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構造土 群馬県草津町・本白根山

撮影年月日:2003年7月23日

 コマクサで有名な本白根山にある鏡池の畔に降り立つと、水底に模様があるのに気づく。これは亀甲状構造土(亀甲土)と呼ばれ、土壌の水分が氷結と融解を繰り返すことで大小の礫が移動して亀甲状(実際の形はさまざまで一定していない)になったもの。ほかにもソリフラクションなどがあり、それらを総称して構造土と呼ぶ。寒冷地に見られる周氷河地形のひとつである。
 本白根山・鏡池は、その代表的な観察地だが、ほかにも北八ヶ岳の亀甲池でも、その名前の由来となった亀甲状構造土を目にできる。



鏡池の亀甲状構造土。本白根山から下山する途中、登山道から少し下れば池の畔に立てる。ぜひ寄り道して観察してみたい




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山岳記