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二酸化炭素泉(炭酸泉) 北海道島牧村・賀老高原

撮影年月日:2013年10月14日

 日本各地に炭酸を含む温泉や鉱泉が知られ、三ツ矢サイダーは、明治時代に発売された当初、炭酸ガスを豊富に含む平野鉱泉(兵庫県)の水で作っていたなんて話もある。そんな炭酸泉の詳しい説明は、Wikipediaの「二酸化炭素泉」でもご覧頂くことにして、ここでは私が初めて見た自然状態で湧出している炭酸泉について触れたいと思う。
 北海道島牧村の賀老高原は、狩場山の中腹に美しいブナ林が広がり、日本の滝100選にも選ばれた賀老の滝を有することでも知られる。ここに珍しい炭酸泉・ドラゴンウォーターがある。温泉として利用され浴槽の中で炭酸の泡立ちを見るのと違って、ドラゴンウォーターはまさに人の手が加わっていない自然の状態で湧き出しているところが大きなポイントだろう。
 賀老の滝第1展望台へ続く遊歩道入口にもなっている賀老高原キャンプ場駐車場を過ぎると、ドラゴンウォーターの看板が見えてくるので、ここを左折。すぐに数台分の駐車スペースもある園地に着く。お目当ての炭酸泉があるのは、看板に従って渓流へ降り、5〜6メートル上流に向けて岩伝いに進んだ場所。木に掛けられた看板の真下、赤褐色に染まっている岩の隙間がそれだ。

 私の場合、最初訪れた時は前日から雨が降っていて渓流の水量が増し、湧出ポイントに行くのも困難な状態で断念。快晴となった翌日、再度訪れて、ようやく湧出ポイントを見つけられて、わずかに湧き出す炭酸泉をこの眼で確かめることができた。湧き出す様子は静止画ではわかりにくいので動画を参照のこと。
 動画をご覧頂ければわかる通り、わずかな湧出だが、確かに炭酸の泡が小さな割れ目からポコポコと上がってくるのが見てとれる。炭酸泉自体も珍しいが、こんな自然の状態で湧出している炭酸水は初めて見た。それにしても最初に見つけた人はすごい。こんな場所にある、ごくわずかな湧出をよく見つけたと思うよ。



ドラゴンウォ−ターの案内看板。



看板を目印に少し下ると渓流があり、その奥に木の枝に看板が掛けられている。その下の岩の隙間から炭酸泉がちょろちょろと湧き出している。雨が降ると水量が増し、近づくのも困難な上に湧き出す隙間も水没してしまう。水量が少ない通常時でも長靴があった方がベストだ。

  動画

ドラゴンウォターは、こんな感じで湧き出している。(画面をクリックすると別ページに飛びます)


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