Nature
動物記
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目のまわりの白い縁取りが愛らしい
メジロ
Zosterops japonicus
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 前回にひき続き、実家周辺に生息する野鳥をもう一種取り上げたい。先日、裏庭に設置している餌台には、メジロが、皿にたまった水を飲みに何度もやってきていた。これまでも時々見かけていたが、よく観察してみると、どうも裏のツバキ林をねぐらにしているらしくて、数羽がヤブツバキの枝先で遊び、時々うちの庭のブナにまで飛んできて、目と鼻の先でさえずっていた。メジロは西日本では照葉樹林帯を好むようなので、裏のツバキ林にいても不思議ではないが、これまでは特に気にも留めていなかった。
 ウグイスにも似た体色は、ヤブツバキの枝先にいても、うまくとけ込んで目立たない。ツバキの葉色は、もっと濃いが、こういう中間色というのは自然が作る模様の中でうまく馴染むということなのかもしれない。
 それにしても、どうして目のまわりに白く縁取りがあるんだろうか。目を大きく見せることに何かメリットってあるのかなぁ。




餌台の水をしきりに飲みに来ていたメジロ。ずっとさえずっていたから、喉が渇いたんだろう 

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ヤブツバキの花に器用にとまるメジロ。くちばしが、花粉だらけ



 
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