<<前のページ | 次のページ>>

噴泉塔 北海道新得町・トムラウシ温泉

撮影年月日:2013年7月20日

 噴泉塔というのは、温泉に含まれる主に炭酸カルシウムや水酸化マグネシウムなどの成分が、空気に触れて沈殿し固まる石灰華(せっかいか)の一種で、長い時間の経過とともに次第に塔のような形になったもの。秋田県湯沢市や栃木県日光市、石川県白山市など各地にある。
 そのうち日光市の「湯沢噴泉塔」は、いつか訪ねてみたいと二十年くらい前からずっと思っていた。かつては奥鬼怒温泉郷最奥の秘湯・手白沢温泉から山道を往復するしかなかったが、近年、女夫淵温泉に向かう道路途中からたどる専用のコースが新たに整備され、状況は変わっている。しかし、湯沢噴泉塔訪問を果たさないうちに北海道のトムラウシ温泉であっさり噴泉塔を見ることができた。
 トムラウシ温泉の噴泉塔は、国民宿舎東大雪荘前にあり、市街地からのアクセスは結構遠いが、車を降りてすぐに見学できる。ここの噴泉塔は高さ1.4メートルほどで、湯沢噴泉塔よりも大きいようだ。





トムラウシ温泉の噴泉塔(上)とその解説板(下)。



 CONTENTS 
 
   
 

Nature
山岳記