草丈に不釣り合いな大きな花を付ける
ベニシュスラン
ラン科
Goodyera macrantha
…………………………………………………………………………………………………
ラン科シュスラン属の多年草。本州関東地方以西、四国、九州に分布。山の湿った林下などに生える。茎の下部は横にはい、上部は立ち上がる。数枚付く葉は、やや厚みがあり、葉脈に沿って白い網目状の模様がある。草丈は5〜10センチほどしかないが、その大きさに対してやや不釣り合いな長さ3センチもある花を数個付ける。花は筒状で淡褐色で紅色を帯び、半開状。萼片や花弁の外側には毛が生え、花弁は線形。唇弁の先はわずかに反り返る。
同属のシュスランに似て、花が紅色をしていることから「紅繻子蘭」。ちなみに「繻子」とは、なめらかな手触りが特徴の織物で、サテンとはこの英語名。
|
ここのベニシュスランは、薄い紅色のすじが入る程度で、やや白っぽい花だった。
ベニシュスランの見事な群生。花期は7〜8月。
|
|
|