<<前のページ | 次のページ>>

雪煙 北アルプス・常念岳

撮影年月日:1994年11月27日

 雪煙とは文字通り雪が風で吹き飛ばされて、煙のように舞い上がること。一般的には「ゆきけむり」だが、登山用語では「せつえん」と読むことが多い。雪山に行くと、強風が吹くことが多いので、ちょっとした雪煙なら時々目にできる。
 私が過去に見た中で一番すごかったのは、晩秋の蝶ヶ岳登山道から見上げた常念岳の雪煙である。この時、稜線上には相当強烈な西風が吹いていたようで、西側斜面に積もった雪が飛ばされて200〜300mはあろうかと思われる巨大な雪煙が舞い上がっていた。



蝶ヶ岳登山道から見上げる常念岳とその雪煙。大きく切れ込むのは常念沢。写真中央が常念岳、写真には写っていないが、この右手に前常念岳がある。背景が青空だから余計に雪煙が目立つ。




 CONTENTS 
 
   
 

Nature
山岳記