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火山2 火山の地形 阿蘇山・中岳など

撮影年月日:2003年10月31日など

 火山の地形にはどんなものがあるのか。カルデラや中央火口丘など、よく聞く用語をまとめてみた。

[火口]
火口とはマグマや水蒸気が噴出した際に作った窪地のこと。この火口内にできた湖沼のことを火口湖という。
噴気上げる阿蘇山・中岳の火口/熊本県(左)と焼岳の新火口・インキョ穴/長野・岐阜県(右)


[カルデラ]
火山活動によって生まれた直径1〜2キロよりも大きい窪地のことで、火口とは区別して用いられる。最初に研究されたカナリア諸島の地名に因むもの。成因によって陥没カルデラ、爆発カルデラ、浸食カルデラがある。カルデラの底のことをカルデラ床と呼び、そこにできた湖沼がカルデラ湖。ちなみに阿蘇山のカルデラは南北24キロ、東西18キロに及ぶ世界一の大きさを誇る。


[外輪山]
火口やカルデラを取り囲んで連なる山々のこと。

十和田湖もカルデラ湖だ/青森・秋田県(左)。浅間山の外輪山/長野県(右)


[中央火口丘]
火口やカルデラ内にできた火山のこと。

浅間山の中央火口丘・釜山/長野・群馬県(左)。秋田駒ヶ岳の中央火口丘・小岳。ほかに女岳と南岳も中央火口丘/秋田県(右)



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山岳記