深山の樹上に着生する希少ラン
ヒナチドリ
ラン科
Orchis chidori
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ラン科ハクサンチドリ属の多年草。本州静岡県以西と四国に分布。深山の樹上や湿った岩上に着生する。茎の中ほどに1個だけ付く葉は、同属のウチョウランよりも幅が広い。7〜8月、茎頂に総状花序を出し、淡紅紫色の花を数個付ける。背萼片と側花弁はかぶと状に集まり、唇弁は3深裂し、赤紫色の斑紋が入る。また後にのびる距は、次第に先細りなる。漢字では「雛千鳥」。
写真は、某県某所の渓流沿いの樹上に着生していたヒナチドリである。
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樹上に着生するヒナチドリ(上・中・下3点とも)。上と下の写真は、梯子に登って撮影したもの。
地上から500ミリの望遠レンズで引き寄せ、トリミングした。
花はひとつしか咲いていなかったが、間近で撮影できた株。この花は白に近い。
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