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歌舞伎の演目に由来する
センダイハギ

マメ科
Thermopsis lupinoides
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 北海道と本州に分布するマメ科センダイハギ属の多年草。北国の海岸に多いことから、仙台伊達家の紛争を題材にした歌舞伎の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」にかけて命名された。海岸の砂地などに生え、群生することもある。
 5〜8月に黄色の長さ2〜2.5センチの蝶形花を付ける。葉は3出複葉。果実は長さ8〜10センチの豆果。
 写真は、青森県つがる市のベンセ湿原で5月中旬に見かけたセンダイハギ。普通は、海岸の砂地に生えることが多いようだが、ここでは湿原内に生えていた。




明るい黄色い花は、緑色の湿原上で目立っていた



豆果。北海道北見市・ワッカ原生花園



  
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