渡された。なんでも町内の少し離れた地区で飼っていたネコがいなくなり、飼い主が探しているらしい。「こんなネコ見ませんでしたか?」と聞かれたが、見た記憶はなかった。来たのは飼い主ではなく、こうしたサービスをしている業者のようだった。

 このネコがどこでいなくなったのか、というのが重要なポイントだろうね。自宅から離れた場所に連れて行ったときに迷子になった場合は、「探してあげればいい」と思うけど、自宅から自らいなくなったのなら、「察してやれよ。要はそこがイヤだったんだろ」としか思えない(笑)。飼い主がどんなネコを飼うか、選択の権利があるのと同じで、ネコにだって飼い主を選ぶ権利はある。ネコの方も飼い主が大好きで飼育環境に満足しているのなら、自分から出ていかないよ。もちろん、それ以外の可能性もなくはないが、自分の意志だった可能性もある。飼い主はそう思いたくはないだろうけどね。

 すべてのペット飼育者は、ペットを擬人化するのが大好きで、ペットの行動に感動したりするわけだが、たぶん、その認識の半分は正しいが半分は間違いだろうね。以前、著名なドッグトレーナーが、忠犬ハチ公は、渋谷駅で亡くなった飼い主を待っていたのではなく、餌目当てで待っていただけ、と身も蓋もないことを断言されていた(笑)。いや、実態はそんなもんだからね。南極物語のタロジロも、実態とはかなり脚色されていて、再会した時に警戒して後ずさりしたといわれている。決して隊員の姿を見て、大喜びで尻尾を振りながら駆け寄ったわけではなかったのだ。本当のことを映画にしても誰も感動しないしお金にならないが、実際にはなかったことでもさも実話であるかのように脚色すれば、途端に感動物語に大変身して話題とお金になるというわけよ。そんなものに簡単に騙されるのもどうかと思うけどね。

 ちなみに現在では南極大陸への犬の持ち込みは「環境保護に関する南極条約議定書」により国際的に禁止されている。なので北極での犬ぞりは可能だが、南極ではできない。


2024年12月11日(水)
今日の一枚(29)

 昨日の午後、イチジクの根元に黒っぽい塊のようなものがあるのに遠目に気づき、なんだろうと思って近づいてみると、なんと野鳥だった。今夏、果実防護の目的で防鳥ネットを木全体にかけたのだが、それに引っかかったようだった。皮手袋をして、絡まったネットを切断してやる。その途中にも逃げようと動くのを押さえながら、なんとかネットの取り外しに成功したところでスマホで撮影した。このあと逃がしてやった。

 シロハラというツグミ科の野鳥だが、たぶん明日あたりにまたうちに来ると思うね。反物を織りに来るって。どう考えても(笑)。

 ところでネット取り外し作業の途中。シロハラが繰り返し大きく鳴いたのだが、それに呼応するかのように周囲から複数のヒヨドリの甲高い声が沸き起こった。おそらくシロハラは自らに危険が迫っていると感じて鳴いたのだろうが、異種どうしであっても、危険情報として、その意味が通じていることになるかもね。ヒヨドリが鳴いたのは偶然かもしれないが、そうでないとしたら、なかなか興味深い。


2024年12月9日(月)
アラルダイト廃番に
 アラルダイトがいつの間にか廃番になっていたのって知ってました? 「えーそうなの」っていう人、ほとんどいないかもね。アラルダイトってスイスのメーカーが作っている2液混合型の強力接着剤。どれくらい強力かというと、例えば500枚の印刷した用紙でも背綴じして製本できてしまうほど。繰り返し開いても紙が外れることがない。ボクちんもかつてはよく使っていた。今も廃番前にアマゾンで買ったアラルダイトがあって、実は昨日もちょっとした修理に使ったばかりだった。その修理でも強力に接着してくれ、近々、ちょっと多めに接着する予定もあったので、追加購入しようかと検索して、まさかの廃番になっていることが発覚したというわけ。

 なんでも日本の毒物や劇物指定の法律が改正されて、アラルダイトの一部成分がそれに含まれることから日本での販売中止に至ったらしい。アマゾンではまだ買えるが、そのうちに買えなくなるかもね。同程度の能力がある他の接着剤があればいいけど、なかったら割と困るかも。仮にあったとしても、いろいろ使ってみないと性質や能力はわからないわけで。


2024年12月7日(土)
韓国戒厳令
 最初、一報をネット記事で読んだ際。私は新北派による政権転覆を狙ったクーデター計画が発覚したからではないかと勝手に想像した。もちろん、その背後には北朝鮮がいて、ウクライナへの派兵など、最近の北朝鮮の不穏な動きとリンクしているのではないかと。

 その後、野党の不正選挙を暴くために画策されたもの、との報道も現地では出始め、この件はNHKのニュースでも取り上げていたが、私が最初にこの指摘を知ったのは、その数時間前、ネット上の、韓国通とおぼしき人による投稿によってだった。

 民主化が遅かった韓国において、軍事政権を思い出させる戒厳令を敷く尹大統領は絶対に弾劾すべきという主張が大方の韓国国民の意見なのだろうが、背後にはクーデターではないにしても、よほどの事情がある、と考える方が自然。多くの人は、自分の知識がない内容(この場合は大統領しか知りえない情報)について働かせる想像力に乏しいことが往々としてよくあり、それが諸問題につながることもよくあるので、韓国国民も表面的な判断をすると事実を見誤ると思うのだが。


2024年11月29日(金)
落花生
 昨日は落花生の収穫をした。より多く植えていたこともあるが、昨年よりも収穫量は多く、出来はよかった。ただ、これをひとつひとつ鋏で切って水で洗って…という作業は、結構時間がかかった。しかも昨日は寒かった。しばらく天日干ししてから食べるよ。


落花生は花後、茎から柄が地中にのびて鞘に包まれた豆ができる。なので「落花生」と呼ばれるが、標準和名はナンキンマメ。茎を持ち上げると、ズルズルと連なった豆が現れる。やっていて気持ちいい。


水洗いして干したところ。まだ計ってないが5キロくらいはありそうだ。


2024年11月28日(木)
兵庫県知事選(2)
 それにしても、いつまでも話題が尽きないねぇ。知事は、コロコロ変わるのがいいのか、それとも長期に渡って腰を据えて同じ人物が務める方がいいのか、どっちだろう。どちらも長短があるし、知事の能力にもよるだろうが、いくら優秀な人でもあまりに長いと陰の部分が増幅してくる、という側面は確かにあるかもね。兵庫県は井戸県政が20年も続き、その下で甘い汁を吸ってきた人たちには、新知事のやり方がおもしろくない、みたいなことは当然出てくるはずだ。いくらメディアがあーだこーだと騒ごうが、結局、誰に県政を進めてもらうのか。それを決めるのは、兵庫県民。その答えが出た以上。斉藤知事に頑張ってもらうしかない。

 PR会社の件も、弁護士でも「問題あり」という人と「問題なし」という人がいて、公職選挙法の解釈が微妙な部分もあるんだろうし、法律の専門家といっても、結局、人間である以上、判断に自身のイデオロギー等の要素が影響していることも当然あると思う。

 公選法がどうのこうの、というのはわからないが、今回、いろいろ記事に目を通すと、次のような意見があった。斉藤氏は選挙戦の終盤になって大逆転をしたわけで、それまではずっと対立候補が優勢と見られており、誰も斉藤氏が当選するとは予想していなかった。そんな中でPR会社として当選後の利益を期待するのはそもそも無理な話で、それでも斉藤氏の応援をしたのは、ボランティア確定であると。これは説得力があると思った。

 斉藤氏を否定したい人たちは、それでも仕事として選挙戦のPRを受注したのではないかと疑っているのだろう。社長のSNS投稿内容を読むと、そう疑われても仕方ないと思うが、70万円の支払い内容とか、契約書は交わしていない、等の説明は、そんなに違和感ないけどね。私の出版社にいた時の経験でも、デザインや印刷を外部の会社に発注する際にいちいち契約書は交わしていなかった。数百万円の印刷発注でもなかったね。70万円なら、そんなもんでしょう。


2024年11月18日(月)
兵庫県知事選(1)
 今回の兵庫知事選は、前知事・斎藤元彦氏が再選を果たされた。都知事選に引き続き、ネットの力を見せつけられた結果といえそうである。完全に既存メディアとの力関係が逆転し始めている、といえるんじゃないか。

 兵庫県政のゴタゴタについては、他県のことでもあるし、概略しか知らないし、どちらが正しいか、については何もいえないが、少なくとも兵庫県民が下した判断であり、他県の人間としては何もいうことはない。これこそ民主主義であり、識者が「メディアの敗北」と指摘されているのはその通りだろう。

 ただ、「メディア情報 対 ネット情報」。どちらが正しいか、という二分法的な発想で、常に後者が正しいと考えるのは、よくないとは思うね。メディア情報も結構いい加減だが、ネット情報も結構いい加減という意味では同じだ。とはいえネット上には、メディアが報じない情報、もっといえばメディアにとって都合の悪い情報も出てくるという意味で、メディア業界以外の人にとっては存在価値がある、といえるのは事実。ケースバイケース。あくまで虚心坦懐、是々非々で判断していくことが肝心かな。自分のことよりも社会全体の公益性の方を優先しようね。それを実行するには胆力が問われるが、長期的に見れば、その方が自分にもプラスに働くと思うよ。


2024年11月14日(木)
夢と仮想現実
 初めて行く山間地を抜ける道路を車で走った時のことだ。途中にちょっとした空き地があり、古い公衆トイレが建っている。そのトイレもかなり変わった構造だったが、そこで用を足し、ついでに空き地の先に行ってみて、絶句した。奥には川が流れていて、左側には河川段丘の崖が迫っているのだが、この光景には見覚えがあった。先日の夢に出てきた場所そのものだった。しかし、ここは過去に一度も訪れたことがない場所なのだ。テレビで見た光景が夢に出てきた可能性もあるが、そんな番組を見た記憶も一切ない。これは一体どういうことだろうか。

 実はこの体験には、みなさんが想像もしていないオチがある。この話の最後に「…という夢を見た」と書かなければならない、というオチである(笑)。 つまり「夢で見たという夢を見た」というわけ。あーややこしい。念のためいっておくと、これは創作ではない。本当にそういう夢を見た。

 近年、VR(Virtual Reality=仮想現実)技術が進歩しているが、夢は意図した内容を人工的に作れないという違いはあるにせよ、日常的に仮想現実に近い体験をしているともいえる。夢は大脳が記憶を整理している過程で見るともいわれるが、夢を見ているときに我々はそれが夢とはほとんど思わず、現実に体験していると認識することが多いので余計にそういえる。

 ところで「現実」は、睡眠という一時的な断絶時間があるとはいえ、体験と記憶が非常に長期に渡って連続している点が仮想現実とは異なるものの、現実と仮想現実の境界には曖昧な部分があり、映画『マトリックス』では時に自分自身がどちらにいるのかさえわからなくなる。そんなことを書けば、「目の前で起こっていることは明らかに現実でしょう。だって目の前で本当に起こっているんだもん」という反論もありそうだが、以前にも本項日記で書いた通り、視覚にせよ聴覚にせよ、すべての感覚は電気信号で伝えられ、それを大脳が認識した結果でしかない。そもそも「私」を自覚する大脳自身は、その電気信号の先に本当は何があるのか確かめる手段を持っていない。なので、電気信号で伝えられてくる「感覚」が現実なのか、そうではないのか、厳密には断定できないのだ。まあ、誰も断定するための努力をしようとは思わないだろうけどね。つまり、現実とは、自身が感じる感覚がおそらく正しくて、その感覚が教えてくれる現実もおそらく正しいのだろうと、実は推定によって成立しているに過ぎず、可能性は極めて低いとはいえ、そういう意味において現実と仮想現実の境界には曖昧さが残っていることになる。

 この哲学的な命題は、VR技術の創出によって生まれたと思うが、科学技術は進歩すればするほど、哲学や宗教の領域に近づくのではないか。私自身は無宗教だし、科学と宗教を結びつけると陳腐な印象を抱いてしまう人も多いかもしれないが、宗教の教義の中には、現実世界の本質を突いていることもある。ひと昔前にはSFやオカルトの世界だけで通用する怪しい言説が量子力学で説明されるようになってきたことを考えれば、そう思わずにいられない。たぶん、みなさんが漠然と認識している現実世界と、「真実」との間には、相当な乖離があるだろう、と私は想像している。


2024年11月1日(金)
レプリコンワクチンで悪性リンパ腫になった?
 立憲民主党の原口一博衆院議員が、新型コロナウィルスのレプリコンワクチンが原因で自身が悪性リンパ腫になったと政見放送で発言し、「科学的根拠がない誹謗中傷を受けた」として製薬会社が提訴したとか。さすが文系リベラル。毎度毎度、期待を裏切らない。

 確かに従前の新型コロナウィルスワクチンが原因で亡くなった人が多数いたのはおそろく本当のことだと思うし、現段階では実績に乏しく信頼性が未知数なレプリコンワクチンが絶対に安全とも言い切れないのも事実。そんなこともあってレプリコンワクチンに不安を覚えた人たちが根拠もないフェイク情報をネット上に垂れ流す→その情報に接した人がさらに不安を増大させる…という悪循環。

 今の科学技術では、万人に対して100%安全で高い効果があるワクチンを作るのは、不可能なんだろうと思う。人口1万人の都市で①ワクチン接種をしなければ、感染者のうち1000人が死ぬ。②ワクチン接種すれば9900人には有効に働くが、ワクチンのせいで100人が死ぬ。①と②どっちを選ぶか、という究極の選択を人類は迫られているわけだ。残念ながら、ほかの理想的な選択肢がないとなれば答えは明白だろう。

 レプリコンワクチンと原口氏の悪性リンパ腫の因果関係については、レプリコンワクチンのしくみを考えれば、説得力があるとは思えないが、新型コロナウィルスワクチン接種による死亡例に関しては、その機序はまだ解明されていないわけで、人体に未知の部分がまだまだあるのは間違いないだろう。とはいえ、この人は例の陰謀論も真に受けておられたようで、そんなものを信じる人の主張となると、その信憑性はいわずもがな、といったところか。

 国会議員とはいえ原口氏は、ネット情報を信用し過ぎているのが透けて見える。陰謀論もそうだし、たぶんレプリコンワクチンに対する悪い印象もそこから来ているんじゃないか。まあ、そんなもんでしょう。文系リベラルは。理系は自らの知識でもって情報の取捨選択をする。関連知識がない人が発する怪しい情報は排除し、関連知識が豊富な信頼性の高い人が発する信頼性の高い情報だけで判断する。もちろんそれでも間違うことはあるが、彼らは怪しい情報も一緒くたにした上で判断するので、どうしても不正確になっちゃう。だからこそ大いに問題がある。裁判で製薬会社の主張が認められれば、これも文系リベラルが余計な問題を作り出した証拠のひとつになるね。でもまあ、裁判官も割と科学音痴だからなぁ。

 世界は闇の政府・ディープステートによって操られているという陰謀論。最近は聞かなくなったが、かなりの眉唾ものである。百歩譲って、それほど深大な陰謀が可能な人たちがいたとしよう。でもそうであるなら、ネット上に陰謀論が出てきた最初の段階で悪事がバレないように即、潰してしまうのが普通では? 中国政府でさえ、ネット情報を都合よく操作しているのに、世界を牛耳る闇の政府が、自らにとって不都合な情報を操作することなくダダ漏れのまま放置していること自体、極めて不自然。どう考えても闇の政府が存在しないからだろう。


2024年10月31日(木)
今日の一枚(28)

 昨日午後4時15分頃、西南西の方向に幻日と彩雲が出た。幻日に気づいてカメラに望遠ズームレンズを装着して戻ると、幻日は目立たなくなっていたが、同じ位置の彩雲を撮影することができた。ウェザーニュースの投稿写真を見ると、ほぼ同時刻に幻日や彩雲を県内で撮っている人がいて、彩雲は私が見たものよりも投稿写真の方がきれいだった。


2024年10月19日(土)
訂正
 昨日の記事で一部訂正があります。Wikipediaのエキノコックス症ページで、国立感染症研究所が愛知県の知多半島内で定着したとの見解を示したとの記述が以前はあったのに現在は消えている、と書いたが、私が思っていた項目ではなく、同ページの別項目に記述は生きていた。あとで気づいたので、その部分も含めて、記事に少し手を入れた。

 エキノコックスが本州全域に定着すれば、本州の人口は、北海道の20倍あるので、単純に計算して毎年400人前後の感染者が出る可能性がある。そのうちの何割かは感染によって死亡するだろう。全域定着するまでには何年もかかるだろうが、どちらにしてもそんな重大リスクがあるにも関わらず、実に呑気にペットツーリズムを宣伝する日本メディアがいかに何もわかっていない素人によって運営されているか、明白だろう。いい加減、そのことに気づこうね。


2024年10月18日(金)
ペットツーリズム 無知は恐ろしい
 飼い主がペットと一緒に旅行することをペットツーリズムといい、いかにも素晴らしいことであるかのように推奨宣伝され、昨日もこうしたネット記事を読んだ。しかし、こうした行為が人の命にも関わる大問題につながり得るということをメディアも含めて一般の人がどれほど理解しているだろうか。

 ペットも家族の一員という認識が広がり、家族旅行にも愛犬や愛猫を連れていきたい、という気持ちもわからなくはないが、いくら家族の一員と思っていても犬猫は人間とは生物学的な立ち位置が異なる。そのため人間では問題にならないが、犬猫では問題につながり得ることがある。

 以前にも何度か本項で取り上げたエキノコックス。重篤な結果を生む危険な寄生虫で、ヒトやネズミは幼虫が寄生する中間宿主、犬やキツネは成虫が寄生する終宿主である。北海道はもともと非汚染エリアだったが、大正15年に礼文島でネズミ被害が増えたため千島列島の島から駆除目的でキツネが移入された。この中にエキノコックスに感染していた個体が含まれていたことから、島民の間にエキノコックス症が広がり、約200名の死者を出した。その後、対策が行われ、現在の礼文島で同症の発生は見られないが、北海道本土では別ルートで入って来たエキノコックスが広がり、今ではほぼ全域に定着し、毎年20人前後の発症が報告されている。

 ペットツーリズムで本州の人が犬を連れて北海道に旅行した際。旅先が都市部の観光地ばかりであれば問題は少ないかもしれないが、野ネズミが生息する郊外の観光地にも行った場合は要注意である。それでも常にリードを付けて散策し、犬が道端で何かを食べることがないように細心の注意を払っていればいいのだが、誰もいない時にリードを外し自由にさせることって十分にあり得ると思う。そして、自由になった犬が草むらで見つけた、たまたまエキノコックスに感染した野ネズミを捕食すると、エキノコックスが犬に感染することになる。

 その犬を本州に連れて帰れば、非汚染エリアの本州を汚染エリアにしてしまいかねない。しかもエキノコックスは、犬からヒトへも感染するので、感染犬の飼い主は命に関わるリスクを負うことになる。感染犬はしばらくの間、虫卵を排出するため、犬の糞を処理する際などに経口で飼い主に感染する可能性がある。いうまでもなく、そのリスクは室内犬の方が高い。

 ヒトに感染した場合。治療法としては外科手術で嚢胞を取り除く方法や内服薬もあるが、10年以上は無症状で自覚症状が出たあとの治療は困難とされ、生存率は高くない。対策としては飼い犬へ定期的に駆虫薬を飲ませることなどがあるが、本州が汚染エリアになれば屋外活動をする際に、常にそのリスクが付いて回ることになる。エキノコックスの虫卵は夏場の紫外線で死滅するともいわれ、感染率も高くはないが決してリスクがないわけではない。

 厚生労働省は犬や野ネズミがエキノコックスを本州に運ぶことを強く警告しているというが、青函フェリー等で警告を聞いたことはないし、メディアによる注意喚起も聞いたことはない。それはなぜか。簡単なことだ。基本的にメディア関係者はエキノコックスのリスクをまったく知らないし(ド文系さんが知っているわけがない)、知っていても人の命よりも北海道の風評被害の方をはるかに恐れているのだろう。つまり、メディアがペットツーリズムを宣伝した結果、知らないうちに本州もエキノコックス汚染エリアになり、何かの際に感染する人が出るようになり、自覚症状で気づいた際はすでに手遅れで亡くなる人が何人も出る可能性について何も感じていないとしか思えない。人として、ちょっとヤバくないですかね。

 実はすでに本州の汚染は始まっていて、2014年には愛知県の知多半島で野犬からエキノコックスが検出され、Wikipediaの同症ページには、「2021年 国立感染症研究所が愛知県の知多半島内で定着したとの見解を示す」とある。知多半島のエキノコックスは、北海道から犬によって持ち込まれたと考えるのが自然だろう。こうした実例がすでに発生していることや今もペットツーリズムのような言葉を生み出して宣伝されている以上、本州へのエキノコックス侵入拡大を阻止するのはおそらく無理だろう。

 先日「日本の文系リベラルメディアは、次々に新しい問題を生み出している」と書いたけど、ほら、ここでももう次なる問題を作り始めているよ。この問題が一般に周知されるのは、数十年後のことだろう。本州にエキノコックスが定着し、感染して死ぬ人がポツポツ出るようになって、初めて文系メデイアは事の重大性に気づく。しかし、それを防ぐ努力をするどころか、むしろ拡大に手を貸すようなことをしている以上、この問題の存在を決して取り上げたりもしないだろう。ずっと文系の問題を口うるさくいっているけど、日本のメディアは基本文系なので、いつも問題を認識するのが5周遅れになるし、たとえ認識できても正確に理解しているとは限らない。しかも自らの無能ぶりをさらすことになるので、「報道しない自由」を行使する。

 文系のみなさんはメディアも含めて、あらかじめリスクを予測して回避することもできなければ、逆に福島原発事故のように大してリスクがないことを恰も大きなリスクがあるかのように捉えたりと、とにかくいい加減で滅茶苦茶。しかも必ず問題が目に見える形になるまで問題として気づけない。自分ではわからないので、常に周囲の反応を伺って、わかった気になっているだけ。反応を伺っている、その「周囲」も実は何もわかっていない文系ということにも気づいていない。もうため息しか出ない。エキノコックスのリスクを最も理解しているのは、いうまでもなく獣医師だが、犬猫のイメージが悪くなれば、自らの首をしめるようなものなので犬猫の問題をあまりいいたがらない。なので余計に一般の理解が進まないことにもつながるわけよ。

 近年、イギリスではエキノコックスの根絶に成功したらしいが、日本がそれを成し遂げるまでに何人の人が死ぬだろうか。


2024年10月13日(日)
袴田事件で思ったこと
 袴田巌さんの無罪が確定した。真実か否かよりもメンツを重んじる検察もさすがにこれ以上の醜態は晒せなかったというわけか。検事総長のコメントにも大いに呆れたが、そういう言葉を付け加えてでもメンツを気にする結果、良識的な国民から軽蔑されつつある事態にお気づきになった方がいいんじゃないか。

 事件の1年2ヶ月後に味噌樽から発見された血染めの衣類。衣類は味噌樽の底の方から見つかっており、事件の2ヶ月後に原料を樽一杯に仕込んでいたため、発見直前に底の方に埋めるのは不可能として事件直後に樽内に捨てられたものと判断されたようなのだが、しかしこれを証拠して採用した裁判官は、それほど長期に渡って味噌の中にあったにも関わらず、血の赤みが残っていたことに疑問を感じなかったのか、不思議である。いくら科学に疎い法学部出身者といえども、これはあり得ないと思うんだけどね。少なくとも真実を重視していれば、疑問くらい感じるのが、普通の人間だろう。味噌の中であれば空気に触れないので血の赤みが残ることもあると思ったのかもしれないが、重要なのはそれが事実か否かだ。今回、弁護団が検証実験をして血染めが変色することを確かめたそうだが、もっと早い段階でこれをすべきだったと思う。

 Wikipediaの袴田事件ページでは、次のような指摘がされている。


最高検察庁の検事として袴田事件の審理を担当した竹村照雄は、地検に眠っている証拠を「もう一回分析することはしなかった。その前の段階で有罪だと思っているから、改めて無罪のこと(証拠)をほじくることはない」と述べた。証拠の全体像を知るのは検察側だけで、何を裁判に出すかは検察の裁量に任されており、今の裁判員制度が始まる前の制度では、検事、検察官は、被告人を有罪するのに最も適切な証拠だけ出せばよく、それ以外の証拠は一切見せなくていい、という問題点が指摘されている。


 検察ってこんなもんなの? うわ~。恐ろしい!!

 6月にNHKスペシャルで放送された「法医学者たちの告白」では、袴田事件の血染め衣類の件も取り上げられたほか、法医学者が検察の実態を語っていたが、日本の司法にも相当な問題があると改めて認識させられた。そもそも真実を重視していない検察って、あり得ないだろう。でもまあ、こんなもんだろうな。日本社会ってメディアもそうだけど、さほど真実を重視していないんだよな。わかりやすくいうと金儲けの有無と程度。それに感情だけでもって動いているに過ぎない。そこに理性もなければ胆力もない。もちろん正義もあることはある。ただしそれは自分たちにとって有益もしくは無害な場合にだけ行使される。自分たちにとってマイナスになる場合はスルーするか、捻じ曲げる。


2024年10月7日(月)
代替リモコン
 普段テレビ番組を録画視聴するのに使っているパナソニック製HDDレコーダー。もう10年以上使っているが、昨年くらいからその操作を行うのに不可欠なリモコンの反応が悪くなってきた。同様にテレビのリモコンも使ううちにボタンを押しても反応しなかったり鈍くなったりすることがあり、その場合は中を開けて接点の掃除をすれば解決することも多いのだが、問題のリモコンはネジを外しマイナスドライバーを隙間に挟み込んでグリグリしても一向に開く気配がないほど強くツメで固定されていて、無理にこじ開ければリモコン筐体が割れそうなので、何度か挑戦しかけて諦めてきた経緯がある。

 しかし、最近はさらに押しても無反応なボタンが増え、かなり無理してでも開けることにした。結局、なんとか割れることもなく開けることに成功したが、接点の掃除をしても反応の悪さは改善しなかった。さすがに寿命なのだろう。さて困った。HDDレコーダーはリモコンがないと操作できない。となると本体を買い替えるしかないか…と思いかけたが、アマゾンでHDDレコーダーの製品番号を入れて「リモコン」で検索してみると、なんとあっさりヒット。

 結構古い機種にも関わらず、代替リモコンを別メーカーが作っていた。しかも2000円にも満たない安さ。在庫もあり、即注文。届いて使ってみると、ここ1年間くらいのリモコンの使いずらさは一体なんだったのかというくらいの快適さ。新品当時の付属リモコンとまったく同じ「反応のよさ」なのだ。テレビのボタンも設定さえすれば、ちゃんと連動する。いや~、これはありがたい。もっと早く買えばよかった。




新旧のリモコン。右がオリジナル。左が代替品。ボタンのレイアウトも色もほぼ同じ。

2024年10月3日(木)
さようなら朝日新聞(3)  ~朝日新聞の記者といってもこんなもの~ 
 「朝日新聞の記者といっても、なんだこんなもんか」と呆れた体験がある。何年も前のことだが、アウトドア分野ではよく知られている作家でカヌーイストの野田知佑(その後亡くなった)が朝日に寄稿した文を読んだ。この人は昔から自分の愛犬を放し飼いしているといろいろなところで書いているのだが、やはり愛犬を放し飼いにしていて、公道にも好き勝手に出ていることを記事にしていた。

 しかし、犬の放し飼いは基本的には各地方自治体の条例で禁止されており、野田の飼育スタイルは「条例違反」に該当する可能性が高いと思ったので、朝日新聞に電話をして条例で禁止されている「犬の放し飼い」があたかも問題がないかのように全国紙で紹介するのもどうなのか、と問うたのだ。

 そもそも朝日新聞の読者向け「ご意見受付電話番号」もサイト内のすごくわかりにくいところに、ひっそりと書いてあり、それだけで朝日新聞は「読者の意見なんて別に聞きたくないし、聞くだけ時間の無駄」「基本バカの読者よりも我々記者の方が頭がいいので、我々の意見はすべて正しい」「朝日新聞は記者の個人的な主義主張を拡散するのが目的であり、読者の声はもちろん、真実か否かなんて一切興味がない」とホンネでは思っていることを証明しているようなサイト設計なのだ。

 実際、そんなに電話はかかってないようで、すぐに担当記者が電話口に出た。野田の記事のことを挙げて「条例違反では?」と指摘すると、そのあとの反応が実におもしろかった。「野田さんはいろんなことを仰っています」とか「条例の件は私も調べてみたのですが」とかいうのだが、そのあとの言葉が続かない。例えば「野田さんはいろいろなことを仰っていて、この件についても具体的に説明されています。確かに放し飼いは条例違反なんですが、これこれこういう理由で自分には該当しないというご意見のようです」とか、「条例違反の件は私も調べてみたのですが、これもこれこれこういう理由で野田さんには該当しないと思われます」とか、そういう説明が出てくると思ったら、何も出てこない。なにそれ。

 つまり、かなりレベルの低い「反論モドキ」で誤魔化せるとでも思っているようだった。いかにもなにか言っているようで、実は反論の入口にも立っていない。こんなアホみたいな対応で、読者が朝日新聞をどう見るか、特に気にもしていないようだった。「こういう場では個人的なことをいってはいけないのですが」といっている先から、この記者が個人的に野田知佑を擁護したいと思っているとしか思えない言葉が続く。どこが「個人的なことをいってはいけない」のよ。そう思っているのなら、じゃあいうなよ。テメーは今、朝日新聞を代表してしゃべってんじゃねぇーのかよ。

 アウトドア界のオピニオンリーダーを気取る野田知佑だが、早稲田大学文学部卒。なので自然に関する科学リテラシーはほぼない。もちろん生態系のことは1ミリもわかってはいない。文学部出身者は全員、それを理解するための分野を学んだ経験が皆無なのだから当たり前で、現地情報に詳しいくらいのことで胸を張っているだけの実にしょーもないレベルである。日本のアウトドア愛好家全員がもし生物系学部出身者ばかりであれば、野田の薄っぺらな知識がすぐにバレて、とてもじゃないがアウトドア界で金儲けはできないだろうが、残念ながら日本のアウトドア界は野田の正体も見抜けないド文系さんばかりなので、中身のない作家でも容易にオピニオンリーダーを気取れるし、金儲けもできるわけだ。

 野田がさんざん宣伝してきたアウトドアに犬を連れ出そうという行為は、希少野生動物が絶滅する可能性があるくらいの大問題であることもついでに記者に指摘したのだが、それに対する反論は一切なく、「仰ることはよくわかりました」としかいわない。

 ところが最後に私が「有名な作家は条例を守らなくてもいいんですか」と問うと、急に声のトーンが落ちて「いえ。そんなことはありません」と態度を変えてきた。そして、こちらから特に求めてもいないのに「そのような意見があったことを野田さんに伝えておきます」というので、電話を切ったのだが、朝日新聞の記者といっても、こんなものなのだ。

 みなさんも不思議に思うはずだ。記者はそもそも野田の原稿を読んだ時点で「放し飼い」になにも感じなかったのだろうか。記者なら「放し飼い=条例違反」くらいのことは知っていてもおかしくない。たとえ知らなかったとしても「条例の件は私も調べてみた」とのことなので、ほかの読者からも同様の指摘をされて、すでに調べていたのだろう。つまり、私の電話を受けた時点では「放し飼い=条例違反」をこの記者は知っていたことになる。それを知りながら、擁護にもなっていないことをいい、核心を付くような指摘をされてようやく非を認めた。これを見るだけで朝日新聞記者が、普段から真実を優先しているわけでもなく、個人的に推したかったり擁護したかったりする人やものを取り上げて記事にし、読者から指摘されても、なんとか逃げれるものなら逃げようする、実にお粗末な姿勢であることが完全にバレちゃった。

 さすがにもう要らないでしょう。こんな低次元な記者が記事を書いている新聞なんか。みなさんもそう思いませんか? 朝日新聞は消える方が、きっと世の中のためになるよ(笑)。

 ところで私はかつて山中湖畔の裏道を走行中、放し飼いの犬(首輪をしており、徘徊している感じではなく、目的を持ってどこへ向かっていたように見えたので、ノライヌではないと思う)に胆を冷やしたことがある。もう薄暗い夕刻。取材先から帰宅途中、その道を車で走っていた。すると突然、左手の路地から犬が走って飛び出してきた。咄嗟にハンドルを右に切って回避したが、犬は、道路上にはみ出すように曲がって私の進行方向と同じ方向に走って行った。対向車はたまたまおらず、事故にはならなかったが、もし対向車がいたら、狭い道なので確実にぶつかっただろう。保険で修理費用が出たとしても、相手との話し合いとか、諸々の手続きとか、修理中は車が使えないとか…のめんどうな事態になったかもしれない。放し飼いの犬のせいで、どうして私がそんな無意味な労力や不便を強いられなければならないのだろう。事故にならなくてよかった、で済む話ではない。

 さらに以前の話だが、大きな鋼材を運搬していたトレーラーが走行中に飛び出してきた犬に気づいて、咄嗟に急ブレーキを踏んだところ、慣性の法則が働いて鋼材が前方に滑って運転席を押しつぶし運転手が亡くなられたことがある。この犬がノライヌか飼い犬かは不明だが、もし後者であれば、普段から野田のように放し飼いにしていた可能性はある。非常に罪深い話ではないだろうか。野田はもちろん、犬を放し飼いにする人たちは、放し飼いによってこういう事故が起きうるということに頭が回らない、どうしようもないバカと申し上げるよりほかにない。しかも野田は日本中の野生動物を危険にさらす行為を数十年に渡って宣伝してきたわけで、こんな二重の意味での有害なバカを擁護しようとする朝日新聞ももはや同様に有害でしかない。


2024年9月30日(月)
今日の一枚(27)


 今日午前中のボクちんのお仕事といえばこれ。昨年から整備を続けている自宅前の柵工事に関して、ガレージ上に固定されたブロック2個が不要なので、それを取り除く作業をした。まずは古い柵を一部、切断して取り外す。続いてハンマードリルにコンクリートドリルを取り付けて、外側のモルタル部分に連続して穴を開けておき、チゼル(タガネみたいな工具)に交換して、ダダダダ…とモルタルを削り壊していくと、割と簡単にヒビが入ってブロックの取り外しに成功した。残っているモルタルもついでに削り取り、割と短時間で作業完了。

 かつて父がブロックを土台にした柵を作りかけて、ここで止まっていた。モルタルで固定してあったが、父がひとりで作ったので、具体的などんな施工をしたのかは知らなかった。しかし、ブロックを外してみると、ちゃんとアンカーボルトを埋め込んで、さらに太いワイヤでモルタルとを固定してあった。これならたとえ地震が発生しても、すぐにブロックが落ちることもない。さすがボクちんの父だけのことはある。ぬかりがない。



2024年9月28日(土)
偏見を広める困った人たち
 先日、「最近思うこと」で触れた件と近い内容の記事が出た。まさにその通り。よくぞ、指摘して下さいました。日本のメディア関係者にも中立公平なマトモな人がいることがわかって、うれしい限りである。日本のメディアにも存在価値がまだあるかもしれない、と望みを感じさせる記事である。

深圳「男児殺害事件」と「放射能・汚染水デマ」の否定できない関連…日本にもいる「事実よりも偏見を広める」人々の「重すぎる罪」


 この記事で批判されている人たちというのは、全員が科学的な事案に関しては、正しい判断ができる素養を元々お持ちではないことにまずは気づこうね。しかもリベラルなので、事実と比べてズレるズレる。おもしろいようにズレるのだが、ご本人は、自分の頭が出した答えなので、絶対に間違ってないと思われているところが、ものすごく深刻な事態というしかない。

 福島原発事故当時。文系リベラルな人たちの実に低レベルな発言に、多くの理系の人が呆れていたが、反省するどころか「文系をバカにするものだ」と反発。それに対して「だからバカにするんだよ」と、余計に呆れられていた。理系の人であれば、なぜ、こういう発言につながるのか、おそらくほぼ全員が理解できると思うのだが、感情で答えを出すしか方法がない彼らは、なんでそんな反応になるのかさえも理解できない。つまり彼らは理系の人も自分たちと同じく感情で答えを出しているとでも思っているのだろう。なので文系である自分たちと理系の人は対等だと思い込んでいるところが実に恐ろしい。日本の文系教育の完全な敗北というしかない。

 まあ、文系の人全員がこうじゃないこともよく理解しているが、さすがにこの事態はヤバイよ。本来はこうした現状を正しく伝え、軌道修正するのがメディアの役目だが、日本の場合はそのメディア自身が、ヤバイのだから、どうしようもない。まずはメディアの軌道修正をした上でないと、一般大衆の軌道修正なんて無理に決まっているが、元々自分たちの間違いを認めたがない性質な上に、そもそも素養からしてカラッポなのだから軌道修正ができるとは到底思えない。


2024年9月27日(金)
今日の一枚(26)


 一昨日、イチジクの木の下で見かけたタマムシの死骸。今年、自宅敷地内で見つけた死骸はなんと7匹目。これは、どう考えても玉虫厨子を作れるレベルだ(笑)。仮に玉虫厨子を作っても、いらないけどね。

 7月には、家の裏にいたところ、何かの虫が耳元近くまでブーンと飛んできて、「うるせぇなー」と音がする方を見たところ、青く輝く虫。あれっ!? ひょっとして、と思って家の壁に止まった姿をよく見てみると、タマムシだった。

 子供の頃は一度は見てみたい憧れの虫だったのに、今や珍しくもない、普通にいる虫になってしまった。イチジクの根元で死んでいるのを見る機会が多いので、イチジクの幹に卵を産んでいるのだろう。幹に穴を開けるイチジクの害虫としてカミキリムシを目の敵にしているのだが、同じことをタマムシがしていると、「タマムシだから、仕方ないか」になるのも考えてみれば、どうなのかと思うね。これもルッキズムの一種といわれると否定しようがない。タマムシを貴重と見なすのは、外見だけじゃないけどさ。



2024年9月19日(木)
さようなら朝日新聞(2) ~まさかの購読再開のお願い~ 
 前々回の日記に書いた「朝日新聞記者の実態」は、後日触れることにして、その前に朝日新聞の購読を止めたあとのことをちょっと書きたい。

 8月末日で朝日新聞の購読を止めたのだが、その10日後のことだ。突然、朝日新聞販売店の人がうちに来た。一体何の用か、と思ったら、「やめられた理由はなんでしょうか」「来年からまたとってもらえませんか」「半年でもいいですから」といわれたのでビックリ。まさかの購読再開のお願いだった。朝日新聞社本体はもちろんながら、販売店も相当に厳しいのだろう。だから購読をやめた家一軒一軒訪ねてでも、再開をお願いしなければならないほどの状況にあるとしか思えない。

 「朝日は偏りすぎ」とか「慰安婦問題の件もあるし」とか指摘すると、「そうですね。あれで購読をやめた人が相当いました」と。そして「実は私自身も右の方なんですが」と仰ったので、内心笑ってしまった。左寄りの朝日新聞に関わっているからといって関係者全員もそうとは限らない。あくまで仕事と割り切って、本音はまた別ということだろう。

 お礼の品目的に購読する新聞を頻繁に変える家庭には、商品券や洗剤などを進呈して、つなぎ留めるが、うちは50年以上継続しているのに、何かもらったことってほとんどないと母が指摘すると、5000円の商品券を渡そうとされたので、私が断った。商品券をもらったからといって、購読を続ける気はさらさらない。

 ほかのメディアもそうだが、真実を重視せず、金儲けのついでに記者を初めとするメディア関係者の個人的な感情に由来する主義主張を広めるためだけに活動する次元の低いメディアなんか、世の中から消える方がいい。まあ、本当のことをいっちゃうと、日本のメディアは多かれ少なかれそうなんだけどね。要は程度の問題で、許容範囲にある社も多いのだが、朝日新聞は完全に一線を越えている。

 ただ、少し擁護しておくと、朝日新聞の記事内容はいつも左寄りばかりではなく、バランスのとれた内容であることも割とある。おそらく記者の考え方も幅が広く、いい言い方をすれば「懐が広い」のだろう。とはいえ、その幅がある記者の中には、真実を優先した結果でもなくて、自らの個人的な主義主張を拡散する手段として、自らの立場を利用していることも多いのが、目に余る。さすがにそんな新聞はもういらない。


2024年9月15日(日)
正夢
 先日、母の兄が亡くなり、お通夜と葬式に参列してきた。伯父は4月から入院していたが、亡くなったのは4日の早朝だったらしい。その少し前に母はトイレに立ち、床に戻って夢を見たらしい。見ず知らずの女性が現れ、こう繰り返したというのだ。「明後日死ぬよ」「明後日死ぬよ」と。母は兄のこととは思わず、自分への告知だと捉えたらしい。朝を迎えてイヤな夢を見たと思っていると、7時頃に電話が鳴り、兄の死を知らされた。それで初めて夢の内容が兄のことだったと気づいたというのだ。
 
 しかし、なぜ「もうすぐ死ぬよ」とか「今日死ぬよ」とかではなく「明後日死ぬよ」だったのか。事実と矛盾するようにも思えるが、医学的な死ではなく仏教解釈的な死として、結果的に葬式が執り行われることになった明後日に死ぬと夢は教えてくれたと考えることもできる。

 母は今でこそ高齢になって鈍くなってきたが、若い頃は、実の息子である私から見ても、その直観力に舌を巻くことが過去に何度もあって、そんな経験から人間の直観力の背後には何かがあるのではないかと思ってきた。今回の正夢も、何かがあるとしか思えない。こういうことを感情的に認めたくない人は、きっとこういう。「タダの偶然ですよ」と。もちろん、その可能性も否定できないが、可能性で比較すれば「偶然」よりも「何かがある」可能性の方が高いと思うんだけどね。母が似たような夢を時々見ていたのなら偶然といえるが、そうでなければ、人生で一度きりみたいな極めてイレギュラーな内容の夢を見た日時と兄の死の日時がピッタリ一致するなんて、偶然にしては出来過ぎている。

 正夢といえば、昔、雑誌の読者体験談コーナーに次のような話が載っていたのが印象に残っている。女性からの投稿で、ある夜、親戚の家に立つ「みかんの木」が夢に出てきたという。枝にはみかんがたわわに実り、その中のひとつが地面に落ちる。ただそれだけの夢だった。ところが翌日も翌々日も同じ「みかんの木」の夢を見続けたという。毎回、ひとつずつみかんがポトリポトリと落ちていき、やがて最後のひとつが地面に落ちた翌日、従兄弟が亡くなったことを伝える電話を受けたそうだ。お通夜のため久しぶりに親戚の家に行くと、件の「みかんの木」がなぜか切られていたが、怖くて伯母に切った理由を聞けなかった、という内容だった。あくまで記憶だよりなので、細かいところは違うかもしれないが、概略はそんなところだったと思う。創作とは思えないし、こんな偶然があるとは考えにくい。背後に何かがあるのは間違いないと私は思うんだけどね。

 ただ、その「何か」とは宗教的なものやオカルト的なものではなく、量子力学的な何かではないか。母の正夢に出てきた女性は祖先の霊とかではなく、AIアナウンサーが話す時にそれと同期するアニメーションのアナウンサーを用意するみたいな意味くらいしかないのではないか。


2024年9月3日(火)
さようなら朝日新聞(1)
 両親は、私が1才の時に現在の土地を買って家を新築して移り住んだが、以来ずっと朝日新聞を購読してきた(両親のブラジル滞在中は除く)。昔は近所にも家が少なく、配達の人が面倒くさがって、途中の道端に新聞を捨てるようなこともあったらしい。それでも購読を続け、一時期は朝日新聞の英字紙、週刊朝日、アサヒグラフ、科学朝日、朝日ラルース週刊動物百科などの他刊行物も買ったりしていたので、販売店の人から「お宅がお支払い額で地区一番ですよ」といわれたこともあったと母はいう。

 ちなみに両親とも思想的には完全に保守なのだが、朝日新聞は文化面が充実しているという理由から購読を続けていた。そもそも昔の朝日新聞も、立ち位置は左寄りだったと思うが、今ほど歪んでいなかったというのもある。あぁ、それなのにそれなのに。どうしてこうもおかしくなっちゃいましたかね。いや、昔も似たようなものだったが、ネットがなかったので、うまいことバレなかっただけかな(笑)。

 私自身も朝日は科学関連記事が優れている点は高く評価していたのだが、先日、「最近思うこと」に書いた件等、複数の理由により、先月末日でついに朝日新聞の購読をやめることにした。代わりに読売新聞に購読の申し込みをした。

 1日から読売新聞が届いているが、今のところ後悔はしていない。たぶん私と同じような理由で朝日をやめて読売に変える家庭って結構あるのだろう。だから読売はそうでもないが、朝日は部数減が止まらない。他紙も減ってはいるが、朝日の減りっぷりは特に酷い。間違いなく台所事情は厳しいはずだ。10年後に朝日新聞がどうなっているのか、大変興味深い。

 そもそも「紙の新聞を各家庭に配達する」という、実に昭和臭のするビジネスモデルの終焉は近いかもしれない。科学系に強い新聞がなくなるのは残念だが、念のために触れておくと、だからといって朝日新聞の記者全員が科学に強いわけではまったくなくて、朝日新聞の理系記者のレベルが高いというだけであって、ほかの社会部等の文系記者の科学レベルは他紙と同じで実にお粗末なもの。なので毒物を使った事件やその裁判の解説では社会部の記者が書いているせいかどうかは知らないが、意味不明な記事も平気で紙面に載っていたりする。あの記事を書いた記者本人も自分が何を書いているのか、よくわかってないんじゃないか。

 8月末日で朝日新聞社は50年以上に及ぶ愛読者を失ったわけだ。うちの判断は、ごく一部の結果に過ぎないが、なぜ、朝日の部数減が特に酷いのか、かつて二強といわれた読売と朝日が、こうも差が付いている理由は、なんなのか。少しは危機感を持って考えられた方がいいんじゃないか。

 さようなら朝日新聞。これからも真実に対して不誠実で、歪んだ正義に邁進して下さい。続く(2)では、朝日新聞記者の実態を指摘したい。


2024年8月26日(月)
国師ヶ岳・西沢ルート敗退記
 前回の日記で話題として取り上げた国師ヶ岳の西沢ルートの件。あとで写真も入れときゃよかったと思ったので、改めて載せておきます。かなり前に別ページでもちょっと紹介したことはあるが、こんなルートでしたよ。行ったのは、ゴールデンウィークの初日。天気もよかったが、新緑には少し早く、西沢渓谷の遊歩道は閑散としていた。しかし西沢沿いでは、かなりのマイナールートにも関わらず、下山してきた登山者1組と出会った。

 日記を書いたあとに当時の登山アルバムを見返してみると、少し違っていた。西沢の水が鉱毒のため飲用不可という情報を把握していたので、不動小屋の人に尋ねて京ノ沢の水は飲めることを確認。そこで京ノ沢で幕営する予定にしていたようだ。ところが手前の沢が雪解け水で水量が多く、しかもあまりに冷たくて渡渉できず、ここで幕営して、翌日に往路を戻った。40年近く昔のことなので、詳しい状況はほとんど忘れていた。


当時もトロッコ軌道があちこちで崩れかけていた


素掘りのトンネル


こんなところによくトロッコを通したよ


元々は橋が架かっていたのだろうけど、流されてしまったらしく、軌道だけが沢を渡っていた。手すり代わりにちょうどいいが、それにしても荒れたルートだ。そんなこんなで計画中止。


2024年8月21日(水)
滝の水遊びで下痢?
 熊本県天草市の轟の滝で水遊びをした高校生や児童ら46人が嘔吐や下痢の症状を訴えた、との報道があった。過去に同様の事例があったのかなかったのか詳しくは知らないが、これまで水遊びで下痢になったなんて聞いたことがない。だが、ひょっとするとこれも地球温暖化が遠因になっている可能性ってあるんじゃないかと、ちょっと思った。

 いうまでもないが、どんなに見かけ上はきれいに見える清流でも、実際には水以外の、さまざまなモノが含まれている。淡水プランクトンや細菌のほか、いくら自然度の高い場所であっても有害な化学物質が含まれている可能性もゼロではない。化学物質というと、人工物由来を想像する人が多いだろうが、そうとは限らない。国内でも見た目は美しい清流が流れているのに上流にある鉱毒のため、飲用不可とされる渓谷や沢は実際に存在する。

 大学生の時。国土地理院の地形図に山梨県の西沢渓谷から京ノ沢を経由して国師ヶ岳に続く登山道があることに気づき、友人と二人でたどったことがある。観光地でもある西沢渓谷遊歩道から外れて西沢沿いの道に入ると、最初のうちは明瞭だったが、やがて難路となる。昔のトロッコ軌道も当時はまだ結構残っていて、素掘りのトンネルもあったりして、おもしろかったが、荒れたルートは思うように進めなかった。

 午後の早い時間帯。あまりの難路に閉口して途中の枝沢が流れ込むスペースで幕営。実は西沢渓谷も上流の西沢も鉱毒のため飲用不可なのだが、この時は枝沢なので大丈夫だろうと、その水で雑炊を作って夕飯にした。結果的には下痢などの症状はまったく出なかったが、この判断が適切だったか否かは、今でもわからない。

 轟の滝の場合は、水の中で繁殖した病原性のある細菌が原因かもしれない。特に今年の夏のように猛暑であれば、いくら見た目はきれいな流れでも細菌も繁殖しやすいはず。それが口に入って下痢を起こしたと考えても不思議ではない。昔はあまり考えられないことが、地球温暖化で起きやすくなってきているのだとしたら、実に困ったことだが。

 今回の例では滝で遊んだ2~3日後に症状が出ているので、該当する可能性はゼロだが、淡水の遊泳や水遊びでは注意した方がいいことはほかにもある。重篤な結果になりうる病原性アメーバのフォーラーネグレリアは、たまに一般向けに紹介されても感染例が多数報告されているアメリカの事例が取り上げられることが多いが、実は国内でも1996年に佐賀県で感染者が一人だけいる。今のところ国内唯一の感染例だが、関連論文を読むと、過去に原因不明の脳炎とされた中に含まれる可能性があり、「潜在的にはより多数の件数があると思われる」と書かれていた。

 このアメーバは淡水で遊泳した際などに鼻から入り、やがて脳に達して急激に増殖し脳の壊死や出血を起こして死亡する。佐賀の例では、発熱の症状が出てからわずか10日で亡くなられている。Wikipediaによると、この患者の感染経路は不明とされ、過去1ヶ月遡っても海外渡航歴や水浴、温泉浴をした事実は確認できず、死後に病理解剖したところ、脳が形状を保てないほどに軟化していたとある。


2024年8月16日(金)
トランプ前大統領の3000年発言に思うこと
 トランプ前大統領が、イーロン・マスク氏との対談で福島原発事故について「3000年は土地に戻れない」と発言したらしい(記事最後の「追記」参照)。それに対して事故後に福島を訪問したこともあるマスク氏は、「実はそれほど悪くないんだ」と反論したとのことだ。この報道に接して、いろいろと思ったことがある。

 陰謀論みたいなトンデモ言説でも無条件に信じる人がいるのと同じで、いかに正しい情報の発信に努めてもトランプみたいな人は、どうしても出てくるものだ。原爆で焼け野原になった広島も当時は「75年間草木も生えない」といわれたが、そんなことにはまったくならなかった。福島も確かに空前絶後の大事故だったことは間違いないが、マスク氏の仰る通り、「それほど悪くない」のが事実だろうな。

 東日本大震災の直後。スーパーは買い物客でごった返し、ガソリンスタンドには長い列ができて、こんな状況では生活に支障が出ると思って、震災前から近々、広島の実家に帰ろうかと思っていたこともあり、帰ることにした。その旨、仕事関係の担当者に連絡したところ、原発から漏れ出した放射線を避けるために帰省すると思われたらしい。正直、ビックリした。たとえ福島県の中通りや会津地方に住んでいたとしても過剰反応だと思うが、さらにはるかに遠い神奈川県から避難するなんて、私の感覚からすればあり得ない。そんなことは微塵も恐れていなかったので唖然とした。メディア関係者がこんな状況では、さらに何もわかっていない一般国民が、過剰に恐れても不思議でもなんでもない。

 さあ、みなさん。福島原発事故から13年が経過して、結果どうだったか、改めてしっかり認識しましょうね。確かに福島原発は今も廃炉に向けて難題を抱えていることに違いはなく、しかもそれは相当に困難な道だろう。とはいえ、東日本全域から避難しなければならない事態ではなかったのは明白である。事故当時、多くの人が心配したほどのことにはならなかった。科学的真実やデータなんか完全無視して、とにかく感情的に原発を拒否したい人たちには何をいっても無駄だと思うが、死者が出た1999年の東海村JCO臨界事故と違って、結局、福島原発事故では放射線による死者は今のところ一人も出ていない。

 ちなみに2023年度の全国の交通事故死者数は2678人である。そのほとんどは、即死もしくは事故後、短期間に亡くなっているだろうことを思えば、いくら震災関連死者がいるといっても、どちらがリスクが高いかいうまでもないだろう。日本の大問題は、こういう事実を冷静に考えられないタイプの人の方が、そうでない人よりもはるかに多いことにある。なので放射線を恐れて東日本全域から避難する必要があるかのような発想を平気でするし、そういう言説を平気で広めてしまう。13年たって、結局、そういう事実は1ミリもなかったにも関わらず、当時、そんな発想をしたり、信じてしまったりした自分の判断能力はどうなんだろう、という反省すらもない。ということは、似たようなことが起これば、また似たような判断ミス、似たような失敗をする可能性があるといえないだろうか。

 福島原発事故後、トランプみたいな言説を垂れ流す人たちが結構いたことを今一度思い出そう。以前、本項で批判的に取り上げた中部大学の武田邦彦教授とか、れいわ新選組の山本太郎とかね。結局、彼らがいうほどの事態にはなってないよね。過去の自らの発言に対して、訂正するとか反省するとか謝罪するとかしていればまだしもだが、していなければ、彼らがどういう人間性か、これだけで一目瞭然だろう。同時にこういう類の人たちの発言を無条件に信用するのも極めて問題があることにしかならない。彼らの発信する情報の信用度に大いに疑問符が付くのは明らかであり、もし未だにその事実を認識できていないのであれば、みなさんも相当に状況判断能力に問題がある、というしかないですからね。

 武田教授や山本太郎のトンデモ言説は、むしろメディアが取り上げない方が社会的にはベストであり、取り上げて広めれば、むしろ話をややこしくするだけでメリットは何ひとつないのだが、メディア自身にそれを見抜く能力さえもない、というのが我が国の大方のメディアの実態である。それどころか、メディア関係者は多様な意見を取り上げることは、むしろいいことだと思っているバカっぷりである。自分の利益に結びつけるためだけの有害な言説を公的な使命を担うメディアが積極的に取り上げる必要はまったくない。

 メディアが社会問題を解決に導く一助になっていることも多々あると思うが、7月13日の日記に書いた松本サリン事件の件を出すまでもなく、逆の作用をしていることも実は結構多いのだ。しかもそんなことがあっても、決してメディア自身が認めて訂正したりすることはない。なぜなら権威を装うことこそが、彼らにとっての利益の源泉だからだ。自らの大ボケはなんとしても密かにスルーしたいのがホンネ。まあ、どんなに正義を気取り、どんなに立派そうに見えても、所詮はそんなもんだからね。30年この世界で仕事をしてきて、いやが上にもメディア業界の実態を知ることになったわけだが、これが変えようがない結論である。すべてのメディアが該当するとまではいわないが。

追記
 その後、トランプは「3000年戻れない」とはいってないとする記事が出たので、リンクを貼っておく(→こちら)。これが正しければ日本のメディアは科学音痴以前の問題として事実に対して不誠実ということにならないか。トランプが「3000年戻れない」と発言したとする今回の記事を書いた記者は、間違ってないと思うのなら、きちんと反論すべきだろうな。






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