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明治時代に観賞用に渡来した帰化植物
マツヨイセンノウ
(ヒロハノマンテマ)
ナデシコ科
Silene alba
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 マツヨイセンノウは、別名ヒロハノマンテマとも呼ばれる北アメリカ原産の帰化植物(ヨーロッパ原産とする資料もある)。日本には明治時代に観賞用として渡来し、以後全国に広がったという。全体に毛が多く、葉には両面に短毛が生える。
 6月〜9月に径2.5センチほどの芳香のある白色5弁花をつける。花弁の先は2深裂し、夕方から開花。雌雄異株。
 私が見たのは北海道のオムサロ原生花園など、北海道の数カ所のみ。ほかの地方では見たことはない。もっとも帰化植物にはあまり関心がないので、市街地の道端などに生える植物に注意を注いでいないことも大きいかもしれない。



花をアップで見ると、意外と楚々としていて可憐な姿をしている。だが帰化植物とわかると、途端にありがたみが半減するのはなぜだろう。花のアップ(上)と花期の草姿(下)。どちらもオロサム原生花園で。






  
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植物記