Nature
 File No.0087
進化型ポスト兼宅配ボックス
基礎工事編


 以前アップした「ネットワーク接続型宅配ボックス」は、秦野の戸建て賃貸物件に住んでいた時のものだが、我ながらなかなかいいアイデアだった。荷物を受け取る私だけでなく配達する側にとっても再配達しなくてすむわけだからメリットは大きかったはずで、実際、なじみのクロネコヤマトのドライバーが絶賛して下さった。

 その後、自宅にも同様のネットワークにつながる宅配ボックスを作りたいとずっと思っていた。いや、普通の木箱を利用した宅配ボックスがすでに玄関にあることはあるが、うちは階段を上がってアプローチを歩いて玄関まで来てもらわなければならず、それがちょっと気の毒に思っていた。宅配便だけでなくアマゾンの配達や新聞、郵便でも玄関まで来てもらっていたので、それを改善したかった。それには階段を上がったところに新たにポスト兼宅配ボックスを設置すれば解決する。

 そこで、さらに進化させたタイプの、もちろんネットワークにもつながるポスト兼宅配ボックスを作ることにした。まずはボックスのサイズを検討。一番参考にしたのは、アマゾンのおそらく一番大きい紙袋(幅34センチ×厚さ21センチ×長さ30〜40センチ)入りの荷物。これでもすんなり入ることは必須である。どんな形状にするかはすぐに思いついたので、あとは細かい数字を詰めていく。全体のサイズが決まったところで、とりあえず底の部材だけ組んで、固定用寸切りボルトが通る穴を6個あけておく。

 次に設置する場所と正確な位置を決め、基礎工事に移る。最初にボックスの土台用モルタル枠を板材で組んで現場に置いてみた。問題はなさそうだったので、舗装モルタル表面にハンマードリルで凹凸を作り(新たに流し込む超強度セメントとよく接着するように)、さらにモルタル接着強化剤を塗って乾燥させた上で、寸切りボルトを取り付けた底部材を水平になるように置き、超強度セメントを練って流し込んだ(砂とは混ぜないので、ここはモルタルとは呼べない)。ただ土台設置場所の半分は、元々ある固定穴開きブロックにもかかっており、ボルト位置が合わないので、ハンマードリルでブロック内の区切り部分の一部を削り取る作業も必要になった。

 超強度セメントが固まってから底部材を一旦取り外し、またモルタル接着強化剤処理をした上で通常のモルタルを流し込んで、最後に水準器で水平になっていることを確認しながら表面をならしていく。そのモルタルが固まれば土台の完成である。

 底部材と土台の間には3本の脚を取り付けることにしたが、脚と底部材の間にはプラスチック板を敷いておいた。というのもペンキを塗った部材どおしをボルトで強固に固定すれば、いつか本体を取り外す必要が生じた際にペンキどうしによって接着してとれなくなってしまうからだ。プラ板を敷いておけばそれを防げる。

 こうしてポスト兼宅配ボックスの基礎土台が完成。実はここまでは1年前の2024年10月のこと。土台はできたものの、その後、なかなか重い腰を上げられず、本体の製作に取り掛かったのは今年2025年10月になってしまった。

 以後の製作過程は、数回の連載にする予定。次回はフレーム製作編




階段上部の途中にポスト兼宅配ボックスを設置することにした。半分は既存の穴開きブロックにかかることになる。板でモルタル枠を作って置いてみたところ。



底部材を作る。下に付いている3本の角材は脚にあたる部分。ステンレス製寸切りボルト6本を取り付け、下部をモルタルで埋めて固定することにした。



設置予定場所に底部材を置いて水準器で水平になるように調整する。柵の途中に設置するつもりなので、左右の柵もあらかじめ作っておいた。ただ左側の柵は一部、デザインを変更したので、あとでまた作り直した。



横から見たところ。後方3本の寸切りボルトが長過ぎるが、適当なサイズのボルトがなかったので、長めのものを購入し、ぴったりの寸法になるように切断した。



超強度セメントは、砂とは混ぜずに既定量の水とだけ混ぜて使用する。ボルト下部に取り付けたナットとワッシャごと埋めるように流し込んだところ。底部材が水平になるように三角形の木材を利用して細かい調整をする。セメントを流し込んだあとも水平を維持していることを繰り返し確認する。底部材右端は工事の都合上、取り外してある。この段階では後方のボルトは切断して、長さはぴったりになっている。



前方ボルト3本は、穴開きブロックと固定することになる。やはり超強度セメントを穴の中に流し込み、棒で繰り返しつついて隙間ができないようにした。



階段側から見たところ。斜めにカットした角材が脚。ポスト背後の空間を確保するために階段側に10センチほどはみ出す位置にした。



超強度セメントが固まったところで、一旦、底部材を取り外し、再度、モルタル接着強化剤を表面に塗って乾かしてから通常のモルタルを枠の中に詰めていく。



モルタルを詰め終わったところ。



モルタルが固まってから枠を取り外すと、基礎土台部分が完成である。



油性白ペンキで塗装した脚を戻し、接着防止用のプラ板を載せたところ。この段階のまま、以後1年間、放置してしまったわけだが、今年2025年10月から以後の作業を開始。11月末にようやく完成した。その過程を今後、数回に分けて紹介する。→次回・フレーム製作編

















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