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火山1 活火山 那須連山・茶臼岳など

撮影年月日:2000年10月19日など

 活火山とは、火山噴火予知連絡会によって「おおむね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」と定義され、日本には現在108の活火山が存在する。かつては活火山に対して休火山や死火山という言葉もあったが、噴火活動の間隔は火山によってかなりのバラツキがあり、活火山と休火山の区別が困難なことから使用されなくなった。
 現在、活火山とされる108の火山は、過去の活動からA、B、Cの3ランクに分けられ、例えばAランク(特に活動度が高い火山)には、十勝岳、駒ヶ岳(北海道)、有珠山、浅間山、三宅島、阿蘇山、桜島などがあり、Bランク(活動度が高い火山)には、羅臼岳、焼山(秋田)、岩手山、秋田駒ヶ岳、鳥海山、栗駒山、蔵王山、安達太良山、磐梯山、那須岳、草津白根山、焼山(新潟)、焼岳、新島、箱根山、富士山、御嶽山、九重山、霧島山などがある。あと大雪山、利尻山、羊蹄山、八甲田山、八幡平、燧ヶ岳、日光白根山、妙高山、横岳、乗鞍岳、白山、三瓶山、開聞山などは、Cランク(活動度が低い火山)になっている。
 先日(2008年8月8日)、Aランクの浅間山では火口から2キロ以内の立ち入りを控えるように火口周辺警報が出されたばかり。2004年にも活動が活発となり、登山規制されたのは記憶に新しいが、再び登山規制される可能性も出てきた。



噴気を絶えず出し、いかにも活火山らしい那須・茶臼岳/栃木県


大沼から望む駒ヶ岳/北海道(左)と鳥海山/山形-秋田県(右)


黒斑山から望む浅間山/長野-群馬県(左)と草津白根山/群馬県(右)


焼山/長野県-新潟県(左)と大正池から望む焼岳/長野-岐阜県(右)


えびの高原から望む霧島山/宮崎-鹿児島県(左)と錦江湾上から望む桜島/鹿児島県(右)




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山岳記