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山のトランシーバー −

撮影年月日:2012年11月4日

 かつて大学時代の友人とよく山に登っていた頃(1990年代)、免許がいらない特定小電力無線のトランシーバーを何度か山に持参したことがあった。非常用というよりも、なんとなく楽しそうなのが一番の理由だった。山で離れ離れになってしまった時にトランシーバーでお互いのいる場所が判明して無事合流できたこともあり、確かにそれは便利ではあったが、それ以外で必要となる場面はほとんどなく、携帯電話と比べれば聞き取りにくいのも難だった。
 小学生の頃、実家には8×8×30センチくらいもある免許不要無線ながらもプロ仕様のトランシーバーがあり、それで友達とよく遊んでいた。アマチュア無線の電波を拾うこともよくあり、町内の大学生と会話して「うちに来ない?」ということになって、自転車で来てくれたこともあった。また旅行先の京都・福知山でライオンズクラブの人と会話した経験もある。
 トランシーバーというと、そんなことも思い出すが、今は携帯電話の時代。非常用として携帯電話は必ず持参しているが、トランシーバーを使うことは一切なく、もう十年以上、電池を入れてないので、使えるかどうかすら不明である。


かつて使っていたケンウッド製の特定小電力無線のトランシーバー。下の写真のようにホルダーに入れておけば、マイクを使って歩きながらでも会話ができたので、便利といえば便利だったが…。






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