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大雪山系・間宮岳付近の開放感抜群の道。こんな快適な道なら鼻歌を歌いながら歩きたくなる。奥に人がいる場所は、間宮岳分岐。 ウッドチップが敷かれた道。ウッドチップは、定期的に補充でもしない限り、時間経過とともに変色し、次第に土と混じり、最終的には腐って消失してしまうものだが、取材時、ここはチップが敷かれたばかりで、まだきれいだった。ウッドチップは自然にも足にも優しい。群馬県中之条町・野反湖畔。 御嶽山山麓の深い渓谷に整備された鉄製階段。トラス構造の支柱を何本も立てて、かなり手間とお金ががかかったと思われる。その分、階段がなければ越えられない岩壁も容易に上がれるようになっていて、確かに便利だった。岐阜県下呂市・巖立峡。 時々、山で遭遇する掘り割り状の道。昔の人は、どうしてわざわざ道を深く掘ったのだろうか? なんて思ったら大間違い。昔の人もそんな無駄な作業はやらない。つまり、もともとは山の斜面に付けられていた普通の登山道だったものが、植生という防護がないため、雨の度に裸地である道の部分だけ表面の土砂が流されて、少しずつ削れて深くなってしまったと考えるのが自然だ。つまり、将来はさらに深くなるのは間違いないだろう。いつか対策を迫られるかもね。三重県菰野町・鈴鹿山脈 御在所岳。 掘り割りが進み過ぎた道。もちろん、ここも誰かが意図して深く掘ったわけではない。土壌の性質と雨、それに登山者という存在が作り出した掘り割りである。利尻山は、ザクザクとして崩れやすいため登山道の荒廃が進行しており、地元も頭を悩ませている。ここまでくると痛々しい。もし利尻山が原始のままだったら、こんな状態にはならなかっただろう。登山者は、実はとても罪深い。自分たちに都合よく美化しないことだね。 よくある自然木を利用した階段。あるのとないのでは歩きやすさは全然違う。当たり前のように通っているが、一定の長さに切断し、2本の止め木で固定するという手間のかかる作業をしてくれている人がいることを忘れてはいけない。岐阜県白川村・籾糠山。 製材を使った階段。上の自然木階段よりもお金はかかっていそうだ。つまり、それだけ登山者が多いルートということになる。いくら地元行政でもマイナーコースまでお金をかけないのは当たり前。群馬県草津町・芳ヶ平。 残雪の道。これくらいならアイゼンがなくても歩ける。福島県檜枝岐村・沼山峠。 険しい岩峰に設置された鉄製の橋。栃木県日光市・庚申山。 岩の間に置かれた階段(手前)とハシゴ(奥)。同じく栃木県日光市・庚申山。 ぬかるむ道。写真はまだかなりいい方。ひどいところになると登山靴が完全に沈み込むほどにぬかるんでいることもある。長野県松川村・雨引山。 そんなぬかるむ道に歩きやすいように丸太を輪切りにして敷いてあることも。長野県栄村・苗場山。ここを通った時、そばに輪切りにしたての木が置かれていた。いずれぬかるみ対策に使用されるのだろう。 木道と階段の中間のような道。この写真はカメラを傾けているわけではない。もともとは水平だったのか、最初からこうなのかは不明だが、斜面の傾斜に合わせてすごく傾いていて実に歩きにくかった。かえって危なっかしい。ちなみに左右にある丸太組がなんの目的があるのかは不明。群馬県みなかみ町・三国山。 |