絞め殺し植物ともいわれる
ガジュマル
クワ科
Ficus retusa
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ガジュマルは熱帯〜亜熱帯に分布する常緑高木で、日本では屋久島〜沖縄に生える。高さは10〜20メートルほどになり、枝から多数の気根を出す独特の姿をしている。ガジュマルの森に入ると、異様な雰囲気があり、沖縄では古いガジュマルにはキジムナーと呼ばれる木の精霊が宿っているとする伝承がある。確かに何かがいてもおかしくなさそう。
同じクワ科のアコウとともに「絞め殺し植物」といわれる。ほかの木に絡みつき、やがて覆い尽くして枯らしてしまうからだ。
イチジク属なので、イチジクと同様に花は径7ミリ〜1センチの「花のう」。果実は熟すると黒紫色になる。
屋久島のガジュマルの森。気根が絡み合い、異様な雰囲気だ。
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