そんな西洋風の県名なんてあったっけ?
植物雑話3
バラが名前の由来になった県がある!?
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バラが名前の由来になった県は実在する。それは茨城県だ。「茨」とは野生のバラのことで、私たちはバラと聞くと花屋さんで売っている真紅のバラを想像してしまうが、日本にもノイバラなどの自生のバラがある。茨城県にもノイバラ,テリハノイバラ,ヤマテリハノイバラ,モリイバラなど、ノイバラのなかまが自生しており、常陸国風土記にイバラが多いという記述がもとになって県名がついたのだそうだ。もともとは大阪にある地名と同じく「茨木」と書いていたという。また常陸国風土記には、ほかにも黒坂命が茨で城を築き賊を退治したという説話もあるなど、茨城県とバラとは深い関わりがあるという。
茨城県フラワーパークでは世界のバラの品種を集めているが、ここがバラにこだわっているのも同じ理由だ。
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