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山の鐘 長野県東御市・湯ノ丸山ツツジ平など

撮影年月日:2012年6月26日など

 山では、時折、鐘が吊り下げられているのを見かける。すべての鐘の設置目的までは知らないが、おそらく一番多いのは濃霧で視界が効かない時に鐘を打ち鳴らして、登山者を誘導するためだろう。有名な美ヶ原の美しの塔や霧ヶ峰の霧鐘塔も同じ目的で設置されたものだ。
 ただ例外もあるようだ。例えば新潟県魚沼市・浅草岳の桜曽根コース登山口にある「浅草の鐘」は、1993年の皇太子御成婚記念に建立されたもの。また北海道美深町・松山湿原入口にある「松山の鐘」は、ヒグマ対策が目的らしい。つまり登山前に鐘を打ち鳴らして、ヒグマに退散してもらおうというわけ。



長野県東御市・湯ノ丸山のツツジ平にある「遭難防止の鐘」。

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北アルプス・唐松岳の唐松岳頂上小屋に設置されている2連の鐘。


北海道・大雪山系 姿見の池畔にある「愛の鐘」(左)。福島県三島町・志津倉山登山口にある「志津倉の鐘」(中)。新潟県南魚沼市・丹後山登山口の鐘(右)。


北海道美深町・松山湿原登山口にある「松山の鐘」(左)。同湿原上にある「長寿の鐘」(右)。



新潟県魚沼市・浅草岳にある「浅草の鐘」。解説板には、「皇太子殿下御成婚記念に建立した」とある。


長野県岡谷市・鉢伏山駐車場にあった鐘(左)。長野県上田市・根子岳山頂付近で見かけた鐘(中)。群馬県みなかみ町・大峰沼畔の小屋にあった鐘。撮影は1987年(右)。



長野県松本市・美ヶ原のシンボル、美しの塔。濃霧による遭難が相次いだことから1954年に建設された避難塔で、上部には霧鐘が吊り下げられている。



南アルプス・農鳥岳南側、大門沢下降点の道標にあった鐘。撮影は1989年。



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