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朝鮮半島の山名に由来
ハクウンラン
ラン科
Kuhlhasseltia nakaiana
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 ラン科ハクウンラン属の多年草。東大教授で小石川植物園長なども務めた植物分類学者の中井猛之進(なかい・たけのしん)によって、朝鮮半島の白雲山で発見された。国内では、本州、四国、九州に分布。山地の林床などに生え、高さ5〜10センチほどなので、探すのも一苦労する。
 茎の下部に数枚の葉を互生し、上部に数個の白い花を付ける。萼片と側花弁は、白っぽい褐色、または緑白色。唇弁の舷部は左右に広がり、正面から見ると長方形に近い。根が退化しており、共生菌から栄養を得ているという。
 全体に大きく、唇弁が2裂するオオハクウンラン( K. fissum )も知られている。



某県某山で花を付けたハクウンラン。茎の下部には2個の葉。


 
花の正面(左)。舷部は左右に広がり、爪部には左右に突起がある。側面(右)。基部にある白い膨らみは距。



Nature

一種一種、植物を取り上げて、その植物にまつわる話題を写真とともに紹介します。

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