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幕営山行 南アルプス・南御室小屋など

撮影年月日:1986年12月28日など

 最近は、幕営山行のようなハードな登山はまったくしなくなったが、学生の頃は何度もしていた。やはり幕営装備を一人で担ぐのは大変。テントだけでなく、シュラフにバーナー、クッカー、食料など、衣食住すべてだから、それ相応の体力が要求される。昔は、そんな苦労もいとわなかったのだが、段々年をとって体力が劣ってくると、20代の頃のように無理して荷物を運び上げてピークハントをする気力も失せてきた。だが、幕営というのは、100%自己完結とはいえないまでも、山小屋泊まりと比べて他力による部分が少ないのは間違いない。それだけに単独幕営山行をやり通した時の充実感や満足感は、特別なものがある。
 そうはいっても気力と体力がついていかない現在では、テントを使うのはキャンプくらいだ。昨年(2006年)には友人と2人で埼玉県・中津峡のキャンプ場でテントを張り、キャンプをした。ただ料理が不得意な野郎2名なので、食事は途中のスーパーで買った弁当+ビールと至ってシンプル。一応、キャンプらしくするために食後にガソリンバーナーで湯を沸かしてコーヒーを入れたくらい。でも季節外れのキャンプ場は人も少なく、なかなか快適で楽しかった。



学生の時に縦走した南アルプス・鳳凰三山の南御室小屋で幕営した時の写真。夕方、食事を終えテントから外の光景を撮影。奥に見えるのが南御室小屋。左手に写っているのは当時使用していたアイゼンとピッケル。



早春の山で幕営した時の写真。誰もいない山頂で幕営したのだが、風もなく静かで、ぐっすり寝た記憶がある。写っているテントはオールシーズン用のヘリテイジの2名用テント。これとは別に5名用のテントも持っているが、どちらも以前ほど活躍する機会は減った。


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