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北海道八雲町のヤンカ山登山口に続く林道。路面は大小の石に覆われ、一部に雨溝が生じていた。「かなりの悪路」の部類に入る。 宮城県加美町・船形山の夕日沢林道。枝の張り出しが多く、路面はこんな泥んこ状態。しかも登山口までの距離はやたら長い。 北海道斜里町。カムイワッカ湯の滝入口に続く道は、正確には道道93号だが、通称・知床林道とも呼ばれる。未舗装には違いないが、写真のように幅員は広く2車線分もあり、砂利敷きで路面状態は悪くない。この写真を撮影する前には、ヒグマを見かけた。 一見、未舗装林道のようだが、実は上と同じく道道。北海道上川町の大雪山系・銀泉台に続く道道1162号である。北海道では、多くはないがたまにこのような未舗装の道道や国道に遭遇する。それが北海道らしいワイルドさを感じておもしろいのだが…。ただ、北海道の登山口に続く林道は、意外なことに(例外はあるにせよ)、距離はやたら長いが、路面状態は割といい。 林道の路面整備が最も悪いのは、東北地方…という印象を私は持っているが、ただ東北地方の取材は、一番目だったこともあり、近年取材した地方と比較すると約10年もの開きがある。その点を無視して地方ごとの林道状況について何かいうのは不公平かもしれない。従って最近は改善している可能性もあるわけだが、あくまで実走した経験だけでいうと、確かに東北地方の林道はずこいところが多かった。写真は深い雨溝が生じた青森県外ヶ浜町・袴腰岳に続く丸山林道。 もちろん、東北地方の林道がすべて悪路だったわけではない。写真のように砂利敷きの比較的整備のいい未舗装林道も多かった。写真は秋田県北秋田市・森吉山の森吉林道。 轍の間に草がびっしりと覆う林道も時々ある。岩や石と違って車体底部の部品を直接傷めることはないが、草の中に石が隠れていても見えにくいので、あまりいい感じはしない。岩手県岩井村・早池峰山の門馬登山口に続く早池峰林道。 本文で書いた福島県西会津町・飯豊連峰の鏡山登山口。この写真は、林道終点なので、林道の路面状態はわからないが、参考までに掲載しておく。 路面に岩が多い悪路だが、実は林道ではなく市道である。兵庫県朝来市・段ヶ峰。 日本には、こんな感じで路面全体が草に覆われた未舗装林道も存在する。通常は轍部分に草が生えないものだが、よほど通行量が少ないのだろう。石がゴロゴロの道よりか幾分マシだが、やはり走っていて気持ちいいものではない。熊本県高森町・阿蘇山の色見行儀松コースに続く未舗装林道。 宮崎県日之影町の比叡山林道も、かなりの悪路。岩が多く、ヒヤヒヤの連続だったが、なんとか終点まで行ってきた。4輪駆動車でないと、まず無理だろう。 |