欧米ではサラダに使う
ノヂシャ
オミナエシ科
Valerianella locusta
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ヨーロッパ原産の帰化植物。オミナエシ科の1〜2年草で、本州〜九州の道端や空き地などに見られる。江戸時代に長崎で栽培され、すでに明治時代には東京で野生化していたらしい。欧米ではサラダ用に栽培される。
漢字で書けば「野萵苣」。萵苣とは、キク科のレタスやサラダ菜など、野菜の総称だが、分類学的な関係は一切ない。サラダに利用することからチシャに例え、野に生えることから命名したものだろう。
高さは10〜30センチ。時に50センチになることもある。茎は二叉に何度か分枝し、長さ2〜4センチの葉が対生する。5〜6月に枝先に直径2〜3ミリの淡青色の花を多数付ける。帰化植物とはいえ、なかなか清楚な感じのする花だ。
島根県江津市。県道路肩の空き地で見かけたノヂシャ。。
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