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イナモリソウの白花品ではない
シロバナイナモリソウ
アカネ科
Pseudopyxis heterophylla
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 アカネ科イナモリソウ属の多年草。関東地方から近畿地方にかけての太平洋側に分布。山地の林内や林縁などに生える。漢字では「白花稲森草」。高さ15〜20センチ。葉は卵形で、裏面葉脈上に毛が生える。
 6〜7月、上部の葉脇に1〜3個の花を付ける。花冠の先は5裂し、長さ約1センチ。雄しべ5個と雌しべが花冠から突き出す。イナモリソウの白花品ではなく、独立種である。
 
 広島県では、戦前の記録はあるようだが、長い間、自生地は知られていなかった。ところが1997年から2007年にかけて県内で次々に自生地が発見されている。従って本来は上記分布域に広島県を加える方が正しい。以下の写真は、広島県内で撮影したもの。



イナモリソウは、花冠が淡紅紫色で本種よりも大きく、しかも花冠裂片の縁が波打つので一目瞭然だ。広島県某所。


  
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