Nature
山岳記
<<前のページ | 次のページ>>

木の根道 京都府・鞍馬山など

撮影年月日:2001年12月5日など

 牛若丸で知られる京都の鞍馬山には、「木の根道」と名付けられた道がある。鞍馬寺と貴船神社を結ぶハイキングコースにもなっており、金星から降臨したという魔王尊を祀る奥ノ院・魔王殿付近では、路面に浮き出した木の根が、うねうねとのびている。解説板によると、付近の地質は硬化した砂岩からなり、そのため木の根が地下へのびずに地表をはっているそうだ。
 同様の道は、山ではしばしば見かけ、成因はやはり地表面のすぐ下に岩盤があるためかもしれない。例えば秋田県の虎毛山登山道も、ブナの根が浮き出た「木の根道」になっていた。このような道は、歩きにくい上に足をひっかけてころびやすいので注意が必要だ。


鞍馬山の木の根道



秋田・虎毛山のブナの根が浮き出した登山道



鎌倉・源氏山のハイキングコースで見かけた木の根だらけの道

NEW

北アルプス・白鳥山に続く栂海新道も部分的にこんな木の根道



 CONTENTS