葉のつけ根にシュロのような毛がある
アオヤギソウとシュロソウ
ユリ科
Veratrum maackii var. parviflorum
Veratrum maackii var. japonicum
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どちらもユリ科シュロソウ属の多年草。同属のコバイケイソウは白い花が目立つのに、この両種は花が地味なのであまり注目されることはない。アオヤギソウは「青柳草」と書き、緑色の花と柳に似た葉から命名されたもの。葉のつけ根にシュロのような毛があり、6〜8月に茎頂に円錐花序をつける。花は径約1センチ。北海道〜中部地方以北の本州に分布。一方のシュロソウは花が暗紫褐色で、北海道〜本州に分布する。
両種とも山では時折見かけるが、花が地味なので、なかなか撮影しようという気にならない植物だ。ゆえに出会う頻度の割に計3〜4回くらいしか撮影していない。しかし人間どもに注目されないということは、盗掘されるリスクもないし実は都合のいいことだろう。
アオヤギソウ。7月下旬、尾瀬ヶ原にて。
シュロソウ。7月下旬、八子ヶ峰にて。
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花のアップ。長野県東御市・三方ヶ峰。
シュロソウの果実。8月下旬。三ツ峠山にて。
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