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ハマナスに似るが刺は少なめ…
カラフトイバラ
バラ科
Rosa marretii
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  主に北海道に生えるバラ科バラ属の落葉低木。北海道ではハマナスに似ていることもあってヤマハマナスとも呼ばれる。本州では群馬県の六里ヶ原やバラキ湖、長野県の菅平湿原や志賀高原、霧ヶ峰など、ごく限られた場所にしか分布しない。
 高さ1メートルほどになり、葉は互生し、小葉3〜4対からなる奇数羽状複葉。小葉の縁に半分ほど細鋸歯があり、裏面には軟毛がある。葉柄の基部には一対の刺が目立つが、時間の経過と共に失われることもある。6〜7月に直径3〜4センチの淡紅色の花を咲かせる。果実は直径約1センチの偽果。
 写真は今年(2013年)、釧路湿原に続く未舗装の道道沿いで見かけたカラフトイバラだが、私にとっての初見は十数年前、長野県上田市の菅平湿原でのこと。ここに自生していることは知っていたので、できれば花を撮影したいと湿原に向かったところ、探そうとする前に湿原入口でいきなり遭遇して拍子抜けした。



花は色の薄いハマナスといった感じだ。茎には疎らに刺がある程度で、ハマナスのように刺だらけではないので、全体にやわらかくてあっさりした印象である。


  
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一種一種、植物を取り上げて、その植物にまつわる話題を写真とともに紹介します。

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