File No.076

父の介護で作ったもの(5)
ソファ用肘掛け置きテーブル 再改良編



 以前、本欄「作る!」に掲載した「ソファ用肘掛け置きテーブル」。父がソファに座ったまま、朝食をとれるように自作したテーブルで、肘掛けに載せるだけの初期型をまず作り、続けて軽く固定できる改良型に発展させたところまで紹介したが、実はその後、さらに完全に固定できる再改良型も作ったので、参考までに紹介しておく。

 改良型でも使用上は問題なかったが、一度、父が手を動かした時にテーブルに強く当たって外れそうになったことがあった。外れて落ちることはなかったが、ちょっと危うかった。そこでもっとしっかりと固定できる方がいいと考え、作り直すことにした。

 また「首の傾き矯正器」で書いたように、ソファからのズレ落ち防止のため傾斜座面を採用したことで、父の腿がテーブルに接するようになり、足を動かしただけでテーブルに当たりやすくなった。これもやや危ういので、もう少し高い位置にテーブルがくるようにした。

 以上の観点から全体の構造を見直したのが、写真の再改良型である。



父が毎日座っていたブラジル製ソファ。ソファに付属していたクッションは、フワフワ過ぎるため、これを外して座布団や枕をクッション代わりにした。さらにずれ落ち防止のため手前側を高くした傾斜座面にし、足元には両足を置くことで、これもずれ落ち防止に役立つオットマンも作った。オットマンは踏み板の角度を調整できる構造にして、座布団をくくりつけて足を置きやすくした。さらにソファの下まで続く台座には、蝶番付きのストッパーを取り付けた。ストッパーは手前側には倒れるが、奥には倒せないため、台座を椅子の下に差し込んでストッパーを立てると、椅子の下に引っかかってオットマンを半固定することができる。なお写真の背もたれに写っている長さ15センチほどの突起部分は、父の身体がこれ以上傾かないようにするためのもので、左右に取り付けた。



再改良型肘掛け置きテーブルを裏返したところ。テーブル脚の右側には、固定された丸棒が突き出ていて、これをソファの肘掛けの窪みに差し込み、左側は固定板を上げた状態で肘掛けに置いてから、固定板を降ろして丸棒を窪みに差し込む。



その左側の脚部分を拡大してみた。肘掛けに2つのゴム足を介して置くので、キズが付かない。



左側のロックバーを上げ固定板も上げた状態で、右側の丸棒を肘掛けの窪みに掛けるようにして肘掛けの上にテーブルを載せる。



続いて固定板を下ろして、ロックバーを下向きの位置まで回せば、固定板をロックできる。こうすれば、少々のことではテーブルが外れて落ちることはない。



 













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