Nature
犬連れ登山を考える

◆勝野みどりに関するQ&A

Q 勝野みどりって誰ですか?

A 日本アウトドア犬協会関係者で、かつて犬連れ登山禁止を掲げている行政等に「犬連れ禁止をやめます」というまで重箱の隅をつつくような質問メールを、ひつこく繰り返し送り続けていた大迷惑&有害人物です。



Q ところで勝野みどりってド文系さんですか?

A はい。ド文系さんでしょうね。学歴まで詳しく知りませんが、ほぼ100%ド文系さんであると断言できます。



Q どうして勝野みどりが、ド文系さんだと断言できるのですか?

A はい。@科学用語の正確な意味を理解していない。A理系の人ならあまり使わない「いいまわし」が、散見される。B主張そのものがロジカルではない。以上です。

Bについていえば、例えば、次のようなことです。勝野みどりは、犬連れ登山を禁止している行政に「禁止の根拠は何か」と重箱の隅をつつくような質問を繰り返していましたが、その一方で犬連れ登山をする飼い主のマナーについては、その根拠も示さず「犬連れ登山をする飼い主はみんなマナーがいいし、どの犬もおとなしい」と実にザックリとした主張を平気でしていました。「たとえそれが正しいとしても、それは、あなたのまわりの犬連れ登山者とその犬だけなのでは?」「全体像を知っているわけがない、あなたがどうして日本中の犬連れ登山者ほとんど全員がそうであると断言できるの?」と聞きたいものです。自分の意見に敵対する相手には「根拠を示せ」と重箱の隅をつつくように迫るのであれば、自分の意見ひとつひとつにも同等の根拠を示すのが筋でしょう。「犬連れ登山をする飼い主はみんなマナーがいいし、どの犬もおとなしい」のであれば、その主張が正しいと誰もが納得できるデータも添えて主張すべきです。こういう矛盾に自ら気づくこともできないレベルですから、物事をロジカルに考えられる理系の人とは思えません。ほぼ100%ド文系さんでしょう。



Q 勝野みどりにそもそも犬連れ登山が自然環境へ及ぼす影響について判断する能力があるのですか?

A いいえ。ド文系の勝野みどりに、そんな判断ができるわけがないじゃないですか。どうして科学の素養すらもないド文系である自分にそういう判断ができると思い込めるのか、実に不思議といわざるを得ません。



Q 勝野みどりは、自然や生態系について正確に理解していますか?

A いいえ。ド文系の勝野みどりが、自然や生態系について正確に理解しているわけがないじゃないですか。人にもよりますが、基本的にド文系さんは、自然も生態系も、すべて「イメージ」でしか捉えていません。自分の頭の中に「自然のイメージ」や「生態系のイメージ」があるだけで、自分は自然や生態系についてわかった気になっています。ド文系さんは、「生態系とは何か?」と質問してもロクに答えられません。当然、自然や生態系に関わる科学知識の全体像すらも知らないので、自分の頭の中にある「自然のイメージ」や「生態系のイメージ」くらいでも、十分なレベルだと勘違いしやすいわけですが、理解している人に比べれば、1%以下くらいの知識しかありません。このことは一般登山者も含めてアウトドア愛好家のほとんどに共通する事実で、一度も自然や生態系について学んだことがないにも関わらず、山やアウトドアに詳しいくらいのことで、なぜか自分も自動的に理解できていると思い込んでしまう実にオメデタイ方々です。いくらいっぱしを気取っても、いろいろなことを正確に理解していないのが、発言内容だけですぐにわかります。



Q 勝野みどりは、細菌とウィルスを区別できますか?

A いいえ。ド文系の勝野みどりに細菌とウィルスを区別できるわけがないじゃないですか。とにかくそういう科学知識は徹底的にカラッポです。細菌とウィルスの区別もできない人物に、犬が潜在的に保有していることもあるジステンパーウィルスが野生動物にどのような悪影響を及ぼすかについて、どうこういえるわけがありません。



Q 勝野みどりは、定性と定量の違いを理解していますか?

A いいえ。ド文系の勝野みどりが定性と定量の違いを理解しているわけがないじゃないですか。とにかくそういう科学知識は徹底的にカラッポです。こんな基礎用語の区別すらもできない人物に、環境問題をどうこういう資格があるはずもありません。



Q 勝野みどりは、ジステンパーウィルスのリスクを理解していますか?

A いいえ。ド文系の勝野みどりがジステンパーウィルスのリスクを理解しているわけがないじゃないですか。とにかくそういう科学知識は徹底的にカラッポです。ジステンパーウィルスのリスクを理解してない人物に、犬が野生動物にどのような悪影響を及ぼすかについて、どうこういえるわけがありません。



Q 勝野みどりは、エキノコックスのリスクを理解していますか? NEW

A いいえ。ド文系の勝野みどりがエキノコックスのリスクを理解しているわけがないじゃないですか。とにかくそういう科学知識は徹底的にカラッポです。エキノコックスのリスクを理解してない人物に、犬連れ登山が人間に対してどのような悪影響を及ぼすかについて、頭がまわるわけがありません。勝野みどりは、北海道には特有のエキノコックスという問題が存在することはもちろん、北海道の山に犬連れ登山した犬を本州に連れて帰ることにどういうリスクがあるのかさえも、まるでスッカラカンです。



Q 結局、勝野みどりと日本アウトドア犬協会がやらかしたことって、どんなことですか? NEW

A 主にふたつあります。ひとつは、すでに説明している通り、希少野生動物が絶滅するリスクを高めたことです。もうひとついえるのは、登山者が山の水場で普通に水が飲めなくなるリスクまでも高めました。前者については、何度も説明しているので省略しますが、後者については説明しておきましょう。

 少なくとも現在、北海道以外の山の水場では、みんな普通に水を汲んでそのまま飲んでいますよね。しかし北海道の山で犬連れ登山をさせた犬を本州に連れ帰り、本州の山でも犬連れ登山をさせるのは、それができなくなる可能性さえあることなんです。
 北海道の山で犬連れ登山の犬が、エキノコックスに感染したエゾヤチネズミやエゾアカネズミなどの野ネズミを捕食した場合、エキノコックスが犬に感染します。その犬を本州に連れ帰り、本州の山で糞を放置すれば、その糞から本州の野ネズミにエキノコックスが感染し、それが広がれば、北海道の山と同様に本州の山でも、水場の水をそのまま飲むことができず、いちいち煮沸しなければならない事態になりかねません。しかもエキノコックスは犬から人間にも感染し、長期に渡って無症状なために感染に気づかずに放置してしまうと、犬連れ登山者自身だけに留まらず、沢水に含まれていたエキノコックスの卵が口に入ることによって感染する無関係の登山者の命にも関わってくる、結構ヤバイことなんです。

 リードを付けた犬であれば、野ネズミを捕食する可能性は高くないと思いますが、以前、大雪山で犬連れ登山をしたとネット上に書いていた、完全に頭がイカレている登山者が、登山の途中、犬をノーリードにさせたところ、鳥を咥えて戻って来た、と写真付きで紹介していました。現実にそんなことがあるということは、エキノコックスに感染した野ネズミを咥えてきたり、飲み込んだりする可能性が絶対にないとは思えません。また私自身、犬連れ登山者が犬の糞を放置するのを見たこともあり、朝日新聞「声」欄にも同様の目撃例が載ったこともありました。犬連れ登山者が犬の糞を放置することは十分にあり得ることです。

 実際、何年か前に愛知県の山で捕獲された野ネズミを調べたところ、エキノコックスに感染していた事例がすでに報告されています。この野ネズミが感染した経緯は不明ですが、犬連れ登山の犬かどうかはともかく、犬から感染した可能性は低くないだろうと私は見ています。こうした感染例が増えれば、確実にいずれ本州の山でも水場の水がそのまま飲めなくなることを意味します。

 まあ、こんなすさまじいアホなことをやらかすバカ集団を価値がある存在であるかのように取り上げたビーパル、ヤマケイ、Yomiuri Weekly、中日新聞等は、完全に頭がイカレてますね。2020年7月には、朝日新聞が「be」で、犬連れ登山を生み出して宣伝してきたシェルパ斉藤をフロントランナーとして大きく紹介していました(記事では本名の「斎藤政喜」で掲載)。こんなリスクを作り出した人物のどこがフロントランナーなんでしょうか。
 「有名な雑誌や新聞だから、きっと正しい」ではなく、「有名な雑誌や新聞なのに、実はものすごくどうしようもないレベルだった」というのが紛れもない真実ですね。

 だってねえ。よく考えてみれば、すぐにわかることなんですけど、朝日新聞といえば、慰安婦問題を捏造し、ものすごくやっかいで余計極まりない国際問題を新たに作り出したことでも有名ですから、そりゃあそのくらいのアホなことは平気でするでしょう。
 加えていうと「山と自然のトップブランド」を標榜しているヤマケイ編集部は、全員か大半かまでは知りませんが、基本的に自然や生態系について実は一度もきちんと学んだことすらもないド文系さんの集まりなんです。ド文系さんは、自らの頭で判断すること自体ができないので、いつも「まわりの空気」を読むことしかしないわけですが、その空気を作っているのも、ほとんどがやっぱり何も知らないド文系さんなんです。ほかのメディアも日本アウトドア犬協会を取り上げているのだから、きっとこの団体はスゴイ。ぜひ、うちでも取り上げようと、どうしようもないド文系編集部は空気しか読まないまま実行に移しちゃうわけです。

 今のヤマケイは、ある程度の良識があった昔のヤマケイとは別物と考えた方がいい。その背景には出版不況があり、負債を抱えて一度は潰れたヤマケイがインプレスの傘下に入り、そこから派遣された新社長が山や自然の保護よりも金儲けに関心があるのは当たり前です。金儲けができるのなら、自然環境に悪影響があることをやらかした人物だろうと、なんだろうと使いたいということです。逆に言えば、日本の登山者自体が、そんなヤマケイの正体さえも見破れない超低レベルなので、ヤマケイも金儲けができることになります。
 そりゃそうでしょう。日本の登山者は、本当のことをいって大変申し訳ないですけど、そもそもその程度のレベルですからね。どこかの山を踏破したとか、山の動植物名をいくつか覚えたとか、そんなどうでもいいようなことで胸を張っている、まあどうしようもないレベルです。

→関連情報 本サイト「コラム4 犬連れ登山は本州をエキノコックス感染エリアにする危険性がある




Q 勝野みどりは、そんな低レベルな知識しかないにも関わらず、どうして自信満々に「犬連れ登山に問題はない」と主張できるのですか?

A はい。簡単なことです。このことは勝野みどりに限らず、ほとんどのド文系さんにも共通することですが、結局、知識がない人は、前述したように自分の頭の中にあるイメージだけで答えを出すしかないわけです。環境問題みたいなことに対しては、必要な情報やデータを入手した上で、科学的に分析して答えを出すのが当たり前の方法といえますが、ド文系さんは、その方法の入口にすら立てません。で、彼らが日常的にやっているのは…

 これです。

頭の中のガラガラポンを回して、
出た玉の色で判断する方法(笑)


 一応、理由くらいはあっても、大抵は勘違いや無知に起因する的外れなものばかりなんですが、そんな方法で出した答えに過ぎないのに、なぜか彼らは自信満々です。自分の頭が出してきた答えなので、自動的にそれが正しいように感じてしまうわけですが、わかりやすくいうと要は「ガラガラポンが回っている」だけなんです。もっといえば、往々にして自分に都合のいい色の玉を脳が無意識のうちに選択しがちだったりもします。そういう事実すら彼らは、客観的に認識できません。なぜなら、自分の考えが間違っていることを理解するのに必要な科学知識がまるでないからです。犬連れ登山に反対する文系の人も、レベルは似たり寄ったりか、もしくは多少はマシくらいなんですが、ただ彼らは科学知識はなくても勘は鋭くて犬連れ登山の問題点を感覚的に嗅ぎ分けて、結果論として「正しい認識を持っている」とはいえるでしょう。



Q 勝野みどりのどんなところが「爆笑」なのか、具体例を出して教えて下さい

A いろいろありますが、例えば…

「ウィルス除去」(爆笑)

→私が著書で日本アウトドア犬協会の主張を批判したことに対して反論できず、困った挙げ句に出してきたのが「ウィルス除去」でした(爆笑)。ド文系で科学知識ゼロのバカでも、自分のメンツを守るためにバカはバカなりにいろいろ考えたんでしょう。その結果、ド文系・勝野みどりが選んだのは「ウィルス除去」だったみたいです(笑)。犬連れ登山者のみなさん!! 朗報です。勝野みどりによると、犬からウィルスを除去することが可能らしいです。あまりもの素晴らし過ぎる技術に目眩がします!!

でも残念でした。仮にそれが可能だとして一度、犬の体内からウィルスを除去したからといって、その状態を永久に維持できるわけがありません。こんなことも理解していない超絶噴飯バカ女が、「犬に何か問題があるはずない」と行政に質問メールを送りつけていたわけです。勝野みどりの劣悪過ぎる妄想に反吐が出そうです。



Q こんな低レベルな主張をする勝野みどりの意見を取り上げるメディアは、さすがにないんじゃないですか?

A まともな人ならみんなそう思いますよね。でも実際はそうじゃなかったんてす。勝野みどりの意見(=日本アウトドア犬協会の主張)を取り上げたメディアは、以下の通りです。

BE-PAL
Yomiuri Weekly
中日新聞
山と渓谷

上記メディア関係者は、驚くべきことに勝野みどりの主張に一理あると思われたみたいです。特にBE-PALとヤマケイにとってみれば、犬が環境に悪影響を及ぼすことが事実であれば、とっても都合が悪いわけですが、どっちにしても勝野みどりの主張は、超低レベルであることすら彼らには理解できなかったということになります(=彼ら自身も超低レベル)。一理あるというのなら、上記メディア関係者のみなさんは、日本アウトドア犬協会の代わりに私の意見にぜひとも反論するべきですが、まあ、知らん顔をするのが無難でしょう。とにかく徹底的に科学知識がないド文系さんが、私を論破するのは100%無理でしょうし、反論してきた段階ですべて本サイトでオープンにして、実は科学関連知識がカラッポのド文系のくせにジャーナリズムとかなんとか偉そうなことをいって、いっぱしを気取る、これら似非メディアの化けの皮を剥がしてやるだけのことです。



Q つまり、わかりやすくいうと、日本のアウトドア業界自体が、あり得ないほどの大ボケを長年に渡って続けていたということですか?

A はい。その通りです。日本のアウトドア業界は、長年に渡って、あたかも犬をアウトドアに連れ出すことが素晴らしいことであるかのように大宣伝を繰り返し、その宣伝の先頭に立っていたBE-PALだけでなく、実は自称・山と自然のトップブランドであるヤマケイですら、そのキャンペーンを利用した前科があります。
 もちろん、そのキャンペーンの主役であったシェルパ斉藤や野田知佑が、実は日本の自然環境に重大な悪影響を及ぼしている事実を理解すらもできないド文系のみなさんが、拍手をしながら「アウトドアを楽しむ素晴らしいスタイル」と絶賛して、自らも真似してきたわけです。つまり、先導してきたBE-PALだけでなく、そのタレント商法に乗っかりたいヤマケイなど、多くのアウトドア関連会社、さらには日本のアウトドア愛好家の多くまでもが、ひっくるめて野生動物に重大な影響があることを推奨宣伝する有害人物に追従していたわけです。日本のアウトドア業界やアウトドア愛好家全体に大いに疑問符が付くどころか、こうした巨大クラスタが「実は歴史的な大ボケを数十年に渡って続けていた」というくらいの目眩しまくりの話しなんです。
 ですから、その事実が広く知られると、とっても都合が悪いヤマケイなどのメディアは、余計に敢えてシェルパ斉藤を使いたいわけです(表向き犬連れ登山に問題がないように見える=ヤマケイブランドの維持)。結局やっぱりド文系さんは、この問題の重大さに今もまだピンとくることもなく、そんな小手先の印象操作で誤魔化せると思っているところが、本当に愚かなところなんですけどね。まあ、この事実を理解できる一般登山者もアウトドア愛好家もほとんどいないでしょう。だって、ほとんどがド文系さんですから。



Q 結局、ド文系自然愛好家は何が問題なんですか?

A 初心者を除けば、山や自然の世界においては、みんながみんな「自分は山や自然に詳しい」と胸を張っているのも事実で(笑)、確かにいくらド文系さんでも特定分野において、すごい知識を持っている人もいますし、そうでなくても、まあ個人がどう思おうと勝手ではありますが、そもそも「山や自然に詳しい」と判断する場合、何が指標となるか、ここでは考えてみたいと思います。
 ド文系さんが、その指標として思い浮かべるのは、共通して現地情報とか登山情報とか、あるいはグッズ情報、それに自然雑学情報ばかりです。でも「科学リテラシー」は、もうおもしろいように欠落し、指標候補として頭にすら浮かびません。念のためいっておくと、山の動植物名を覚えることとか、動植物に関するおもしろいトリビア情報みたいなことは、完全に雑学レベルの話しで、科学リテラシーのうちには入りません。
 そりゃそうでしょう。すべてのド文系さんに共通する完全不得意分野ですから。でも本当は「山や自然に詳しい」と胸を張る場合、最も重要な指標は科学リテラシーなんです。なぜそういえるのか。それは、みなさんが犬連れ登山問題のリスクを正確に評価できない時点で、みなさん自身によって証明されています。
 ド文系さんは、犬に問題があるといっても、まるでピンと来ません。この問題を理解するのに必要な科学知識がとにかく徹底的にカラッポなんですから、理解できるわけがありません。そこでド文系のみなさんは、「犬にそんな問題があるとは思えない」と想像しながらも、一方でそれを否定できるだけの知識も有していません。「うーん、どう判断すればいいのかわからない」。確かに感染症と聞くと、犬に問題があるかもしれないけど、犬はかわいいし、人間の役にも立ってるしなぁ…。よーし。わからないので、とりあえず犬側の方に3歩くらい下がっておくか…みたいな感じです(笑)。彼らは自分では判断できないので、行政やメディアの反応を伺うくらいのことしかできません。そんなもんで、よくも「山や自然に詳しい」といっぱしを気取れるもんです。
 現地情報みたいなことは、確かに知らないよりも知っている方がいいですけど、でもそんなことよりも、野生動物が絶滅する可能性を理解できることの方が、はるかに重要なのはいうまでもありません。「現地情報に詳しい < 野生動物が絶滅する可能性を理解できること」。いくら科学リテラシーがスッカラカンのド文系さんでも、さすがにこれは理解できますよね。
 そんなことも説明しないと理解できない時点で、そもそもド文系さんに「自分は山や自然に詳しい」と胸を張る資格があるのか、という話しにもつながってきます。みなさんと同様にそんなこともまるで理解できていないBE-PALやヤマケイをあたかも何かの権威のように位置づけている時点で、みなさん自身の程度まで知れるとしかいいようがありません。



Q でも理系の人からそんな指摘をされたことは一度もないですが?

A 理系といっても、理系の中でも最も多い「生物系以外の理工系の人」が、生物や生態系などの知識をきちんと有しているとは思えないのがひとつ。次にまともな生物系学部出身者であれば、みんな多かれ少なかれ日本の自然環境を取り巻く人的環境が実にお寒い状況というのは薄々理解していても、毎度毎度、ド文系さんに本当のことはいわないし、言っても無駄だと思っています。
 例えば、ド文系さんが自信満々に自然について語る意見に「いや、あなたの意見は完全に間違いですよ」といったところで、ド文系さんを不愉快にさせるだけであり(自分は山や自然に詳しいと思っているだけに余計に)、ド文系さんが「どうしてですか?」と疑問を呈するすべてのことにイチイチ説明して、すべて納得して頂くのは、かなり骨が折れます(ド文系さんには、生態系の意味みたいな基礎知識からして説明しなければならないのに加えて、おもしろいように定量的な視点も欠落し、そもそも自分の意見が間違いだということは誰でも積極的に理解はしたくないため)。
 なので「うわ〜!! なんじゃそりゃああ。このド文系さんは、そんなことも理解してないのか!!」とホンネでは思っても、表向きは苦笑いしながら「うーーーーん。どうですかねぇ……」というくらいのオブラートで五重に包んだような言い方しかしないわけです(笑)。ド文系さんのまわりは、やっぱり何も理解していないド文系さんばかりであり、ド文系さんの劣悪な意見を唯一軌道修正できるかもしれない、生物系学部出身者とド文系さんが意見を交わすような機会は滅多になく(やたら大量に存在するド文系さんに対して生物系学部出身者の相対的な数は圧倒的に少ない)、仮に機会があっても前述したように生物系学部出身者は必ずしもホンネをいわないので、ド文系さんの勘違いが、膨れに膨れて現代日本ではモンスターレベルになっちゃってる…というのが真実ですね。このことは、一般に広く報道されるような、そのほかの科学関連事案でもほぼ例外なく共通しています。
 以上のことは、まともな生物系学部出身者なら、みんな気づいています。もし生物系学部出身者なのに気づいていない人がいたとしたら、@実は大学であまり勉強しなかった人。A偏差値の低い大学か、生物系専門学校出身者。B自分の関心があることにしか関心がなく、ド文系さんの実態をよく知らない。C科学知識はあるが、年齢が若いために分析能力が不足している。以上4点のいずれかでしょう。



 
 
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