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柱状節理と放射状節理 北海道東川町・天人峡

撮影年月日:2013年7月15日

 マグマが冷えて体積が収縮する時などに規則的な割れ目が生じることがある。これを節理という。節理が柱状になったものは、柱状節理(ちゅうじょうせつり)と呼ばれ、主に六角柱状をしている。柱状節理は、あちこちの山でよく見かけるが、大雪山系の天人峡には、柱状節理の大岩壁があり圧巻である。ほか礼文島、日光・華厳の滝、立山、東尋坊、高千穂峡などでも見られる。
 一方、節理が放射状になったものは放射状節理と呼ばれ、国の天然記念物に指定された根室車石(北海道根室市・花咲岬付近)がよく知られる。節理には、ほかに板状節理、方状節理もある。



大雪山系・天人峡で見られる柱状節理の巨大な岩壁。



立山ケーブルカーの軌道わきにある材木石。これも柱状節理によるもの。富山県立山町。



礼文島では、あちこちで安山岩や玄武岩の柱状節理を見ることができる。写真はゴロタ岬付近の岩壁。



秋田県大仙市・和賀山塊 真木渓谷にある袖川立岩の柱状節理。

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栃木県日光市の龍王峡にある柱状節理



国の天然記念物・根室車石。玄武岩の見事な放射状節理の例。北海道根室市。





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