Nature

私がこれまで山で見たものや気象現象などの体験談を紹介します。

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山岳記
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避難小屋 秋田県・鳥海山ほか

撮影年月日:2002年8月10日など

 避難小屋とは緊急時に登山者が使用できるように造られた無人小屋のこと。不測の事態に陥った時、たとえ寝具がなくても雨露をしのげるだけでも心強い。また避難小屋を無料の宿泊施設として利用することも可能だし、好んで泊まる人もいるほどだ。もちろん食料やシュラフを持参する必要があるが、テントがいらないので荷物を軽くできるメリットがある。登山者で混雑することもないとはいえないが、そうでなければ、なかなか快適な一夜となる。
 ひと昔前までは、窓もなく扉を閉じれば昼間でも真っ暗になる小屋もあったし、中には屋根や壁に穴が開いた、ひどい小屋も見られたが、最近は建て替えられて、きれいな小屋が増えた。私は日帰りの時でも避難小屋内部をチェックしているが、内部を見て一泊してみたくなった小屋も多い。



●避難小屋の内部

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鳥海山・百宅(ももやけ)登山口にある大清水避難小屋内部。築20年を越えているが、中はきれい。薪ストーブまである。トイレは館内と外のキャンプ場にそれぞれある。外観写真は下に掲載(左)。南八幡平・三ツ石山荘内部。畳敷きというのは、実に気が利いた造りとはいえないだろうか。ここも蒔ストーブがあった(右)。

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北アルプス最北の山、白鳥山山頂に立つ白鳥小屋内部。2階建てで、トイレは少し離れた場所にあるが、倒壊しそうだった(右)。庚申山・庚申山荘内部。ここは避難小屋というよりも無人の山小屋的な位置づけの方が正しいかもしれない。写真のような一室もあり、普通の避難小屋よりも設備が充実している(右)。

 
屋久島・白谷山荘内部。屋久島山岳地には営業小屋は一軒もなく、幕営も禁止されているので、奥岳を縦走する場合は必ず避難小屋にお世話にならなければならない。利用者が多いので中は比較的広く、水場・トイレも完備(左)。中央アルプス・池山中腹にある池山小屋内部(右)


●建設中の避難小屋
  
八幡平・陵雲荘の改築工事。陵雲荘は八幡沼の畔に立つ避難小屋(左・中とも)。建て替えのため秋田駒ヶ岳・阿弥陀池避難小屋の建設資材を運ぶヘリコプター。新しくなった小屋の写真は右下に掲載(右)。


●いろいろな避難小屋

三角屋根の北海道・天塩岳避難小屋(左)。利尻山避難小屋。小屋周辺の汚物汚染が問題となり、現在は緊急時のみ利用するよう呼びかけられている(中)。秋田駒ヶ岳・阿弥陀池避難小屋。屋根には太陽電池が設置され、きれいなトイレも並んで立っている(右)。


岩手県・五葉山のしゃくなげ荘(左)。鳥海山・大清水避難小屋。内部の写真は一番上に掲載(中)。蔵王連峰・刈田岳避難小屋。壁面に石がびっしり組まれた丈夫な造り(右)。

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南八幡平・三ツ石山荘(左)。庚申山・庚申山荘。上でも説明したように避難小屋というよりも無人の山小屋という方が実態に近い(右)。


栃木県・鬼怒沼巡視小屋。東京電力が登山道巡視のために建てた小屋で、避難小屋としても利用できる(左)。志賀・岩菅山頂避難小屋。建てられたのは大正7年という古い小屋だが、補修もされているようで中は比較的きれい(中)。カマボコ型の谷川連峰・茂倉岳避難小屋。写真は先代の小屋で、1989年撮影。新しい小屋は木造で、外観はがらりと変わっている。ちなみに谷川連峰・一ノ倉岳避難小屋も同じカマボコ型(右)。

  
長野県・霧訪山(きりとうさん)中腹に立つカラー鉄板で造られた手作りの避難小屋(左)。奥多摩・雲取山避難小屋(中)。大山・六合目避難小屋(右)

●避難部屋  NEW
 
避難部屋という呼び方が正しいかどうかは知らないが、本来は別の目的がある山岳地の施設に避難小屋機能も持たせて緊急時に避難できる部屋が設けられていることがある。写真左は富士見台高原の萬岳荘という素泊まりができる長野県阿智村村営の山小屋にある避難部屋。同様の施設は、蔵王連峰・刈田岳山頂にある蔵王山頂レストハウス(写真右)や栗駒山・いわかがみ平レストハウスなどにもある。


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