<<前のページ 次のページ>>

庭に生えてきたホソバアキノノゲシ

葉が分裂しない
ホソバアキノノゲシ

キク科
Lactuca indica 
f. indivisa
……………………………………………………

 アキノノゲシは山野や荒れ地などに生える1〜2年草で、高さ0.6〜2メートルになる。名前はハルノノゲシに似ているが、実は別属だ。8〜11月、直径約2センチの淡黄色の頭花を円錐状に多数咲かせる。また葉は長さ10〜30センチの長楕円状披針形で逆向きの羽状に裂ける。

 ところで横浜に住んでいたころ、いつの間にか庭に何かの草が生えてきたことがあった。かなりの高さにまで生長したので「何かでかい草が生えてきたなぁ」と感じていたが、刈ることもなく放っておいた。やがて9月初旬に花を咲かせてアキノノゲシだと気づいたが、よく見ると葉が分裂してないではないか。葉が広線形で裂けないのはホソバアキノノゲシと呼ばれる品種だ。アキノノゲシはフィールドでよく見かけるが、私がホソバアキノノゲシを見たのは初めてだった。それが庭に生えてきたのだから、ちょっぴりラッキー!早速、その姿を撮影しておいた。


  
 CONTENTS 
 
   
 

Nature
植物記